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朝ドラが少し面白くなってきた。

久しぶりの投稿になりました。「おかえり、モネ」と「カムカムエヴリバディ」があまりにも繊細で良質なドラマだったので、現在放映中の「ちむどんどん」が多方面から総ツッコミ状態になっていて、長年の朝ドラファンとしては居たたまれなかったんですよ。さすがの自分もちょいちょい???な展開があったし。

いい役者さんが揃ってるだけに惜しい!と歯がゆい気持ちがあって、ずっとムズムズしていて。

40年近く朝ドラ観てきた「朝ドラ」そのもののファンとしては、何とかいいとこ見つけて朝ドラを応援したい!と思っていたところ、今週に入っての新聞社編がなかなかにいい感じではないか!と嬉しくなって、久しぶりにnoteを書いてみようと思ったわけさ。(エセ沖縄ことば)

今日の内容

第8週 39回(2022年6月2日)の内容はこんな感じ。

  • 和彦、追加取材依頼に失敗

  • 歌子、オーディション予選に合格

  • 田良島さん、ナイス人脈

  • オーナー、イタリア語もペラペラ

  • 歌子、最終選考で倒れる

  • 暢子、記事探しを諦めない

  • 歌子、失格に落ち込む(お母ちゃんに泣けた)

  • 良子、女の子を出産

暢子の無知が和彦を救う?

暢子のいい意味でまっすぐ悪く言えば深く考えない気質が周りに作用してる。上司の言葉をパクッて(笑)歌子に勇気を、諦めず新聞記事探して和彦にチャンスをもたらしてる。いい流れだと思う。

暢子が一人前のイタリア料理のシェフになりたい、と言ってるのに、ナポリの位置も店の名前の由来も知らない、覚えようとしてなかったことには驚いたけど、新聞社編への布石だったわけね。

も教えなかったんかい!っって、まああの頃は「先輩の背中を見て学べ」的な感じだっただろうし、仕事に知性が必要という頭が暢子にはなかった。

世間知らずだけど、一生懸命、そして空回りしててもめげないしょげない、メンタルというか鈍感力?で慣れない新聞社で奮闘する暢子、私は嫌いじゃないです。そうだ、今さらだけど和彦くんとの再会、そんな都合よく再会するか?とも思うけどドラマだからいいんです。ここは許容範囲。成長した和彦くんの登場は私も嬉しい。

朝ドラ常連俳優、山中崇さんの上司っぷり推せる

山中崇さん演じる、ぶっきらぼうだけど真っ当な上司、推せる。ドラマの中のこういう上司好き。

山中さんは「ごちそうさん」で売れない文士を演じてた。文章に縁のある役。ごちそうさんでは高畑充希ちゃんが歌で人生開けるヒロインの妹を演じていたな。とつらつらと思い出す。

山中さんは「半分、青い。」でユーコの旦那さん役も演じてましたね。

何も考えてないからこそ妹を救う暢子

料理は一番食べて欲しい人の顔を思い浮かべて、その人のために作るだろ? 新聞も一緒。伝えたい誰かに向かって書く。この記事を誰に何を伝えたいのか。

上司のその言葉を聞いて、暢子が歌子に

「歌も一緒。一番聞いてもらいたい人を思い浮かべて歌えばいい」

と言って励ますのもよかったな。たとえ受け売りでも、妹には頼りになる姉の言葉として響いて、緊張がほぐれて自分を出すことができたんだから。

あなたはあなたのままでいい

自分でオーディション受けるって決めて。
知らないの前でも、ちゃんと歌えた。
すごいことだと思うよ。

急がなくていい。
歌子は歌子のまんまで。
ゆっくり歩いていけばいいさ。

よくがんばったよ。
お母ちゃん、とっても誇らしい。

暢ねえねえに励ましてもらい審査通過するも、肝心なところで熱を出して失格。自己肯定感ダダ下がりの歌子に、できたことだけを認めて子供を全肯定するお母さん。今日は本当に沁みました。(賢秀にはもう少し何か言って欲しいけど 苦笑)

あなたは、あなたのままでいい。

それがどんなに心強い言葉か。
子供にもいつもそんな言葉をかけられる母でありたい。

新聞社=メディア編は、がぜん面白い

張り切って誌面を改善しようとする若い新聞記者、和彦くんが、肝心なことを取材で聞けず書いた(たぶん内容うっすい)記事に、「新聞はお前の意見発表の場所じゃない。人物を読者に伝えられるかどうかだ」と、しごく真っ当なことを言う。

和彦くんにはかわいそうだけど、うっすいネット記事が氾濫してるこの世の中に、もっと言ってやれという気になった(笑)。

新聞で想像力を養う暢子

  • 身内に「さん」はつけない

  • お宅の会社、じゃなくて御社

  • うちの会社、じゃなくて弊社

  • 行く、じゃなくてうかがう

  • 言ってました、じゃなくて申しておりました

社会人なりたては慣れないよね。今では普通に使えるけど、自分も新入社員のときは慣れなくてがんばって覚えたことを思い出す。

そして田良島さんの
新聞を好きになろう大作戦!

料理は一番食べて欲しい人の顔を思い浮かべて、その人のために作るだろ? 新聞も一緒。伝えたい誰かに向かって書く。この記事を誰に何を伝えたいのか。

「読者の投稿欄」みたいな読みやすい部分から新聞に親しませるのは、子供の新聞教育でもよく取り上げられています。新聞初心者(笑)の暢子にはピッタリだと思う。

そして、膨大な投書の記事を探すという仕事をすることで、前日の「新聞に親しむ入口として読みやすい読者欄から読む」「投書した人の気持ちになって読む」100本ノックになっている。ここから暢子が「人の気持ちを想像する」「文章で知を身に着ける」ことの大切さに気付く流れだといいな。


そんなわけで、新聞社編になってから、思いのほか楽しんでいる自分がいます。でーじ、ちむどんどんするさー!嬉しいからエセ沖縄ことば使っても許してください。


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