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ティーンエイジャーよ永遠に

私はティーンエイジャーを扱った主に欧米の青春映画が好きで、30代半ばになった今も惹きつけられるものがある。とは言ってもザ・アメリカンな「おバカでエッチなはちゃめちゃ学園コメディ」や、

「眼鏡のニキビヅラの矯正っ子ケリーがフットボール部の部長エリックに恋をしたけど人気者の彼は、学園のヒロイン、ブロンドのエミリーとすでに付き合っていた…でもある日…」みたいなのでもありません。(いや、嘘、こうゆうのも嫌いじゃない)

どちらかというとヒリヒリする、救いようのないものだったり、そうじゃなかったとしてもいわゆるわかりやすいハッピーエンドではない現実的な作品が好き。特に「女の子二人」を扱ったものが好きです。関係性は親友でも、恋人でも、友人以上恋人未満でも、とにかくただ特別な「女の子二人」が好きです。

例えばスウェーデンの「ショー・ミー・ラブ」は昔から大好きな作品。
スウェーデンの「オーモル」とかいう田舎町に住む退屈な少女エリンが、いじめられっ子同級生の地味なアグネスと知り合い、友情以上の自分の気持ちに気付いていく。すごく地味な映画なんだけど、とても瑞々しくて、後味の良い作品です。

他にも残酷で痛々しいけど、胸に迫るものがあるドイツの「ビター・スウィート」(ダサい邦題)

言わずとしれた凄まじいセックスシーンがある心揺さぶられる「アデル、ブルーは熱い色」

そしていわゆる神ゲーである(といいつつほぼ映画みたいなもの)「ライフイズストレンジ」!

このあたりもほんとに好き。
なんだろうな〜、男女のそれとは違う、ニコイチ感というか。「あんたにはあたし、あたしにはあんたしかいないのよ」っていう感じ。
そしてこの「特別な二人」な感じって、やっぱりティーンネイジャー独特な気がする。社会に出て、仕事したり結婚したり子ども出来たり、そんな中でこの「特別な二人」でいられるのって悲しいけれどやっぱり難しいよね。だからこそ、限られた時間の中で育む、男女の恋愛とはまた違う「特別な二人」にとてもとても、あこがれていました。いえ、今もあこがれています。
その欲を満たすために私はいつまでもティーン映画を見るのだ!

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