韓国人と結婚しても韓国語が上達するわけじゃない
韓国在住です。気づいたら、10年以上も経っていました。
夫は韓国人です。結婚相手が韓国人で、韓国に10年以上住んでいるとなると、韓国語がペラペラだと思われがちですが、実際、そんなことはありません。
「それでも毎日会話をするわけだし、上達するよね?」
いいえ、繰り返になりますが、そんなことはありません。
最近、韓国語がまったく上達しない壁にぶち当たっています。むしろ後退しています。自信を持って、断言できます。
ということで本記事では、韓国人と結婚しても韓国語が上達しない個人的な理由を並べてみました。
1.生活で使う言葉は限られているので、語彙力が上がらない
毎日韓国語を使っているとはいえ、使用する言葉が多様かというと、そんなことはなく・・・。普段の生活で使う言葉は限られ、難しい単語や熟語を使うことはほとんどありません。
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2.言葉を正しく使おうという気にならない
学校や会社とは異なり、家では多少間違った言葉を使っても、注意されることもなければ、問題になることもありません。そのため、正しく使おうという向上心がなくなります。
また日本語同様、韓国語にも丁寧語、敬語、謙譲語があるのですが、家では厳密に使い分ける必要はないので、常に、適当に使っています。
日本よりも上下関係が厳しい韓国。本来なら年上の彼には敬語を使うのが望ましいですが、まったく気にしません。彼の方も、敬語を使ってほしいとは思っていないので、100%甘えています。
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3.分からないことは訊けるので、覚えようとしない
旦那が韓国人だと、知らない単語や表現に出会っても訊くことができるので、助かります。しかし隣に答えてくれる人がいるからこそ、自分では覚えようとしなくなります。
同じ質問を何度したことか・・・。しかも、以前にも訊いたことがあると覚えているのに、その答えは覚えていないという身勝手さ。悪いなあと思いつつ、そんな身勝手さを正す予定は、今のところございません。
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4.こそあど言葉で通じるので、努力しない
一緒に居る時間が長ければ長いほど、お互いの言いたいことが分かるようになります。ある日のこと、TVに出てきた歌手を見て、こう言いました。
彼はすぐに「そうそう、あの人」と答えてくれました。
一緒に過ごした想い出が増えるほど、語彙力は必要なくなります。そして、努力もしなくなりました。
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5.日本語が通じるので、困らない
そもそも彼は日本語が話せます。その時点で、韓国語を学ぶ重要度が下がります。
出逢った頃は、日本語で会話をしていました。現在、カカオトーク(日本でいうところのLINE)ではハングル10割、会話では韓国語8割、日本語2割といったところでしょうか。
日本語が分かるので、韓国語で話していても、知らない単語は日本語で置き換えることができます。ちゃんぽん言葉が通じるということは、知らない単語を覚える必要がなくなるというわけです。
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6.通じなくても「もっと頑張るぞ!」に繋がらない
以前、特に一人で住んでいた頃は、言葉が通じるか通じないかは死活問題でした。
言いたいことが表現できない、もどかしさ。通じたとしても、もっとこう言えば良かった、ああ言えば良かったと、後悔と反省の嵐。しかしそれは、見方を変えると、韓国語を学ぶモチベーションにもなっていたのです。
不思議なことに、これが彼との会話になると、通じなくてもさほど気になりません。結局は通じるからというのもありますが、「今度同じような場面になったら、こう言おう」という気すら起きません。向上心、皆無。
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学生の頃、外国語を上達させたいなら「友人を作ると良い」「彼氏・彼女を作るとさらに良い」と聞きました。間違いではありませんが、それでも、自分なりの結論はこれです。
自らが進んで学ぼうとする意欲が無ければ、どこにいても、誰といても、言語は上達しない。
経験上、ただ生活しているだけでは、韓国語は上達しませんでした。結婚相手が韓国人でも同じで、学ぶに適した環境にいても、姿勢次第では、その利点を活かすことはできないのです。
つまり重要なのは、意識と行動!
――という、自分への戒めで今回は終わろうかと思います。
※本記事は、NoKaOiさんのこちらの記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございます! どこも似たようなものですね(笑)
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