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ベルギー&オランダひとり旅#02.ブリュッセルは煌びやかで可愛らしい街だった

 ブリュッセル国際空港に到着したのはお昼過ぎ。

 思っていたよりも規模は小さく、スムーズに入国できました。入国審査の方も親切でフレンドリー。

審査官:「Museum は混んでるから朝早く行った方がいいよ。チケット買って入館するのに時間が掛かるからね」

私:「大丈夫。ちゃんとネットで予約したから(るんるん)」

審査官:「時間指定はしたかい? チケットに書いてある? そうか、それなら安心だ! まあ、明日は平日だから週末ほどは混んでないだろうけどね。アントワープにも良い Museum がたくさんあるよ!」

 そして移動した鉄道駅では、駅係員の方に「お困りですか?」と声を掛けられました。

 大学生くらいの若い方だったので、バイトだったのかもしれません。笑顔が素敵でエネルギッシュな子。チケットを購入したはいいものの、プラットフォームが分からなかった私に気づいたようで、声を掛けてくれました。

 「Where are you from?」

 ジャパンだと答えると、「日本人ですか!?」とまさかの日本語が返ってきました。毎晩家で勉強しているそうです。独学とはすごい。しかも発音が見事で、10代の話し方そのままでした。おもしろい子だなあ。

 到着早々、心躍る出会いです。

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ブリュッセル散策

 ――それから30分弱。予想外の速さでホテルに到着しました。

 美術館は翌日と決めていたので、まずは街をゆっくり散策。ブリュッセルには EU や NATO の本部が置かれていることもあり、勝手にフランクフルトとアムステルダムを足して2で割ったような都会だろうと想像していました。

 実際は、華麗な印象を与えつつも、どこかこじんまりとして長閑な雰囲気の漂う街だった気がします。

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◆ヨーロッパを感じさせる光景

パントマイムの金さん銀さん

 ――路上パントマイム。

 ホテルを出て1分足らずで見掛けたこの風景にヨーロッパを感じました。こういう銅像を見掛けたら、真横は通らないようにするのがお決まりです。急に動き出しちゃうから心臓に悪い。 

スーパードライって言われたらビールしか思い出さんよ。

 「Superdry 極度乾燥(しなさい)」

 初めて見たのはタイかラオスか、はたまたフィリピンだったか・・・。

 ある日、一緒に働いていた現地スタッフがこのTシャツを着て来たことがあったのですが、あまりにもあやし過ぎる日本語に眉をひそめた私に対し「これは世界的に有名なブランドなんだよ!(バッタもんじゃないよ)」と教えてくれました。半信半疑で調べてみると、確かにイギリスのブランドなんだとか。

 有名なだけあって、ブリュッセルにもありました。

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◆小便小僧

 ブリュッセルといえば小便小僧

 「世界三大がっかり名所」という不名誉な称号のおかげで、その小ささに驚くことはありませんでした(エッヘン)。もちろんがっかりもしませんでしたよ。

 それよりも、個人的には位置の低さに驚きました。低っ!

小僧さん、てっきりもっと高い場所にいるものだと思ってたよ。

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◆グラン=プラス

市庁舎
王の家

 ユネスコの世界遺産に登録され、世界で最も美しい広場の一つと称されるグラン=プラス

 そこまで広くはない広場ですが、市庁舎や王の家などの緻密かつ豪華な建物に囲まれていると、物語の中に入り込んだような錯覚に陥ります。

 おすすめの時間は、陽が沈みかける時間帯から暗くなるまで。灯りとともに煌びやかな異世界が浮かび上がります。

◇◇

◆ギャルリー・サンチュベール

 グラン・プラスからすぐの場所に位置するギャルリー・サンチュベール

 1847年に完成したヨーロッパで最も古いショッピングアーケードの一つで、チョコレート店や老舗のカフェなどベルギーの名店が建ち並びます。

 崇高な趣のある古い建物に柔らかな光が注がれて、歩くだけで楽しい通りでした。昼間は青空を感じさせる天井ですが、夜には落ち着きのある神秘的な姿に移り変わります。

◇◇

◆サン・ミッシェル大聖堂&ノートルダム・デュ・サブロン教会

 旅の一番の目的は絵画でしたが、その次の目的は教会や大聖堂を楽しむことでした。

 昨年のオランダ旅行では時間が足りず、教会はすべて外観のみ。今回は聖堂のステンドグラスや祭壇画をじっくり鑑賞し、ゆっくりと心を静める時間を持つことができました。感謝、感謝です。

サンミッシェル大聖堂
ノートルダム・デュ・サブロン教会

◇◇

◆観覧車と展望台

 とりあえず気の向くままにあちこち歩いていると、観覧車が見えてきました。

 ザ・ビュー(The view)と呼ばれる観覧車ですが、この辺りは高台に位置しているため、乗らなくても見晴らしの良い眺望を満喫できます。

◇◇

◆芸術の丘

 王立図書館や王立美術館、楽器博物館に囲まれた芸術の丘

 気持ち良いほどに開放感ある景観を、フランス式造園が美しく彩ります。心なしか、空を泳ぐ雲たちも活き活きしているようでした。

 疲れた足を休ませるのに丁度よい空間ですが、写真を撮るのに忙しくなってしまいますね。

アルベール1世の騎馬像

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◆寄せ集め

ブリュッセルで一番好きだった建物。
自転車のせいでオランダっぽいとか思っちゃう。
ガイド付きの団体客がいた場所。
きっと歴史的に重要な建築物なのだろう。
あら、ジョン・レノンさん。こんにちは。
エリザベート女王の像
鳩に関する逸話が残ってるからこういう像になったのかと思ったら、本物の鳩が乗っかってるだけだった。
(※既出のアルベール1世の像と向かい合う形で建てられていますが、対照的なほどに威厳を感じさせません。功績のせい?人気のせい?)
ノートルダム・デュ・サブロン教会の向かい側にある公園。
犬が走り回って警察が来ていました。長閑だなあ・・・。
王立美術館を出たところで発見。
このまま空に向かって飛んで行っちゃいそう。そうなら連れてってほしい。高所恐怖症だけど。
Are you awake!
ガオ!
公園にて。
通りに吊るされた植物がかわいい。
空を見上げる度にヨーロッパは黄砂がなくていいなあと思う。
晴れててもどこかどよ~んとしてるソウルとは違う(うらやまぴぃ)。
ベルギーといえばワッフルんるんるん!
有名なお店らしく食べたかったけど、ひとりでこの量はなあ・・・ということで断念。

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