さよなら、ニセえもん。こんにちは、しおり
10月に入り、1日10個ずつ断捨離をしようと決めました。
「断捨離」の言葉ひとつで何だかミニマリスト系のかっこいい大人を想像してしまう私ですが、勿論そんな大したことではありません。ただ、モノを減らしたてスッキリさせたいという想いひとつで始めました。
基本ルールは、1日に何でもいいので家にあるものを10個捨てること。
本当に何でもいいんです。本や服はもちろん、財布に入れたままにしているレシートやメモの紙切れでも 。1日目はデスク周りを整理しながら、使用済みのノートやインクが出なくなったペンを整理して捨てました。
そうそう、交換でもいいんです。
たとえば、毎月初めに交換すると決めている台所のスポンジ(これが往々にして忘れてしまう)を捨てて新しいものをおろしました。これもひとつにカウントします。
メリットは単純にモノが減って整理整頓されるだけでなく、意図せずして掃除も一緒にしてしまうことです。
ペンのインクの出を確認しているときは、折角なのでペン立てをウェットティッシュで拭きました(えらい)。意外にも底には埃が溜まっているものなんです。本棚の整理をしているときも、同時に拭き掃除をしておきました(えらい×2)。
そんなことをしていると、本棚に飾っていたドラえもん・・・じゃない、ニセえもんの貯金箱に気が付きました。
この子は韓国に来てすぐに友人からもらったものです。偽物ではあるものの、出来のいい魅力的な笑顔に惹かれて、ドラえもん好きの私にプレゼントしてくれました。
ポケットを白色に塗り替えさえすれば、本物と変わりない貯金箱。この子を見る度に、南大門市場の「完璧な偽物あるよ!」というお兄さんの威勢のある掛け声が聞こえてきます(そういえば最近は見掛けなくなったなあ)。
最初の頃は500ウォン玉を入れていました。貯金箱なのでね。ここ数年は小銭を使うこともなくなり、ただの置きものと化していました。それでも、3度の引っ越しでも着実に生き延び、実に10年以上も同じ家で暮らしていたわけです。
そんな感じで、実は結構大切にしてきたニセえもん。
でも、もうこの関係は終わりにしようと思いました。何でだろう。自分でも分かりません。そういう時期が来た。それ以外には言い様がありません。
断捨離の餌食となったニセえもん――。
今までありがとう。
君を見るだけで、いつも笑顔になったよ(マジで)。
新たな出会いもありました。
韓国の伝統生地で作られたしおりです。いつ、どこで、どのように手に入れたのか、全くもって覚えていません。普段は使うことのない筆箱を1年ぶりに開けたことで、出てきました。
何て素敵なしおりだろう!
淡い色合いが温かさを醸し出し、こころ惹かれます。これは使わなければと意気込んで、袋から取り出しました。
ただ、最近の読書はもっぱら kindle でしおりを使う機会はほとんどなく。仕方ないので、今は手帳に使っています。ご親切にしおり用のリボンが2本も付いている手帳ですが・・・。
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