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#119 厄介な症状である肋間神経痛

日々、忙しい時を過ごして
おられるかと思いますが、
皆さんはこんな症状を
経験したことはございませんか?

・上半身(主に背中)の片側に痛みがある
・深呼吸やくしゃみをした時に、
肋骨が痛くなる
・カラダを動かした際に、
電気が走るような痛みがある
・座ってる状態から立とうとすると、
背中から肋骨にかけ痛みが出る

これらの症状に当てはまる方は、
肋間神経痛の疑いがあるかもしれません。

肋間神経痛は病気の名前ではなく、
あくまで症状を示す言葉でございます。

肋間神経痛とは肋骨と肋骨の間(肋間)を
走る神経がなんらかの原因で
痛みが出た状態のことをいいます。

初期の段階では、少しの違和感のみで突然の強い痛みに襲われるわけではありませんが
筋肉などの硬さや張りなどが徐々に
蓄積していき、症状が強くなっていきます。

また日常生活の負担などの
蓄積により生じるため、
しっかりケアをしていかなければ
再発や慢性化する恐れも考えられます。

症状にはいくつかの原因が考えられます。

・ストレス、疲労
・長時間のデスクワーク
・不良姿勢
・脊柱の歪み
・妊娠でのお腹の圧迫

他にも肋骨の骨折や、脊柱の疾患や
最近増加傾向にある「帯状疱疹」が
原因と考えられています。

さらに脊柱の疾患では
・椎間板ヘルニア
・変形性脊椎症

などが挙げられます。

疾患以外だと栄養素(ビタミンなど)の
不足でもなることがあり
循環が悪くなると筋肉が硬くなり、
発症すると言われています。

水筒帯状疱疹ウイルスによる
肋間神経痛が疑われる場合は、
速やかに医療機関に相談してください。

肋間神経痛が身体の不具合により
生じてしまっている場合は、
神経の圧迫が緩和されると
症状が軽減されます。

日常のケアでも神経の圧迫を
緩和させるようにすることで、
症状の軽減を促すことができます。

日常の予防やケアでは、
・身体を冷やさない
・同じ姿勢で過ごさない
・ストレスを発散する
・睡眠時間を十分に確保する
・適度に運動を行う
・肋骨周囲のストレッチを行う
・食事療法
などを行っていくことが
大切になってきます。

身体に出てくる何らかのSOSは、
日常の積み重ねで起こってくることも
多々ありますので、
今一度、ご自身の身体や生活スタイルと
向き合っていただければ幸いです。