ライドシェアや電動キックボードが社会にもたらすもの

近年、次世代の移動手段をもたらすスタートアップが続出している。LUUPやチャリチャリのような電動キックボード・レンタサイクルを街中で見かけるようになったことに加え、今後はライドシェアの規制緩和に伴い、newmoをはじめとしたライドシェアのスタートアップがよく見られるようになるだろう。

私はこうした新しい移動手段(以下、「次世代モビリティ」)は単純に移動手段のオプションを増やすだけでなく、人々の日常の行動に新しいトレンドを生み出すと考えている。具体的には、「駅近」以外の地域への周遊増加をもたらすと考えている。

日本の都市は駅を中心として発展した

まず、前提として、日本の都市は鉄道を中心として発展した。阪急電鉄や東急電鉄といった鉄道事業者が、ターミナル駅や自社路線駅を中心に宅地造成や商業施設の建設といった都市開発事業を行った。結果として、都心部では駅周辺、近郊部では鉄道路線沿線を中心に商業施設が発達した。結果として人々は、日常的に駅を中心とした周遊を行う。これは、同時に都心部・駅周辺の混雑増加や過密を生み出している。

次世代モビリティは駅と駅との間への移動を促す

しかし、次世代モビリティの発展により、これまで待ち時間を要するバスや徒歩によって人々が移動していたエリアに対して、安価なライドシェアやレンタル電動キックボード・レンタサイクルといった移動手段が生まれた。また、こうした新たな移動手段は消費者にとって、MaaS(サービスとしての移動手段: 定額であらゆる移動手段に乗れるサービス)や自動運転車の普及によって、さらに魅力的な選択肢となる。

ライドシェアは、人々がこれまで容易に行けなかった場所に行くことを可能にする

とりわけライドシェアは、人々がこれまで容易に行けなかった、もしくはコスト上の制約からタクシーを使用してまで向かわなかった場所に移動することを可能にする。このとき、これまでだったら集団でバスや電車に乗って移動していた個人が、ライドシェアに乗って、駅の場所関係なく、行きたい場所に行くようになる

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