高比良ハルカ

起業家・ソフトウェアエンジニア 慶應理工'24 深層学習とまちづくり、心理学…

高比良ハルカ

起業家・ソフトウェアエンジニア 慶應理工'24 深層学習とまちづくり、心理学 平日ほぼ毎日、テクノロジーや社会課題について呟きます。

マガジン

  • モビリティと観光の未来

    モビリティと観光の未来について書きます。

最近の記事

イーロン・マスクからの若者に対するアドバイスを聞いて

引用 *引用は意訳です。 0:35 「社会で消費している以上のものを生み出しているか?」 特にヒエラキカルな組織の中にいると、自分が隣の人から奪い合ったり、もしくは隣の人と競り合おうと考えることに熱中してしまう。しかしながら、我々は人類史の時間の流れの中で、資本主義のゲームを遊んでいる存在に過ぎない存在である。日夜、自分が人類史に対して何を貢献出来るのか自問を欠かさず、前に進むのだ。イーロンの言論に現れている進歩主義 - 無から有を生み出すことで人類を前進させる思想は、

    • VRはコスモポリタニズムをもたらすか

      最近、X上で「インプレゾンビが日本語で文化を発信している」ことが話題になっている。かつてはインプレッション(X上の投稿の既読数)を稼ぐためにスパム活動を行っていたアカウント(これを「インプレゾンビ」と呼ぶ)に対し、日本人が彼らに対し、スパム活動の代わりに日本語で現地の文化を発信するとインプレッションを稼げるとアドバイスしたところ、彼らは日本語で投稿を始めたのだ。 全く異国の地におり、全くの赤の他人がX上で交流し、新しい運動を生み出したのである。インターネットはこうした、国境

      • クリエイターエコノミーがもたらすなめらかな社会の重要性

        人間が持つ価値には何があるだろうか。経済的な面だけを見ると、資本主義における労働に対する対価 - 労働によって企業に対して生み出した価値の一部 - でのみ測られると解釈することもできる。しかしながら当然、「お金によって計れない価値」はあるはずである。しかし、いくら価値を持っていようと、それを経済的価値に変えなければ価値が生まれない。近年のYouTubeをはじめとしたソーシャルメディアや、noteをはじめとするメディアは、これまで収益化されなかった個人の価値を収益化する手段を提

        • 考察: ライドシェアの価格帯はどのくらいに収まるのか / 消費行動に影響を与えるのか

          動機 「(これまで公共交通機関を用いていた人々が)ライドシェアを用いて移動するようになる」という現象が日常的に生じるとするならば、駅付近以外におけるフットプリントの増加による不動産価格の変動、商業施設の立地変化といった変化が生じ、新しい事業機会が生じる。この現象が実際に起こるのか、検証しようと考えた。 前提 ライドシェアは価格競争が起こりやすい市場である。サービス間で顧客体験に大差がないためプレミアを載せにくいため価格以外の競争要因を担保しづらく、かつ業界トップの企業の

        イーロン・マスクからの若者に対するアドバイスを聞いて

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        • モビリティと観光の未来
          2本

        記事

          ライドシェアや電動キックボードが社会にもたらすもの

          近年、次世代の移動手段をもたらすスタートアップが続出している。LUUPやチャリチャリのような電動キックボード・レンタサイクルを街中で見かけるようになったことに加え、今後はライドシェアの規制緩和に伴い、newmoをはじめとしたライドシェアのスタートアップがよく見られるようになるだろう。 私はこうした新しい移動手段(以下、「次世代モビリティ」)は単純に移動手段のオプションを増やすだけでなく、人々の日常の行動に新しいトレンドを生み出すと考えている。具体的には、「駅近」以外の地域へ

          ライドシェアや電動キックボードが社会にもたらすもの

          現代の教育の歪さ

          自分が死ぬまでにどうにかしたいものの一つとして、教育がある。私自身、いわゆる地方の資格至上主義、理由もなく医者や公務員になることをよしとする思想の家庭で育ち、キャリアに関して自らの考えを持つことが許されない環境下で育ったのち、それに抗って大学進学し、4年間様々なキャリアを見てくる中で、教育分野の問題点が見えてきた。それは、現代日本の教育が現代社会、もしくはこれから来るであろう社会の要請に合っていないということである。具体的には、個人の思考を尊重しない姿勢に問題があると考えてい

          現代の教育の歪さ

          地球を救うビジネス: パタゴニアの持続可能な挑戦

          自社とは直接関係がないですが、面白い話を聞いたので - パタゴニアは、アメリカの登山・アウトドア用品ブランドであり、持続可能な商品開発をモットーにしている。この企業は、環境に優しい製品を作るだけでなく、売り上げの1%を環境保護団体に寄付するなど、積極的に地球保全活動に貢献している。 創業者イヴォン・シュイナードはパタゴニアの使命を、「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」と表現している。この哲学を実現するため、彼は会社の株式を100%環境危機と闘う非営利団

          地球を救うビジネス: パタゴニアの持続可能な挑戦

          自己紹介

          はじめまして。高比良ハルカ(「悠」と書いて「ハルカ」と読みます)です。現在は慶應義塾大学理工学部の4年で、現在は新しい事業の立ち上げ準備をやっています。大学時代の大半はテニス、旅行をやる傍ら、プログラミングサークルを立ち上げるなどアプリ開発に没頭していました。 個人的にサイバーエージェントの藤田氏の創業初期のブログを読むのが好きで、自分もnoteに色々書き溜めて、後でこういうのを読み返せると面白いかなと初めてみました。いいね・フォローして頂けると喜びます。 プロフィール