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ミニマリストにこだわるのやめた

30歳でカナダにワーホリに行ってから、
どんどんモノを手放していった。

メンタルが落ちていた時を乗り越えて、
35歳にアメリカに行った時は、
暖かい場所に行ったのもあり、
いくつかのシェアハウスを
スーツケースとリュックで転々としていた。

ほとんどにもつが増えず、3年いたけど、同じ量で帰ってきた。

ミニマルライフに興味を持ったのは、
30代初めでドミニック・ローホーさんの本を読んで、
無駄がないスッキリした生活をしてみたいなと思ったから。

でも20代に雑貨屋で働いてたり、
とにかく安くて可愛い服が好きだったおかげで、
部屋がゴミ箱のようだった。
(母には豚小屋と言われるほどの汚部屋住民でした)

その頃のわたしは、本当に探し物が多かった。

ちなみに母も服が多く、片付けられない人だったので、
高校でバレー部だった時、
何度もハイソックスやユニフォームが家の中で紛失して、
いつも試合前日から探してた。

しょっちゅうロゴが違う靴下を履いていた覚えがある笑

それがすごくストレスだったのと、
とにかく片付け、掃除が嫌いだった。


でもこの10年くらいは、
自分の持ち物は厳選されたものだけ残った。

今では少し増えたけど、服は25本のハンガーにかけられる分しかない。

紙媒体もだいぶデジタル化してたし、
本もKindleで読んで、紙しか出てなければ、すぐに売ったりしてた。

でも、子供が生まれてもうすぐ3年。

いろんな場所を転々と暮らしたいと思っていたけど、
もう幼稚園に通ったり、これから学校に通うようになると、
そう簡単に引越しはできない。

それに、一気に子供のものが増えたり、
わたしも着てる服を汚されたりすると、予備が増えてきた。

そして、このテーマを書こうと思ったきっかけは、
紙の本を買い始めたこと。

自分の好きだったものを思い出しているうちに、
わたしは、ノートが好きだし、本が好きだし、
紙の手触りが好きだったことに気づいた。

昔、本棚に全巻揃った漫画とかCDとかが
綺麗に並んでいるのがなんとも好きだった。

その感覚を思い出し、また本を読み始めた。

そしたら、またハマってしまったのだ。

そもそもミニマリストの定義って、
必要最低限の物で暮らす人ってことだけど、
断捨離や片付けの番組が好きだったり、
無機質なお部屋を見るのが好きだったのもあり、
SNSで発信始めた頃は、ミニマリストという肩書き(?)で発信を始めた。

お仕事にもしたくて、整理収納アドバイザーの資格もとった。

もうこれを仕事にしていこうと思ってた。

けど、なんか続かなかった。

それを仕事にできたら楽しいだろうなと今でも思うけど、
ふと、本を買い始めてから思ったことがあった。

こうして、ミニマリストとして、
ものが少ないことが自分の中でいいことだと思ってきたけど、
もしかしたら、その思い込みを外したら、
もっと人生が豊かになることが見つかるかもしれないって。

もちろん、ものの少ない生活は大雑把で掃除が苦手なわたしには楽だし、
いいんだけど、何かちょっとした「幸せ」とか「好き」をとりこぼしている気がした。

本当にいらないものは買わないけど、
ちょっとくらい無駄があってもいいんじゃないかって。

本を買い始めたのは、娘が読む絵本がわたしも好きだったから。

そして、わたしも子供の時に好きだった、
シルバニアファミリーや可愛いおもちゃで、
雑貨好きだったわたしの心を踊らせたから。

飾りとかもう全然持ってないけど、
本当は細かい雑貨に萌えて仕方がない。

ホコリはすぐ溜まるし、なんの役にも立たないけど、
わたしに癒しをくれる。。

そう考えてたら、ミニマリストにならなくてもいいかもって思えた。

アイドルとかには興味がないけど、
推し活をしている人を見ると、本当に羨ましいと思ってた。

自分にはそこまで好きって言えるものがないし、
1人の人に本当に夢中になれるってなかなかできないよなって思う。

思い返してみると、推しがいる友達を見て、
自分の好きだったモノを探し始めたのかも。

そんな訳で、昔好きだったモノを思い出して、
当時聴いてた音楽を聴いては思い出が蘇り、
たまに1人で目頭熱くしたりしてます笑

今でも効率よく生きたいと思ってるけど、
人生を豊かにする無駄をこれから愛でていこうと思います☺︎




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