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編曲作家から地域通貨?YELLTRONに迫ってみた!

あっという間に3月最終週!
新生活の準備皆さんはもうできていますか?

こんばんは
LtG Startup Studio公式noteへようこそ!
現役大学生のこーさくです😆

今回は大好評企画第4弾!
LtGで活躍するファウンダーさんの素顔に迫る
インタビューです。

楽しくインタビューさせてもらいました!

今回は
株式会社YELLTRON 代表取締役CEO
大坂良平さんにお話を伺いました!

元々は音楽の道に進み
編曲作家として活躍されていた大坂さん。
現在は地域通貨を使ったサービスへ
一見結びつかなそうに見える二つの道が
交わることになった転機とは?
迫っていきます。

生粋の東京育ち、サッカー選手でプロを夢見た

--大坂さん、本日はよろしくお願いいたします!
まずは生い立ちから迫っていこうと思うんですけど
出身はどちらになるんですか??

大坂)よろしくお願いします!
出身は東京都の足立区と葛飾区の間
亀有っていうとこなんですけど、
まあ東京では比較的治安が悪いとされてまして笑
そういったローカルな場所で育ちました。
なので生粋の東京育ちです。

サッカーをずっとやっていて
真剣にプロを目指していまして
高校進学のタイミングで京都に行くことになりました。

プロチームのユースでプレーするところまでは
行ったのですが…
やはりプロにはなれず
結果、東京に帰ってくることになってしまったんですよ。

--そうだったんですね。
東京の大学に進まれたんですか?

大坂)いや、結果として大学には行ってないんですよ。
元々、中学生の時に
サッカーの道に進むことにはなるんですが
その時に選択肢として迷ったものが
芸術の道だったんですよね。

なので、地元に帰って芸大にいくために勉強しよう。
そのタイミングで
大手天丼屋チェーンでバイトを始めたんですよ。
店長代理まではいきました笑

サッカー少年から芸術の道へ!その予定が…

--そうだったんですね、でも結局芸大へは
進まれなかったじゃないですか。
どういった経緯があったんでしょうか?

大坂)はい。
そのバイト先に当時、良いなと思う子がいまして笑
その子が音大に通っていたんですよ。
でもあんまり話したことなかったんです。
まあ、男としては共通の話題を作って話したいもんじゃないですか。

なので
「俺もクラシック好きなんだよね!教科書見せて欲しいな!」
という大嘘をつきまして笑
なんとか話すきっかけを作ったわけですよ。

--すごい…でも音大の教科書って難しいですよね?

大坂)訳がわからなかったです。
音楽に全く興味が無かったので
「この音符いいね」みたいな適当なことを言ってました笑

でもそれを読んでたら
何を思ったか
俺にもできんじゃないのと思っちゃたんですよね。
そこでちょっと音楽のことを勉強して
いろいろとやった結果、なんとですね
編曲とかレコーディングエンジニアの仕事に就くことができました。

--天才ですよね、いきなりそこまでいっちゃう?っていう感じなんですけど
展開が早すぎてびっくりしました!

大坂)音楽も一応、作り方の基礎とかあるわけですよ。
なのでそれを覚えればある程度
それっぽいもの作れるわけなんですよね。
だから案外、楽器のうまさとかはあるものの
きちんと勉強すれば出来るといえば出来るかと!

編曲作家から起業家へ! YELLTRONの取り組みとは?

--なるほど!でも今は新しい会社を自ら立ち上げられて。
まずは、株式会社YELLTRONの取り組みについて
教えていただきたいです!

大坂)はい。YELLTORONでは
ブロックチェーンっていうデータベースを使って
2022年にYELLtumというサービスで
地域通貨としてサービスを
Jリーグのクラブとか自治体さんに提供させていただき

手数料が発生したらその地域へ還元させるですとか
ちょっと変わった
地域通貨のサービスを提供しています。

このYELLtumというサービスは引き続き続けていきます。
ただの我々が今年取り組みたいのは
2023年、日本でもついに
googleからですね
クッキーレス(Cookieless)って言うんですけど
情報が取得できなくなる
可能性というか…なると思うんです。

実はヨーロッパとか欧米では
既にGDPRというものがありまして
簡単に言うと
勝手に個人情報を取得すると
多額の罰金を受けるわけなんですよ。

※GDPRって何?↓

日本も今後、そうなるので
そうなるとデジタルマーケティングとかが
やりにくくなってしまうということが起こるんです。

--確かにいろいろな人が
検索したり購入したデータとかを取得できなくなると
難しくなりそう…

大坂)そうなんですよ。
従来、デジタルマーケティングを行う際に
サードパーティ
セカンドパーティ
ファーストパーティ
というように層が分かれているんですよ。

一般的には企業が
データを集めて提供をしていくのですが

SNSなどが発達して
個人が膨大に情報を持つ時代に
なったため、集積ができてなくなり限界に達しています。

デジタルマーケティングに向けた基礎知識!

そこをきちんと、
集積しなければ
新しいマーケティングもできなければ
Googleのような大きなプラットフォームが規制の対象になってしまったため
新しい方法で情報を取得する手段が必要になるんですよ。

そこで、
我々は電子マネーや電子ポイントなどの
ウォレット自体に入っている情報
発行して使ってもらう。
そして
指向性のある行動
例えば
映画が好きな人が、どんな関連商品を買うのか
どんなお店を回るのか
などの情報を集積し
サードパーティ、セカンドパーティ、ファーストパーティ
これらを組み合わせて新しいデータベースを
作っていくということに取り組んでいきたいと思っています。

そもそも地域通貨とは?

--ありがとうございます。
なんだか難しい話そうに聞こえるのですが、なんとか頑張ってついていきたいと思います!
根本的なことで大変恐縮なの恐縮なのですが、
僕も含めた読者の方はそもそも、地域通貨って?使う側、使われる側、何がメリットなの?といったことをお聞きしても良いですか?

大坂)もちろんです。
日本で使われている法定通貨は「円」なわけで
これって全国一律じゃないですか。
当然1000円だったら1000円だし、10000円なら10000円。
全国どこでも使えるので便利なんですけど
価値を変えることができないんですよね。

それに比べて
地域通貨というのは
わかりやすくここ、三島を例に出して話すと
夏に三嶋大祭りっていう大きなお祭りあるじゃないですか。
観光客の方たくさんきますよね。
そうするとお金をたくさん使うわけですよ。
当然法定通貨でも近隣のお店で使ってくれるのでメリットはあると思うんですけど。

その時に、その地域独自の通貨として円として使えば1000円のものに1100円くらいの価値をつけようじゃないかと。それだけでなく、近隣のお店限定で使うと少しお得になるなど。三島を訪れる意味にもなりますし、お店にとっても足を運んでもらうきっかけになる。そういった法定通貨にはない良さを持っているのが、地域通貨です。--------------------------------------------------------

※実際にYELLTRONさんが先月まで行っていた実証実験をもとに解説!

愛知県新城市で実証実験が行われました。
なんと僕、こーさくの地元なんです笑

新城コインという地域通貨を
5000円以上分チャージすると
5000コインをキャッシュバックできるというキャンペーン。
法定通貨で使用したら5000円だったものも
5000新城コインにすることで
10,000新城コインになるというもの。

チャージ方法に仕掛けが!
チャージするだけで付与されるわけではなく
参加加盟店でQRコードを読み取ると
付与される仕組み。 

これが使う側もお得
お店にとっても訪れるきっかけを作り出すことができるという
まさにWin-Winなサービスです。
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大坂)こういった形にすることで
短時間、地域経済を閉じ込めるような効果があるので
法廷通貨だと流れますと
一度滞留させて流す。
地域通貨と言ってますけど
どちらかというと法定通貨に対して
保管される通貨なので
保管通貨の方が
言葉的にあってるかなと

地域通貨についてもっと学びたい!という方はこちら!

なぜ?音楽から地域通貨?物を売るに隠されたヒント

--なるほど!住んでる人たちも街を訪れた人たちも
その町でお金を使う意味ができる。
それが法定通貨の「円」ではないため
すぐに他の地域に流れることはなく、
一定の地域で保管されるといったシステムなんですね。

でも、なぜ音楽の世界から地域通貨の世界へ
全く結びつきがないように見えるのですが…
大きく動くきっかけみたいなものがあったのでしょうか?

大坂)はい!きっかけっていうのが音楽の仕事をしていた時が
ちょうどCDからストリーミングの切り替わる時期だったんです。

その場合、
音楽を売る場所が変わりますし
ユーザーの聞き方も変わるじゃないですか。

その時に
マーケティングや広告というものに初めて触れると同時に
大事さを知ったわけなんですよ。

それがきっかけで一旦広告の仕事を始めるんです。

その仕事を続けていく中で
カルビーさんとかの
有名なお菓子をいろいろ企画、担当する機会がありました。

そこでデジタルマーケティングみたいなものを
企画として盛り込むんですけど
思ったようにうまくいかないことに
気がつくんですよね。

欲しいデータが、実は分断しちゃうんですよ。
例えば新商品が出た時にお店に
営業さんが降ろす(仕入れる)じゃないですか。

その時に
「Twitterでこんなキャンペーンやるのでいつもより多めに
降ろして下さい」みたいに言うんですけど
 Twitterでバズるにはバズるのですが、
実際に、多めに下ろした商品って売れるの?
って言われると
案外、根拠出せないんですよね。

--確かにそうかもしれない!

大坂)購入するレジの情報とTwitterの情報とが
紐付いていないので案外根拠にならないんですよ。
きっかけの一つなんですけど

地域通貨の仕組みを作って
こちら側で、電子マネーを発行して
いろいろなところと接続すれば
こういった問題も解決できるなと思ったんです。

同時にお得な商品券とかクーポンみたいなものも色付けられるし
新商品をプロモーションしたい時にも根拠をもって提供できる、
そんなサービスをはじめたいなと思いました。

まあ、あくまできっかけの一つに過ぎないんですけどね。

YELLTRONが見つめる今後のビジョン

--なるほど!意外な展開でしたし、とても勉強になります!
では、最後に今後のYELLTRONの大きな未来に向けた構想、アピールなどしていただけたら思います!

大坂)はい、2023年はやはりデータをより扱えるようなプラットフォームへ
進化をさせないといけないので
グラフィック面といいますか、UIの部分や
企業さんに提供するような部分を
もう少し作り込みながらも
より自治体さんやJリーグのクラブさんとも
連携を重ねていきたいと思います。
ギラヴァンツ北九州というJリーグクラブの
トップパートナーにならせていただいたので、
ここから大きく取り組んでいきたいと思います。

ただ2年後、3年後の話でいうと
我々もは
そういったデータを扱った
マーケティングのプラットフォームを作りたいと考えています。
そうなってくると正直、日本国内だけの話ではないわけじゃないですか。

なので、今年からちょっといくつかの国と
テストしたりとか!
将来的にはやっぱりモビリティの分野
連携したりして
日本と海外
少し規制の差はあるんですけども
マイクロベッティングというのを
ちょっと組み込んでいきたいなという
計画を進めていきます!

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いかがでしたか??
地域通貨というあまり触れることのない
話題の原点が
実は意外と身近にある。
そんな大坂さんの実体験から学ばせていただくことがたくさんありました。
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それではまた!


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