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ネアンデルタール人発祥の地に行ったよ。

※ずっと下書きに入っていた記事を今更更新。1か月以上前の話です。

今日はネアンデルタール博物館に行ってきました。

毎日どこか行くとタイムスケジュールを考えながら行動するので余計なことを考えなくて済むし、今日は雨も降っていて寒かったのでより憂鬱になってきそうだったので出かけることにしました。


人類の祖先、ネアンデルタール人が発見されたのはドイツのデュッセルドルフのお隣の町だったそうです。
確かにタールは谷、ドイツ語だ~。語学を知ることは社会を知ること、と言いますが本当にそうですね。


デュッセルドルフから電車に乗ります。

なんとこんなかわいい席がありました。子供用の席みたいですがガラガラだったので占領しました。これはテンションあがりますね~
さっそくネアンデルタール人がいた。


ついた~
思っていたよりおしゃれな駅。


ドイツ語で谷は「Tal」ですが、ここは「Thal」ですね。
ドイツ語は途中で改正があったそうですが、ネアンデルタールは当時の資料のままで表記されているそうです。


駅から降りて小さな道を進む

相変わらず雨・くもり
誰もいない。良い感じ。

街頭は多分ないので夜はバスを利用したほうがいいです。

ついた~!

TAL なんかい!


今回も私の独擅場かと思っていましたが、中には大量の中学生らしき団体が・・・!そうか、社会の見学に使うにはぴったりの博物館ですもんね。

博物館は13€。久しぶりに料金を払った気がします。

地下に荷物を預けて見学スタート!
あ、ちなみに解説はほとんどドイツ語、ときどき英語もあるといった感じなので私は絶対に理解できないと思い事前にHPからオーディオの日本語版を読んでから行きました。
↑これがめっちゃ良かった。

結論から言うとここの博物館はネアンデルタール人の歴史、というより人類の歴史というもっと大きなくくりだったからです。狩猟や宗教の歴史、環境の移り変わりを説明しているのではじめに大きな概要をつかんでおくとより楽しめると思います。

へんたいおやじ
手みたいな足


祖先が生息していた場所

ぽつんと中央にいきなり発生したのだろうか…そんなことある?


そろりそろり歩いていると、めっちゃ見てくる人がいた。

かなり視線を感じてチラチラ見ていたのだが…

ネアンデルタール人だった。
なぜいきなりこんなすっとぼけた演出をしてあるのか…

フォトスポットにしては下は階段で横からは撮れないし、センスを感じる。


それから昔の人が使っていた道具や刃物などの変遷が分かるコーナーも。

毛皮って本当に暖かいよね


そうこうしている間に約1時間半くらいで見学終了。
一階にお土産コーナーがあったのでアヒルを購入しました。

ヨーロッパの観光名所には必ずと言っていいほど現地のシンボルとアヒルが組み合わさったお土産がありますよね。

私は何の統一性もなく「ダサいアヒルがいたら買う」というルールで購入しています。
今まで集めたのはベルリンのアヒル・ロンドンアイのアヒル・フォルクスワーゲンのアヒル。どれも絶妙にダサくてかわいい。


そして帰ろうと思ったら、コインロッカーを抜けた先にまだ展示会場が!
かなり分かりにくいので誰も来ない!(笑)

アイスランドをテーマにしたコミックと、それにまつわる展示。

アイスランドの歴史が書かれていた。私はアイスランドって正直寒すぎて観光なんてできないと思っていたけど、最近は氷が解けて大変そうです。
昔の人は電気もガスもないなか、この厳しい気候を乗り越えたとは本当にすごいですね…。

ドイツでこの太陽の少なさなのにアイスランドにいたら私は確実に生きていけない。

顔が描かれた狩猟につかうもの


現代でも使われている寒さを防ぐジャンパーやゴーグルはアイスランドで見つかった形や素材を参考にして作られているのだとか。

面白い展示。


そのあとは、念願のネアンデルタール人発祥の地へ。
博物館からは徒歩で5分ほどです。

歩いていくと目の前に大きな岩がありました。

あれ、洞窟は?

なんと、ネアンデルタール人が過ごしたと言われている洞窟は発掘作業の際に爆破で破壊されたそうです。歴史を大事にするドイツ人でもそんなことがあるのですね。


そして、奥のむき出しの展望台へ。
ここへは無人のQRコード機があるのでかざして通ります。
博物館のチケットのQRコードで入れました。
博物館に行かずにこちらの展望台だけ見学することもできますが、チケットは博物館にしか売っていないので、どちらにしても博物館には行かないといけないという。


なんだろう…

ホームレス中学生に出てくる公園に似てる。


ホームレス中学生の公園

・・・と思って調べてみたけど全然似ていなかった。
気を取り直して、ぐるぐるとスロープを登りました。ゆるやかな上り坂になっており、途中掲示もあります。
私は雨だし寒いしで、とにかく上を目指し黙々と歩き続けました。
スタートの時点で分かっていましたが、これは雨の日にやることではない。



登ること15分。


このあたりか?

ここで生活していたのか…
いや、見つかったのがここで生活していたのは別の場所かも?
おそらくその答えが展示版に書かれていたのだろう。寒くてそれどころではなかったので分かりません。



上まで登った時点で体が冷えきっていたので、帰りはササっと帰りました。


DBはカーニバルの準備をみんなでしていました。
ほとんど男性の方がメインで飾り付けを。
ドイツってスーパーのレジも男性が多い。パン屋のレジも男性のことも多い。そのあたりの職業による性差をあまり感じなくて、いいなぁと思います。

アメリカは学校の先生=女性のイメージと聞いて、国によって職業の性差はあるんだなぁと最近思います。
日本だと年長者の男性でレジ係をしているケースは少ないですよね。
レストランのアルバイトをしていた時も、男性はキッチンに配属され、女性はホールが多かった。

ドイツならチップがあるからホールスタッフが人気なのかしら…。


そういう目でいろんな国を見てみるのも面白いですね。


ネアンデルタール人とは全然関係のない話で終わってしまった。。

ではっ


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