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【003】不動産会社が公式LINEで出来ること8選をわかりやすく5,005文字で解説します

この記事では、公式LINEが出来ることを8つお伝えします。

その8つをすべて不動産会社だったら?という内容に落とし込んでいるので、不動産会社であれば必見です。

費用をかけずに公式LINEを運用するのであれば、まずは公式LINEで何が出来るのか?を知っておきましょう。

LINE構築のご相談・ご依頼は公式LINEまで


1.あいさつメッセージ

まず1つ目は「あいさつメッセージ」です。

あいさつメッセージというのは、公式LINEの友だち追加を行った際に自動で流れるメッセージのことです。

ただ、公式LINEのあいさつメッセージで気をつけるポイントがあります。

通知が多いと感じた時は通知をオフにしてくださいね

といったメッセージがデフォルトで入っているということです。

わざわざ友だち追加してもらったのに、オフにさせるのは非常にもったいないですが、そのまま利用しているアカウントが非常に多いです。

なぜ通知オフの告知がNGなのか

では、なぜ通知オフの告知がNGなのかお伝えします。

それは「公式LINEに登録してもらった瞬間が一番、公式LINEを見てくれるから」です。

そのため不動産会社が公式LINEのあいさつメッセージで行わないといけないことは「次に行動してほしいことを伝える」ということです。

  • リッチメニューの〇〇をタップしてもらう

  • 登録特典(1,000円分のギフト券)の受取方法

  • 必要な情報を送ってもらう

公式LINEは友だち追加されただけでは個人を認識しない

ただここで重要になってくるのが公式LINEは「友だち追加されただけでは個人を認識しない」仕組みになっているということです。

Aさんが公式LINEに追加した場合

1.公式LINEを追加してもらう
2.公式LINEにアクションしてもらう(スタンプ・メッセージ等)
3.アクションしてもらってはじめて公式LINE側は「Aさんが友だち追加してくれたことがわかる

公式LINEが友だちとして認識するまでの流れ

ということは単純に登録だけされても意味がないということです。

そのため、不動産会社としてアクションしてもらう努力が必要となります。

上記を理解せずに公式LINEを運用したら非常にもったいないです。

2.リッチメニュー

2つ目はリッチメニューです。

リッチメニューというのは公式LINEに登録したら出てくる画像のことです。

不動産会社のリッチメニュー(サンプル)

ここのいずれかをタップしてもらうことで、友だちの認識をしてもらうことが出来ます。

リッチメニューで大事なことは2つある

ただし、リッチメニューには大事なことが2つあります。

  1. 売り込みばかりにならないこと

  2. タップ先がすべてURL設定にしないこと

せっかく公式LINEに登録してもらったのに「登録から3日以内に来店で仲介手数料○%オフ」であったり、「当社の買取金額がどこよりも高いですよ」などと売り込みばかりはいけません。

その段階で、ブロックされてしまう可能性が上がります。

また、リッチメニューをタップしたら全てホームページのいずれかに飛ぶ設定をしてる不動産会社も多いです。

LINEはコミュニケーションツールなので、しっかりと作り込んでお客様をファンにしていく必要があります。

そのあたりについては後ほど説明していきますが、リッチメニュー一つをとっても意識すべきことがあります。

URL設定だけだと、1のあいさつメッセージで伝えた「公式LINEに認識されない」ので必ず1つは文字が打ち込まれるようにしてください。

例:左上に「登録後はまずはこちらをクリック」を設置する等

3.様々な配信設定

3つ目は「様々な配信設定」が出来るということです。

公式LINEをまだ導入していなかったり、活用出来ていない場合だと公式LINEは「メッセージを送る」事だけしか使っていないです。

ただ、公式LINEでは「リッチメッセージ」という方法で画像としてメッセージ配信が出来ます。

画像で伝えることで視覚的にアプローチが出来る

以前は上記のような正方形タイプしか送れませんでしたが、現在はアップデートされて大きさを変更して送れます。

リッチメッセージ:正方形タイプ

正方形タイプ:LINE公式アカウント管理画面「メッセージ設定→テンプレート」より参照

リッチメッセージ:横長タイプ

横長タイプ:LINE公式アカウント管理画面「メッセージ設定→テンプレート」より参照

リッチメッセージ:縦長タイプ

横長タイプ1:LINE公式アカウント管理画面「メッセージ設定→テンプレート」より参照
横長タイプ2:LINE公式アカウント管理画面「メッセージ設定→テンプレート」より参照

リッチメッセージ:カスタム

カスタムタイプ:LINE公式アカウント管理画面「メッセージ設定→テンプレート」より参照

リッチメッセージを使い分けることで視覚的に見てもらえて、タップ率があがります。

リッチビデオメッセージ

その他には「リッチビデオメッセージ」があります。

簡単に説明すると動画が流れます。

リッチビデオメッセージ:LINE公式アカウント管理画面「リッチビデオメッセージ」より参照

動画を活用することで、画像以上に理解を深めてもらいます。

例えば、この動画で「仲介手数料の仕組み」「自社の魅力」「売却の流れ」など動画の方が伝えやすい事を送ってみるのが良いです。

カードタイプメッセージ

3つ目は「カードタイプメッセージ」です。

同じ列にメッセージが並ぶように設定出来ます。

カードタイプメッセージ:LINE公式アカウント管理画面「カードタイプメッセージ」より参照

ここでは「よくある質問」や「スタッフ一覧」などを配置するのが面白いです。

このように様々な配信設定が可能ですし、配信方法によって目的を変えることが出来ます。

しっかりと公式LINEを配信ツールではなく、コミュニケーションツールだと意識しましょう。

4.抽選付きクーポン

4つ目は「抽選付きクーポン」です。

あいさつメッセージの際に伝えた「登録特典」ですが、単純にお渡しすることも可能です。

ただ、全員がもらえるのであれば特典の内容によっては魅力が薄まります。

そこで出てくるのが抽選つきクーポンです。

抽選つきクーポンにするメリット

特典を抽選つきにすることで、3つのメリットが生まれます。

  1. 限定感を出してアカウントの魅力を上げる

  2. ワクワク感を演出することでブロック率を下げる

  3. 当選することで使用率があがり売上につながる

抽選というフックを活用することで同じクーポンでも価値を感じてもらいやすくなります。

不動産会社が実際に使うクーポンとしたら「仲介手数料割引」「オプションサービス」などがメインになってきます。

そのあたりは、抽選率と使用率などを見極めていきながら、マイナスにならないように調整していきましょう。

5.リサーチ

5つ目はリサーチです。

簡単に説明すると「友だちから意見をもらったり、アンケートが出来る」機能です。

友だちの情報を吸い上げることでより良いアカウント運営を行うことが出来ます。

ただし注意点あり

ただ、このリサーチ機能には大きな注意点があります。

それは「意見の特定が出来ない」ということです。

そのため「Aさんが回答してくれた」「Bさんの意見を知りたい」と思っても出来ません。

クーポンとの組み合わせも可能

誰が回答してくれたなどの特定は出来ませんが、アンケートの回答者にクーポンを配布したり、抽選付きクーポンを組み合わせなどは可能です。

公式LINEの内容を理解することで活用方法が大きく広がっていきます。

6.セグメント配信

6つ目は「セグメント配信」です。

これは公式LINEの中で一番イメージしている「配信部分」になります。

ただ、多くの不動産会社は「全員に配信」しているのではないでしょうか?

意外と意識されていないかもしれないですが、2023年6月より配信の通数が大幅に減っています。

2023年6月より公式LINEの通数が激減

LINEヤフー for Business:LINE公式アカウント料金プランより参照

上記の通り、現在の公式LINEでは200通以上の配信をする場合、料金が発生します。

200通以内に収まるなら、何も考えず全員に配信ができますが、特に賃貸の不動産会社だとほぼ無理です。

多くの場合、5,000通でも厳しいかもしれないです。

そんな時に、セグメント配信をすることで通数を節約することが出来ます。

セグメントの分け方は様々

セグメントと一口に言っても、様々な方法があります。

リッチビデオメッセージ:LINE公式アカウント管理画面「オーディエンス」より参照

リッチメニューをしっかりと組み立てていれば、リッチメニュークリックで分けることも出来ますが、多くの場合は「チャットタグ」によるセグメント配信になります。

例えば賃貸アカウントであれば、以下のようなセグメント分けができます。

  1. お問い合わせ

  2. 来店済み

  3. 案内済み

  4. 申し込み

  5. 契約済み

  6. 入居済み

キャンペーンなどに反応するのは、この中では「1−3」までの方です。

逆に「4−6」の方に送ったら怒られるかもしれません。

しっかりとセグメント配信することで通数の節約になりますし、他の方とのトラブル防止にもなります。

7.友だち追加広告

7つ目は「友だち追加広告」です。

簡単に説明すると「LINE上で公式LINEをアピールして友だち追加してもらう広告」です。

友だち追加に特化しているので、取り組みやすい広告です。

友だち追加広告が出てくる3つの場所

よくご質問を受けるのが「どこに友だち追加追加広告が出てくるのか」です。

答えとしては3つあります。

LINEヤフー for business:配信面より参照

よく見かけるのはLINEのトークルームの上ですね。

ここに広告を載せることで、認知→友だち追加という導線を組むことが出来ます。

友だち追加広告の最大のメリット

この友だち追加広告の最大のメリットは「友だち追加されたら課金」されるという点です。

通常の広告であれば、タップされた段階で課金されるので、その成果報酬タイプの広告形態がありがたいですね。

もちろん注意点があります

ただ、もちろんですが注意点があります。

友だち追加してもらっても、最初のあいさつメッセージやリッチメニューが雑であったり、広告の文言と違っていると一瞬でブロックされてしまいます。

そのため、まだ公式LINEの設計ができていない状態で友だち追加広告を出しても意味がないです。

せっかくお金をかけて友だちを集めるのであれば、しっかりとアカウントを作り込んでから行いましょう。

8.個別(1to1)トーク

最後の8つ目は「個別(1to1)トーク」が出来ることです。

これは公式LINEの中で一番活用しているので、ご存知かと思います。

ただ、最初のあいさつメッセージで伝えた通り「登録した後に登録者からアクションがないと」個別トークは出来ません。

一斉配信やクーポンなどのテクニック的な話をたくさんしましたが、公式LINEでは個別トークまで持ち込んでスタートに立てます。

不動産会社が個別トークにもっていくためには、公式LINEが出来ることをしっかりと理解しておくことが非常に重要です。

おまけ

ここまで長いこと見ていただいたあなたに、今回伝えた8つの事以外に公式LINEが出来ることを伝えておきます。

  1. 自動応答

  2. ショップカード

  3. 予約フォーム

  4. ステップ配信

※ステップ配信機能については後日詳細記事を書きます

本当に様々なことが公式LINEでは使えます。

公式LINEが出来ることが理解できれば、これまでよりもアカウントを強くすることが出来ます。

その結果、売上にも繋がってくるということです。

ぜひ公式LINEの管理画面を触ってみて、理解を深めていきましょう。

まとめ

今回は「公式LINEで出来ること8選」についてお伝えしました。

正直、公式LINEだけでも上手に活用すれば売上を上げることは可能です。

ただ、使い込んでいくと「もっとこれが出来たらいいのにな」「あの機能がほしい」という風になります。

そこで出てくるのが「Lステップ」です。

Lステップを活用することで公式LINEだけでは出来ないことを実現出来ます。

  • Lステップについて話を聞いてみたい

  • Lステップ構築の見積をしてほしい

  • Lステップ構築を依頼したい

などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

LINE構築のご相談・ご依頼は公式LINEまで

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