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〜MVVリニューアルストーリー〜 入社3年目。会社の未来を「ガチ」で考えてみた。

LIFE STYLE株式会社
広報/PR
BPO事業部/マーケティング
篠﨑 玲衣

LIFE STYLE、2023年3月現在

2023年3月で10期目を迎えたLIFE STYLEは、2020年3月における古城さん(代表取締役 CEO/古城 芳明)の代表就任、その年9月のノリさん(執行役員 COO BPO事業部長/篠原 正憲/私の上司)のジョインを経て、大きく変わってきました。

「変わってきた」ことの一番大きな要因は、マーケティング領域への本格参入です。

これまでマーケティング領域への関わりがゼロだったわけではありません。LIFE STYLEの最重要パートナーであるリコー社への事業開発支援プロジェクトには、デジタルマーケティング活動をサポートするメンバーが存在し、今も活躍しています。

ただ、2022年から私たちがやりはじめているのは、事業を推進する上で必要なマーケティング領域における「考え方」や、揃えておくべきツールやドキュメントを、「よく分からないから教えてほしい。与えてほしい」といってくださるお客様に「適切に提供する」ことです。

「マーケティング活動」を「実行支援する」ことに加え、非常に広く深い「マーケティング戦略・戦術」という世界の中で、お客様がどこに困っていて、どういうサポートが必要なのかを考え、理解してもらえるように説明し、最終的にお客様ご自身でやっていただけるようコンサルティングするという、「絶対に間違ったことを言えない」領域に踏み込んだのです。

要約すると、創業から約10年間続いてきた「セールス主導」の事業運営が、2022年の4月から提供をはじめた「スケッターズコンサル FOR MARKETING」を起点として、「マーケティング&セールス」にまで拡張し、“事業開発の総合支援会社”へと進化している。これがLIFE STYLEの現在です。


“Vision”を変える?

2021年4月に、LIFE STYLEの新卒一期生として入社し、7月にBPO事業部初のマーケティングメンバーとして配属された私は、日々ノリさんと、ときに古城さんとも近い距離で仕事をさせていただいており、その変化を目の当たりにしてきました。期待に応えられているという自信も自覚もないのですが、ありがたいことにすごく評価していただいていることを考えると、なんとかその変化についていくことができているのかもしれません。

一方、その変化の中である種の不備・不具合的なことも起こってきていました。
ここでも、約半年前、2023年1月ごろの古城さんの言葉をお借りします。
「ここ2年で会社は大きく変わってきた。そして、収益も安定してきた。なので、この変化は歓迎すべきものであり、今後継続させるべきものでもある。しかし、これには一種の痛みがともなう覚悟が必要だとも思っている。それは『この変化についてこれなくなる人』が出てくる可能性があること。そして、ついてこれなくなったら、その人はLIFE STYLEから去ってしまうということ。よって、今いるメンバーを、最速で育成できるよう全力を尽くす。その上で、新たにジョインしてくれるメンバーは、一定以上の経験とスキルを有する人材に限ることで、主要メンバーのマネジメント工数を下げ、事業成長に力を注いでもらえる環境を構築する必要がある」

私はまだ入社3年目の若輩者ですので、社内のメンバーの中で、変化への対応力に差が出ているということにあまり実感はありませんでした。ただ、古城さんの言葉や、日々のノリさんとの会話の中で、そういう話を聞くことはあり、自分は何をすべきなのかをぼんやりと考えはじめるようになりました。

「今後採用する人を『一定以上のスキルと経験を有する人に限る』というのは募集要項の書き方を変えていく、ということですか」
「それがまず最初にやらないといけないことやね。その上で、『ビジョン』も変えないといけないかもしれない」

ビジョンは、いわゆるMVV(Mission/Vision/Value)の中のビジョンを指します。
ノリさんと古城さんとの間で、事業方針、採用方針を変えるのであれば、それに合わせてLIFE STYLEのビジョンも変えないと、という話をされているとのことでした。

これまでのLIFE STYLEのビジョンは、「挑戦者を生み出し、挑戦し続けるものとともに」というもので、私も入社前、「挑戦」という言葉に強く共感し、LIFE STYLEへのジョインを目指した経緯もあります。おそらく、多くのLIFE STYLEメンバーがこのビジョンにひかれて入社しているはずなので、「これはおおごとだ」と思いました。ただ、変えないといけないと思う理由をノリさんに教えていただいて、納得することができました。要約すると、

  • 「挑戦者を生み出し」という言葉には、IT業界未経験人材を、ITを「利活用できる」人材に、LIFE STYLEが育て上げるという意思が込められている

  • いわば「未経験者大歓迎!」状態

  • しかし、急速に進む事業と会社の変化に対応すべく、今後当面の採用は「一定以上のスキルと経験を有する人に限る」という方針を打ち出した

  • その方針と、「挑戦者を生み出し」という言葉は相反する

というもので、話自体に矛盾は感じませんでした。ただ、理解はしつつも、「本当に変えていいのかな」という気持ちもありました。
「IT業界未経験人材を、ITを『利活用できる』人材に育て上げる」という文脈を背景とする「挑戦者を生み出し」という言葉には、古城さんご自身がIT未経験からLIFE STYLEの代表になられるまでに与えられた「チャンス」を「いろんな人に『恩送り』として提供したい」という思いから発想されたものであることを、ご本人から聞いていたからです。ノリさんも同じ思いを持っておられたようで、「変えないと」という話をされはしたものの、具体的にいつ、どう変えるかという議論には至らぬままふたりとも事業推進に没頭し、気づけば半年がたっていました。


後輩にちゃんと伝えたい!

事業の変化とともに収益が安定化してきたLIFE STYLEは、一時休止していた採用活動を再開することになりました。新たな方針に基づき、基本的には経験とスキルが豊富な業務委託人材を採用することとし、幹部候補生となるメンバーについては厳選して正社員登用する。加えてもうひとつ、採用における柱がありました。
「(未経験者であることは承知で)新卒は採用しよう!」
これには明確な理由があって、ノリさんの言葉が一番分かりやすいので、コメントいただいたものをそのまま引用します。

「LIFE STYLEの新卒社員で現在も残って活躍しているのは玲衣ちゃん(私)と優(LIFE STYLE株式会社 360ソリューション事業部 事業開発推進Gr. フィールドセールス/吉村 優/私の唯一の同期)。新卒第一期生としてジョインしてくれたのは5人。そのうち2人が残ってくれているってことになる。率にすると40%。これって低いと思うかも知れない。でも全然そんなことないの。めっちゃ高いのよ!
普通に中途採用して、面接のときに持った期待値通りに活躍してくれるのは5人に1人いればいいところ。その「1人」の集合体が、今もLIFE STYLEに残っているメンバーたちってことになるんだけど、率にすると25%でしょ。それからすると、40%の確率で残ってくれていて、パフォーマンスも圧倒的に高くて、会社の文化形成にも貢献してくれているんだから。LIFE STYLEにとって『新卒』って神なんだから!」

ノリさんはときどきおネェになります。

そこまで褒めていただけるほどの実感はまったくなかったのですが、「文化形成」というところは「そうだなぁ」と思っています。ビジネス人生の「はじまり」を預ける先としてジョインし、期待以上に楽しく充実した職場環境を与えてくれているLIFE STYLEなわけなので、社内のメンバーにも、これから一緒に働いてくださる人たちにも、もっともっとLIFE STYLEを好きになってもらいたい。その気持ちだけは、古城さんにも負けない自信を持っています(笑)

「ということで、新卒採用を3年ぶりに再開したいと思ってるんだけどね」
「わぁ素敵・・・」
「玲衣ちゃん、プロジェクトマネージャーやってよ」
「本当ですか!?」
「うん」
「いいんですか!?」
「あたりまえんやん。BPO事業部のマーケティング担当としてWebサイトをゼロからつくった経験あり、若手の中途採用候補のカジュアル面談担当を自分から買って出てくれた実績あり、会社へのLOVEめっちゃあり。玲衣ちゃん以外に誰がやれんのよ」

ノリさんは褒め殺しの達人なので、話は1/3ぐらいで聞くようにしています(笑)

こうして、しばらく休止となっていたLIFE STYLEの新卒採用プロジェクトが動きだすこととなり、それを推進する役割をもらえることになりました。「やるぞ!」と思った次の瞬間、あることが頭をよぎりました。

「これから一緒に働いてくれる、自分にとってはじめての新卒の後輩に、LIFE STYLEのことをちゃんと伝えたい」

そして、諸事情により置き去りになっていたあることを思い出しました。
「ビジョン」のこと、です。


“Vision”を変えたい!

「挑戦者を生み出し、挑戦し続けるものとともに」というLIFE STYLEのビジョン。
「変えた方がいい」という話はありつつも、背景にあるストーリーの重要性から、具体的な着手はされていませんでした。

新卒採用のプロジェクトを任せてもらえることになった私が最初に着手したのは、LIFE STYLEのコーポレートサイトの刷新でした。新卒採用を希望する大学生は、企業のサイトを見て、もっと極端にいうと「サイトだけで」、その企業の価値をはかろうとする傾向が(社会人経験のある中途求職者よりも)あることを、自身の経験や周囲との会話を通じて知っていたからです。

コーポレートサイトを改修する。そう思った瞬間、サイト上に掲載されているビジョンのことを思い出し、今までにない感覚をおぼえました。
「やっぱり変えたほうがいいかもしれない・・・」

厳密にいうと、今やっていること、目指していることが、当時のビジョンでは正しく伝わらないかもしれないということは、ノリさんに説明されたときから認識はしていました。でも、実際に「変えないといけない」とまでは思えていませんでした。しかし、新卒採用プロジェクトにたずさわり、LIFE STYLEのことを「ちゃんと伝えたい」という強い意識が芽生えた瞬間、「誤解を招くかもしれないのであれば、そうならないように変えないと!」と思いはじめたわけです。

「ビジョン、変えたい・・・です」
「とうとうそこやりますか・・・笑」
「新卒採用で面談がはじまったら、MVVの由来とか、結構説明することになると思うんです。そのときに、少しの違和感も感じさせたくないというか、『こういうことを目指して、こんなことをしてるんです』ってよどみなく伝えたいなって、思っちゃって・・・」
「たしかに。今のままだと、なんかまわりくどい補足説明というか、
言い訳みたいなものが必要になるよね笑」
「代替案、考えてみてもいいでしょうか?」
「もちろん!あたしも考える」
「古城さんに事前承認いただかなくても大丈夫でしょうか?」
「大丈夫。『どう変えるんですか?』という話に絶対なるから」
「なるほど!」
「『これなら変えたほうがいいですね』っていってもらえる案、出せばいい笑」
「わかりました!・・・えーっと・・・」
「今からやろう!」

通常私たちがブレストをするときは、あらかじめ考えた案を持ちようるようにしているのですが、このときは「その場で言い合う方がいい案が出そう」という暗黙の了解のようなものがあり、自然に「これは??」という掛け合いがはじまりました。
ノリさんとの共通認識としてあったのは、「変えるのは、前半の『挑戦者を生み出し』だけでよい」ということでした。後半の「挑戦しつづけるものとともに」という言葉は、「事業開発・推進という大いなる挑戦に取り組む(LIFE STYLEの)お客様に伴走する」という意味であり、それは創業から今に至っても変わっていない、ということで目線合わせができていたからです。

30分ほど、考えては発案し、を互いに繰り返していたのですが、意味としては現在の方針に沿ってはいても、これまでのビジョンの「挑戦者を生み出し」の耳ざわりのよさを超える案が出ませんでした。

「えーっと、ちょっと立ち止まってみるとだよ?事業ってなんのために
やるんだ?」
「利益、ですか・・・?」
「いや大正解。なんだけど、ちょっとなんかなまなましいな笑」
「そうですよね・・・。うーんと・・・いろんなことをよりよくするため?社会とか生活とか、じゃないでしょうか?」
「そうそう。そういうのもっとなんか夢のある感じでまとめてみて!」
「次世代!!」
「かっこいいな!笑。いやでもなんか堅いっていうか、自動車業界テクノロジー風味だわ笑」
「未来!!」
「どう考えてもそれだろ笑」
「『未来』です〜〜〜歓」

「未来」というキラーワードが出たあとは、比較的スムーズにふたりとしての合意案を出すことができました。

“未来を創る、挑戦し続けるものとともに”

「事業という挑戦に向かうお客様に伴走しながら、よりよい社会、よりよい生活にあふれた未来を創っていく」。「未経験者大歓迎」というような誤解を生まず、LIFE STYLEが今本当に、本気で取り組んでいることをストレートに表現できるビジョンができたと思いました。それに、「挑戦者を生み出す」ことは、本質的にはLIFE STYLEの経営陣しか(生み出していると)実感できないことでもありましたが、「未来を創る」ということには、全メンバーがなんらかの形で関わっているので、全社を表現する言葉としても、すごくしっくりきたことを、今でも鮮明に覚えています。

「古城さんにご確認いただいていいでしょうか?」
「もちろん。えーと・・・。うん、今ちょうど30分だけスケジュールが
空いているように見える!」
「事前にテキストを送っておいた方がいいでしょうか?」
「いや、ビジョンの代替案ができたことと、ご確認いただきたいことだけ
連絡しよう。おいそれと送ってしまっていいもんじゃない気がするので・・・」

すぐに時間をくださった古城さんに、新ビジョン案と、それに至った経緯など、細かくプレゼンしました。まず、ビジョンを変更するということについては、そもそもの話としてすぐに合意いただけました。また、新案についても、方向性としては何の異論もなく、これで決定でも問題ない旨も、その場で教えてくださいました。その上でひとことだけ、と付け加えられたことがありました。

「“未来を創る”。非常にいいんだけど、なんかその、もうちょっとひと押し、考えてもらうことはできないかな・・・?」

一瞬「えぇ・・・ダメぇ・・・?」と思いはしたのですが、すぐに何となく古城さんのおっしゃるニュアンスが理解できたような気がしました。ただ、どう変えればよりよくなるのかをうまく言語化できず、はがゆい思いをしました。

その日は皆他にやることもあり、一旦解散して、追加案を改めてプレゼンすることになりました。次の日の昼礼で、またノリさんと案出しをすべく集まったのですが、その時点ではまだ私の中で「これ!」といった案が出せていない状況で、その旨をノリさんに伝えたところ、「ちょっと画面もらうね」と、スプレッドシートを見せてくださいました。

<当時のスプレッドシート①>

「あれからあたしもちょっと考えてみたんやけど。古城さんの違和感の要因の中で一番大きいのが『短っ』ていうことなんじゃないかと。『ちょうせんしゃをうみだし』から『みらいをつくる』だから、ほぼ半分になってる。これって結構差が大きいよね。なので「付け加える」必要があるんだろうな、と。で、付け加える方向性としては、

  • 「創る」をより長い類似語に変える

  • 「未来を創る」の前に別の言葉を付け加える

    • 「挑戦者」を「生み出し」の構成に近い

  • 「未来を創る」全体をもう少し長い言葉に変える

の3つぐらいかなぁと。で、それぞれの方向性にもとづいて、いくつか出してみたんやけどな。あたし的な推しは『未来を創り出す。』かなぁ」

ノリさんは課題を解決するときの「考え方」をいくつもお持ちで、私が立ち止まってしまった時も、「答えだけ」を教えてくださるのではなく、「次は自分でやれるようになるための『方法』」を伝授してもらえるので、この時もすごく助けていただけました。ただ、やっぱり私は最初の「未来を創る」が大好きで、これ以上に自分が納得できるものが出せるかが不安でした。でもノリさんが「出してみることが大事」といってくださったので、改めて案出しに取り組みました。そして、最終的にはかなりの案が出揃うことになりました笑

<当時のスプレッドシート②>

改めて出た案の中から、「これだ!」というものにノリさんと私とでチェックを入れて提案としつつ、最終的には古城さんが一番しっくりくるもので決めていただく流れにしようということになりました。

翌日、ノリさんが前日してくださった説明を古城さんに私からして、その後は一旦出揃った案をじっくりと見てもらう時間となりました。

「いいですね。どれもいい。いや、ありがとうございます。こんなに考えていただいて。これ、基本的にお二方ともにチェックを入れていただいてるものが推しの案ということだと思うんですが、『“ムチャ”から〜」のやつは、ノリさんはあまりお好きでない感じですか?
「いや、全然いいと思ってるんですが、玲衣ちゃんが出してくれたものだと
『未来に繋がる〜』というものの方が、あたしはしっくり来ているので、相対的な
差をつけるために、『ムチャ』の方はチェックしていないだけです」
「あ、なるほど。えっとですね、私『ムチャ』、これかなり好きです!」

古城さんの意外な反応を見て、最初は「え、ホント??」と思ってしまいました。
「“ムチャ”から未来を創り出す。 挑戦しつづけるものとともに 」という案は、実のところ自分としてはこだわりも思い入れもあるものでしたが、ちょっと「攻めすぎだ」という自覚もあったからです。ですが、古城さんが気に入ってくださっているということが分かったので、思い切ってこだわりの内容を話すことにしました。

「『スケッターズコンサルFOR MARKETING』の最初の案件のことがすごく印象に残ってるんです。確かあの案件は、お客様が色んなコンサル会社さんに相談されて、やらないといけないことの量が多すぎる、その割に時間は短すぎるとかで、全部の会社さんから断られてしまった後で、LIFE STYLEに相談が来たんですよね」
「そうそう、その通り」
「そんな中で、LIFE STYLEがプレゼンして、受注して、デリバリー後もすごく喜んでいただけて。こんな『ムチャぶり』でも対応できる会社なんだな、って心から思ったことがすごく印象に残っていて」

「あー『ムチャぶり』から来てるのか。それはしっくり来るね。
だったらあたしもこれが一番いいかも笑。玲衣ちゃんもガッツリ関わって
くれた案件でもあるしね」
「いや、あたしはぜんぜん。あの時はもらった指示をやり切ることにただただ必死で・・・。とにかく、あの時の印象が、一番今のLIFE STYLEらしいなって思えたので・・・」
「はい、決定」

まさかまさか、でした。
ビジョンを変えたいと言い出しはしたものの、本当にそんな大それたことを言ってしまってよかったのかという不安がありましたし、最終的に決まる案は、当然ノリさんが考えてくださったものになるだろうと思ってもいました。
ただ、経営者であるお二方のお話を聞きつつ、自分だけでは見えていなかった世界や視座に触れ、それを代弁することに全力を注いだ実感はあったので、それを評価していただけたのかな、と自信にすることが、今はできています。笑

そして改めて、一番思うことはひとつです。
“思い切って言い出してみて”本当によかった。

LIFE STYLE、202X年XX月未来

ビジョンを変えたことで、あるものも変えないといけなくなってしまいました。
“ミッション”です。
これまでのビジョン/ミッションの組み合わせは、
V:挑戦者を生み出し、挑戦し続けるものとともに
M:事業を通して、日本をデザインする

ここからビジョンがリニューアルされ
V:ムチャから未来を創り出す、挑戦し続けるものとともに
M:事業を通して、日本をデザインする
という組み合わせになりました。

ミッションの「デザインする」という言葉には、「事業を形にする」「事業で成果を上げる」といった意味合いが込められています。一方、「未来を創り出す」という新ビジョンに含まれるこの言葉にも「お客様に伴走し、事業を成立させる」という思いが詰まっています(詰めちゃいました。。。)。要するに、本来相互に補完しあう関係値(V&M)であるべきビジョンとミッションが、それぞれで似通ったことをいっている(V≒M)状態になってしまったわけです。

であれば、ということでまたノリさんと打ち合わせ、古城さんに提案し、みんな納得のいくものをつくることができました。

さらに、バリューも新しくすることになりました!

ビジョン/ミッションのリニューアルと並行して、「採用キャッチコピー」の制作も進めていたのですが、古城さん、ノリさんともにそれをすごく気に入ってくださり、バリューのひとつとして採用してもらえることになったのです。
「こういうひとに、ぜひ来てもらいたい!」という思いと、普段経営陣の方々が「やっぱりこういう人は活躍してくれるよね」とおっしゃっている人物像をかけあわせて考えたものになります。
これまでのLIFE STYLEのバリューは7つあり、それぞれ20〜30文字程度の文章で構成されていました。一方、私が考えた新バリュー(=採用キャッチコピー)は、文字にすると4文字、読んでも8文字と相当短いものでした。

「うーん・・・新しいのだけあからさまに短いですね。どうしたもんでしょ・・」
「M/V変えたわけですから、いっそのことこの機会にバリューも全面刷新した
ほうが、今のLIFE STYLEを正確に表現できるんじゃないでしょうか」

古城さんとノリさんのこのやりとりを皮切りに、その場でブレストがはじまりました。
話し合いは、
“LIFE STYLEに来て欲しい人物に備わっている要素を、全部「ひとことで」言語化してしまおう”
“基本的な方針として、人事評価指標で採用されている項目(プロ志向である/リーダーシップがある等)を、キャッチーな言葉に変換しよう”
という方向性に沿って進められ、三方からどんどんアイディアが出されました。
ここで決まったバリューも、今、そしてこれからのLIFE STYLEが求める要素をしっかりと踏まえられている、本当に素敵な言葉たちです。

リニューアルされたミッション、バリューも、新たなビジョンとともに、このストーリーの最後でお伝えしたいと思います。

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新卒採用プロジェクトはまだはじまったばかり。新しいMVVをはじめとしたテキストコンテンツが出揃い、LIFE STYLEのWebサイト、特設採用ページなどのワイヤーフレームがやっと出来上がったところです。サイト制作にうつるには、まだここから画像選びや、募集要項の詳細文制作など、やることはいっぱいです。
マーケティングコンサル+実行で受注可能性のある案件が複数あり、提案の戦略をノリさんと考えて、セールスの皆さんに営業の施策部分を相談しつつ、提案資料をまとめあげていくという重要な役割を任せてもらっています。中には、BPO事業部の2023年予算に関わるとっても大きな案件も含まれています。気を引き締めてやらないといけません。
「この仕事が終わったら、次はこの作業」
「これを今日依頼したから、確認する日程をこの日で押さえないと・・・」
「会社の皆さんにお願いしたアンケート、集計今日締切りだった!」

やることが無限にあるようで笑、たまに混乱することもあります。でも、すべてのミッション・タスクがやりがいに溢れていて、単純作業はひとつもなくて、常にちょっとだけ新しい要素が含まれていて、私のLIFE STYLEでのお仕事は、楽しいです。

私が入社してからの2年と少し、新卒採用プロジェクトが始まってからの3ヶ月。こんな短い間に、LIFE STYLEには、数えきれないぐらいの変化があり、変化の数だけ成長していることを、メンバーのひとりとして実感しています。そして、そのLIFE STYLEの変化の中で、リンクするように私自身も変化しているかも知れないと思えています。ただ私の場合、この変化がそのまま成長といえるかどうはよくわかりませんでしたが、
「『変化していると感じる=やれることが増えている』ってことなら、それは確実に成長してるってことだよ」
と、以前古城さんがおっしゃってくださっていたことを思い出したので、成長しているんだ、ということにしたいと思います笑

古城さんは、「ここ数年以内に、LIFE STYLEの中に20人の経営者をつくりたい」と日々おっしゃっています。私も、「本当にそれができたら、素敵なことだなぁ」と思います。ただ、私はまだ会社経営や事業運営などはもちろん、マネジメントなどもよくわかっていません。20人の経営者がいる未来のLIFE STYLEがどんな会社になっていて、私はその中のどこでなにをしているのかも、まったく想像ができません。ただ、きっと今よりもっといい会社になっていること、私もいまよりさらに何倍も楽しく仕事ができる会社になっているであろうことは、確信できています。

日々仕事ができていること、居場所をもらえていることに心から感謝しつつ、より少しでも、LIFE STYLEに貢献できるよう、引き続き全力で走っていきたいと思います。

▲2023年8月1日 新MVV全社発表の様子

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[LIFE STYLE 新MVV Since July 2023]

Mission
「伝わらない」で終わる事業をゼロにする

Vision
「ムチャ」から未来を創り出す。挑戦しつづけるものとともに

Value
 # ココロオドレ
 # +1思考。(=採用キャッチコピー)
 # 勝つべくして勝つ
 # 七転び八「千」起き
 # 無・無関心


(おわり)



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