別に楽しくないけど笑うのが好き
私の変な癖だが、気づいたら笑ってる。
アンジェルマン症候群や失笑恐怖症とかそういう、病気や精神疾患じゃない。どちらかというとわざと。シラフで健康だが、完全に不審者。もはや一周回って病気。
子供の頃は「クレヨンしんちゃん」や「浦安鉄筋家族」 といったギャグ漫画が大好きで、その場面を思い出しては堪えきれずに吹き出してた。それも公共の場でしょっちゅう。
そのせいで家族や友達に、「なにニヤニヤしてんの」とかよく注意されたが、いざ世間体を気にして真顔でやり過ごすと具合が悪いのかと本気で心配され、「なにか嫌なことでもあったのか」「頼むから元に戻ってくれ」って懇願された。
そして、「笑ってたほうがいいなら笑いっぱなしでいよう」と思いたち、今に至る。元々、思い出し笑いが頻繁に起こるだけだったのが、気づけばただの「急に笑う変人」になった。
だから、何も楽しいことも面白いこともなくても急にケタケタ笑ってるのは私にとっての正常運転だ。
正直言って、この笑う癖のおかげか、幸福指数がメチャクチャ高いとまではいかないけど、メンブレはしにくいのかと思う。くすぶってる時期もあったけどそれなりに楽しんでたし。
そのくらい、笑いが与える効能って侮れない。やっぱなんか元気出るもんね。
なんでも、子供は平均して1日に300回笑うが、大人はその300分の1にも満たないという。あー、病んでる大人って普段の表情からして元気なさそうだもんね。
パッチ・アダムスというアメリカの医師は波乱万丈の人生の中で、ピエロとして活動したあとに医学の道に進み、その中で笑いが細胞を活性化させることを発見し、臨床道化師を生み出した。
詳しくは映画「パッチ・アダムス・トゥルー・ストーリー」を参照されたし。私も見たがロビン・ウィリアムズの演技が良かった。
あと、以前読んだ本ではガンに罹った患者がコメディのビデオ見まくったらガンが消えてたみたいな話もあったな。ホントかよ!?っていう。流石に末期には無理がありそう。
そういえば昔、相葉雅紀くんも「幸せだから笑うんじゃなくて、笑いから幸せは生まれるんだ」って誰かに教えられたってテレビで言ってて、なるほどなと思った。思えば、この言葉に感心して無意識に笑う癖が身についてるのかも。
別に、無理に笑ってハッピーになろうとまでは思わないし、他人に笑うことを押し薦めるのは非常に良くないが、仏頂面でいてもつまらないものがつまらないままで鬱憤ばかり溜まってしまう。
どうせほっといても人生の半分はつまらないし、つまらないものを楽しめる工夫は必要なのかも。
私にとってのそれが、感情ダダ漏れゲリラスマイル。
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