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クソ映画こそ、最高の教師である
ここで言うクソ映画とは、個人的に琴線に触れなかった気に食わない作品というより、C級映画やZ級映画みたいに、誰がどう観ても食えないような、あまりにもレベルの低い駄作のことを指す。
私は、映画がそれなりに好きで、幼少期の頃からジャッキー・チェンの主演作をはじめとして様々な映画を鑑賞してきた。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ゴッドファーザー』、『プロジェクトA』、『ショーシャンクの空に』、『七人
【短編小説】ティファニーで"ニンニクマシマシヤサイアブラカラメ"を
「エミ、今日で終わりにしよう。」
彼の突然の一言で、私は驚きのあまり、口に入れようとしたペンネをフォークから落とした。
そうか。いよいよこの時が来たのか。
彼には私以外に本命がいるということは薄々わかっていた。でも、心のどこかで彼の中にある愛情の天秤が私のほうに傾くことを期待していた。後先考えずに惚気た自分が馬鹿だってことは重々承知してる。
たとえ数年でも、彼と時間を共有できただけでも感謝
「教養」はそのうち役に立つ
よく、書店で『教養としてのワイン』『教養としての統計学』『教養としての孫子の兵法』『教養としての日本史』といった本を見かける。なんか、とりあえず教養って頭につけとけばいい的な感じ。
教養ってそんなにいいものなのか?つーか、教養って何?って感じだが、教養とはなんだと聞かれたら「なんかタメになる味わい深い知識と情報」といったところ。
なので、英語や簿記なども知識っちゃ知識ではあるが、どちらかという
【小説】信長はランウェイで輝きたい(前編)
はじまり
「ちくしょー!光秀め謀ったな!」
1582年6月21日(天正10年6月2日)、本能寺の変。
俺、織田信長は家臣である明智光秀に謀反を起こされ、滞在中の本能寺に火を着けられた。
「蘭丸!消化器もってこい!あと119番!」
「何いってんスカ!この時代に消化器とかスマホとかそんなのあるわけないでしょ!あーもう、髪がチリチリになっちゃったじゃないスカ!自分、もう嫌ッス!」
炎上する
「親切」が「ありがた迷惑」にならないために
「メサイアコンプレックス」という言葉がある。
簡単に言うと、「自分には価値がないと思う人間が他者を救うことで劣等感に対する埋め合わせをする心理」のことだ。
誤解を恐れずに言うなら「人助けをしてる自分が好き」。
耳が痛い。私も度を越したお節介を焼いてしまうことがあった。大人になって自重するようになったが、今でも時々出しゃばってしまう。会話で不要な発言をしたり、クソリプ書いては削除するときもある。
ロングスリーパーの苦悩と言い訳
「春眠暁を覚えず」とは言い得て妙。
春は寝ても寝ても眠い。
春は自律神経がぶっ壊れてメンブレしやすい季節。これは前にも何かの記事で書いた気がする。
というか、春に限らずずっと眠いんだが。睡眠時間が8時間じゃ足りない。ぼーっとしてる。
昔から睡眠時間は10時間がデフォだった。
子供の頃から「夜ふかしするのがカッコいい」って考えがイマイチ理解できなかった。中学は一番の友だちが行儀いい子で「21時
私は多分早死にするタイプ
ふと自分の手のひらを見た。
以上。ホントそれだけ。
読書が好きというより、読書が好きな自分が好き
中国発の超人気SF小説「三体」を今更になって読んでる。面白くて久々に活字を読むスピードがノリにノッてる。
近ごろはスマホ依存が祟って本を買っても積読しがちで、お気に入り以外の大量の本を断捨離した。そんな体たらくの自分としてはなかなか劇的な本に巡り合えたものだと嬉しく思う。
私は、これまで曲がりなりにも小説や実用書といった色んな本を読んできた。読書を続ける理由はいろいろある。「映像とは違った面白
春がそんなに好きじゃない理由
ド偏見に満ち溢れた話。
私は春がそんなに好きじゃない。ブレザー着た初々しいカップルが私の視界を妨害するからとかじゃない。青春コンプレックスもあるにはあるけど春を好きじゃない理由とあまり関係がない。
シンプルに花粉症というのもあるけど、それも違う。
私が春をそんなに好きじゃない理由はズバリ、変な人が増えやすいから。
春は弱ってる人や余裕のない人が荒ぶりやすい季節。なんでも、統計的には痴漢発生