お花見弾丸ツアー:新宿御苑 その3

画像1 お花見弾丸ツアー、新宿御苑つづき。まだ三月ということもあり、苑内は全体的に五分咲きほど。
画像2 この子は下まで枝を垂らしてくれていますわね。お名前は?
画像3 「四手辛夷(シデコブシ)」ですわ!コブシよりも花弁が多く、テロリと垂れ下がるさまが、しめ縄や玉串などから提げる紙「四手」に似ていることから名づけられたそうです。別名「姫辛夷(ヒメコブシ)」とも
画像4 ちなみに、野生種は絶滅危惧種です。「明るい」「湿地」という限られた場所に多く生育するということと、発生率の低さというハンデが、近年の人間による開発のあおりをもろに受けてしまっているのですね
画像5 こちらはベニシダレ!
画像6 まだぜんぜん咲いておりませんわね……
画像7 お天気が悪いうちは、まだ咲かないほうがよろしくてよ!
画像8 新宿御苑は周りに高いビルがたくさんあるので、方向感覚を失うことはありません
画像9 ……そんなふうに考えていた時期がわたくしにもございました。筋金入りの方向音痴のわたくし、どうやら道に迷ったようですわ……
画像10 ここ……どこですの……
画像11 あっ、案内板ですわ!
画像12 はぁ~!?中央休憩所に行きたくて歩いていたんですけど?まるで違うほうに来てしまいましたわ!
画像13 でもまあ、ここを右に曲がってまっすぐ行けば、たどりつけますわね
画像14 ぬぬ?あれは……
画像15 ツバキの園ですわー!(こうして寄り道を繰り返しているから迷うのでは……?)
画像16 いろんな種類のツバキがいっぱい!
画像17 絞りの入ったきれいな子ですわ~
画像18 初夏と晩秋のばらも好きですけど、冬と早春のツバキも季節の女王ですわね!
画像19 ツバキという名前は、葉がつやつやしていることから「艶葉木(つやばき)」、葉が厚いことから「厚葉木(あつばき)」、など複数の由来がありますけれども、
画像20 どれも花ではなく葉に由来するのが面白いところですわ
画像21 サザンカとの違いは、「ツバキは抱きしめるような抱え咲き、サザンカは受け入れるような平咲き」「ツバキの葉はギザが浅く、サザンカの葉はギザが深い」「ツバキの葉裏は毛が少ない、サザンカの葉裏は毛が多い」「ツバキは花首ごと落ちる、サザンカは花びらが散る」など
画像22 この「花首ごと落ちる」が斬首を連想させるので、ツバキは武家の庭には好まれなかった……という説がありますけれども、調べても明確な証拠は見つけられませんでしたわ。そもそも、花首ごと落ちる花はツバキだけではありませんしね
画像23 さて、また迷う前に戻りましょうか
画像24 はー!ようやく見覚えのある場所に出ましたわ!
画像25 どこかで座って食事をしたいのですけど、どこもいっぱいですわね……
画像26 あっ、この星型の花は……
画像27 「ベツレヘムの星」、ハナニラですわ!葉をこすったり切ったりいたしますと、ニラに似た臭いがしますの!
画像28 ここでご注意!「ハナニラ」と「花の咲いたニラ」はまったく別の植物です。ハナニラには毒があり、食すると激しい下痢を引き起こすなどの症状が出ますわ
画像29 ニラに似ているからといって、名前にニラと入っているからといって、臭いもニラだからといって、口にしていいものではありませんわ。いっそハナニラなんていう呼称をやめて、「イフェイオン」で統一すればよいのに
画像30 まだまだ続きますわ~

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