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花園まほろば紀行:上野東照宮ぼたん苑 その②

 上野東照宮ぼたん苑、春ぼたんつづき。冬とは違う、生命力にあふれた苑内のようすに驚きつつ、酎愛零は歩を進める...…

これはまためずらしいぼたん!


ん...…?これ葉っぱがぼたんじゃありませんわね

 これ芍薬しゃくやくですね?ソルベット?


このツヤッとした切れ込みのない葉っぱ

 ぼたんか芍薬かを見分けるコツのひとつは、葉っぱですわ!


ぼたんを差し置いて一等地を占拠する芍薬

 その①で『まあ、さすがにぼたんと並べて芍薬を植えるような、そんないじわるな真似はしませんよね』と言ったばかりなのに、ほんとうにぼたんの並びに芍薬を入れ込んできましたわ...…!


もう誰も信じない あなたもほんとうは芍薬なのではなくって?


じー👁️👄👁️

 切れ込みのあるツヤの無い葉っぱ...…ぼたんのようですわね。


さっきの黄色い子もぼたんでしたわ(;^ω^)


寒々しかった冬のあのころのイメージはすっかりありませんわね


お花もぼたん以外にもたくさん咲いています。ああ、花の季節


これは、紫蘭しらんですわね(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)


まるでせっけんで作った花びらのよう


こちらの質感は、あめ細工のよう


和傘の似合う女性になりたいものですわ~(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)


このときはまだ鯉のぼりがありました!

 季節を感じられるものがあるって、いいですよね。ちなみにこの日の昼食は、持参した柏もちをいただきました。ところでどうして西日本では鶏肉のことをかしわって言うんですの?


これは「イチハツ」?


ネモフィラ。和名は「瑠璃るり唐草からくさ


ミニチュアの水車小屋を背景に

 中学生の頃、在原ありわらのネモひらという架空のキャラクターを作って遊んでいましたわね...…(^.^;


黄色が大好きなわたくし、お花も黄色が好き


 そもそもわたくしの好きな色が黄色と緑色なのは、99パーセントお花由来だと思いますの。


さあ、最後のエリアにさしかかってまいりました


すご!

 これ、まったくわからないですよね...…実際にここに立ってみると、まるで枝がドームのようになっているのがわかるんですの。外側でなく、内側を刈り込んでいるということでしょうか。見事なドームっぷりでした。


ちっちゃなブルーがたくさん、「勿忘草わすれなぐさ


同じ種類のぼたんでしょうね。紅白で咲いたり、白の中に紅を秘めたり


土の匂いも冬よりずっと強くなっています


 俳句...…そうですわね、今回も奉納俳句をやっていきましょうか。もう終わりが近いので考えながら歩かないと。


 冬、春とぼたんの鑑賞ができて大満足でした。外国人観光客もそこまでぼたん苑には多くなく、入苑料金を払って正規に入苑した方たちはおおむねマナーもよかったです。やはり知る人ぞ知る穴場ですわね。


 ぼたんの季節もそろそろ終わり。
 王から女王へバトンタッチ、
 これからはばらの見頃が本格的にはじまります。


 また来年、お会いいたしましょうね、王さま。




 さて、今回の「花園まほろば紀行:上野東照宮ぼたん苑」に合わせる曲は、こちら。



 言わずとしれた名曲、「花は咲く」。歌うのはインドネシアの歌姫、ファティマ・ザハラトゥンニサさん。
 海外の方の歌う日本の歌って、より一層歌詞に思い入れがあるといいますか、心にダイレクトに響いてくるものがございます。あ、泣きそう……(´;ω;`)





ここで終わりですわね。見ごたえありましたわ~


 貼った後で思い出したのですけど、たしか冬ぼたんの時の奉納俳句にも同じ語句を使っていたような、いないような……


五重塔を背景にした日本庭園は絵になりますわね

 


 いかがだったでしょうか?

 冬ぼたんもひそやかな美しさがありましたけど、春ぼたんは強くなりゆく日差しを日傘でよける貴婦人みがあって、より華やかな印象がございましたわ!
 ぼたん以外にも春の花々が次々と咲き、あたかも花の華麗なるリレーを見ているようでしたわ。
 上野東照宮ぼたん苑は、冬と春のぼたんの他に、秋のダリアも名物となっておりますので、次に訪れるのは中秋のころと存じます。夏の間の長い幕間まくあいは、他の花園へと訪れることにいたしましょう。




 それではまた、どこかの花園でお会いいたしましょう。
 ごきげんよう〜






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