見出し画像

英検1級の真実~耳障りのよい言葉に注意

英検1級を受けるときに、英検1級取得済みのYouTuberの動画をいくつか見ました。何か参考になる話があるかな~と。

結果的に、参考になる話もあったし、「これは明らかにおかしい」と思う話もありました。それは実際に試験を受けてみないと分からなかったことです。

これから英検を受ける方に私が自信を持って言えるのは、「耳障りのよい言葉に惑わされないように!」です。

特に、「英検1級に合格するのに必要なのはこれだけ!」とか、「この参考書意外は必要ない!」といった「限定系」の言葉には要注意です。

合格までにどんな勉強が必要か、それは受ける人の現時点の英語力によって違います。「これだけやれば受かる!」というのは、そもそもおかしいわけです。

以前のnoteに書いているように、私が使った参考書は、過去問題集とEXの単語帳だけです。しかし、これだけで受かる!とは到底言えない。私の場合、毎日 The New York Timesの電子版を読んでいたことと、興味のあるPodcastを聞いていたのが試験に有効だったと思います。特に英検1級は時事問題に強いことが合格の決め手になるからです。

英語教育系YouTuberは、耳障りのよい言葉を言いがちです。「私はこれだけで合格しました!」「合格に必要なのはこの参考書だけです!」などなど。私の今までの経験上、「耳障りのよい言葉を言うYouTuber」は十中八九、現役の英語講師で、「彼らのように手っ取り早く英検1級に合格するすべがあるのかもしれない」という生徒を獲得するために動画を作っています。そういった生徒に、高額なセミナー、コーチングを提供するわけです。キツめのプログラムを提供し、ついてこれない人は「自己責任」となります。

もちろんそういう人ばかりではないですが、あやしげな人が多すぎます。逆に言うと、「英検1級は難しい。でも努力すれば受かります」と言う講師は信用できると思います。基本的に「英語習得は日本語話者にとっては大変です。なぜなら英語と日本語は全く違う言語だからです。でも努力すれば、できるようになります」というメッセージを発信しているYouTuberは誠実です。

くれぐれも、甘い言葉に騙されないようにしてくださいね~!甘い言葉にグラッときそうになったら、「地上の楽園と言われた国は本当にそうだったか?」を思い出してください。

私は新卒から今まで一貫して英語を使う仕事をしていますが、それでも英検1級は難しかったです…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?