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TOEIC職人にならない

よくSNSやブログで「またTOEIC満点取りました!」というのを目にします。

このような方の中には、1年に何度も何度もTOEICを受け、満点を取ったことを報告されています。

私はこれに非常に違和感を覚えます。

語学学校などでTOEIC対策を教えていて、傾向と対策のため、定期的にTOEICを受けているというならまだわかります。

しかし、そうではない場合、TOEICを受け続けることにどんな意味があるんでしょうか。

いうまでもなく語学はコミュニケーションのツールです。自己満足(おそらく…)のためにTOEICを受け続けるのは、あまりにも広がりがなく、もったいないと思います。

TOEICを受けるのは、せめて半年か1年に1回だけにして、年に数日間だけでも海外に行き、現地の人と英語でコミュニケーションを取ってみる。このほうがよっぽど勉強した英語を生かせるし、世界も広がり、何より楽しいのではないでしょうか。コロナで今は海外に行くのは難しいですが、それでも英語を勉強していたら、海外に行きたい、そして自身の英語力を試してみたい、とならないでしょうか。

TOEICが通用するのは基本的に日本と韓国だけです。TOEICが実は総合的な英語力をはかる試験ではないことを考えると、TOEIC職人のようになってしまうのは危険です。TOEIC主宰団体にとってはよいお得意様ですが…

なので私は自分の経験から、「ある程度目標の点数が取れたら試験から離れ、『使える英語』の勉強に切り替える」ことを、いつも強くおすすめしています。

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