見出し画像

ショックだったこと

最近「先生さようなら」というドラマが放送されていたようです。私は放送が終わってからこのドラマの存在を知りました。

このドラマ、なんと「高校教師と生徒の恋愛」を描いたものだったようです。

私はこれを知って愕然としました。ほとんどの先進国では教師と生徒の恋愛を禁止しています。たとえ法律では禁止されていない国(もしくは地域)でも、「教師と生徒の恋愛は社会的にアウト」という認識です。大学でも教師と生徒の恋愛を禁止しているところは多いです(ハーバード大学など)。

禁止理由には、「教師と生徒は境界線を越えてはならない」という認識があり、もちろん「生徒を性被害から守るため」という大きな目的があります。

にも関わらず、日本では堂々と教師と生徒の恋愛模様を描いたドラマが放送されている。日本だけがモラル的に逆行しているように思えます。

さらにショックなことに、このドラマの主演は旧ジャニーズのアイドルだったのです。

社長が小児性愛者で大問題になり、国連の調査が入り、その結果、会社が解体しても、まだなおこのようなドラマの企画に事務所が乗るというのは、正直信じがたいことです。

あの事務所は長年、ライバルをつぶすことに注力した結果、モラル全般に対して鈍感になっていたとしか思えません。

「先生さようなら」は、企画段階で誰かが「これは今の時代さすがにおかしい」と言うべきだったと思います。そういう声がなかった、もしくはあったけれども無視されて企画が進んでいったのであれば、残念でならないです。

視聴者がYouTubeに移行しているとはいえ、テレビはまだ大きな影響力を持っています。そのことを踏まえ、企画側はもっと慎重に企画を検討する必要があると思います。

追記:このようなドラマを見て、視聴者が「設定がおかしい」と感じないのであれば、それが一番問題のような気がします。

教師と生徒のドラマ、という設定に嫌悪感を持つのが健康な人の思考です。

どんな設定であれ、自分の好きなアイドルが輝いていてくればいい、「胸キュン」であればいい、という思考はかなり危険です。なぜならこの先、搾取されていても気づかない、喜んで被害者になっている、という可能性が高くなるからです。

「これはおかしい」と気づくのが、被害者にならない第一歩です。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?