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英語か、専門知識か?

よく、「英語だけできてもしょうがない。専門知識がないと話にならない」と言われます。

ずっと英語に関係する仕事をしてきた私は、こういう言葉を耳にするたび、肩身の狭い思いをしてきました。

しかし、今自分の経験から言えるのは、「専門知識はあっても、英語が全くできない人」と、「専門知識はないけど、英語が仕事で使えるレベルに達している人」とでは、後者のほうがより仕事は見つけやすく、いざ仕事が始まったとき、肩身の狭い思いをしなくてよい、ということです。

仕事上、全く英語が要求されないという職種や、最初から高度な専門知識が要求される医療関係や研究職の仕事は別として、一般的な会社での仕事であれば、専門知識は入社してから勉強し、身につけることは可能である、というのが私の実感です。

私が新卒のころは就職氷河期で、その後、転職した時期も全て不景気でした。

にもかかわらず、何とか仕事が見つかり、転職するたび年収が上がったのは、「英語がその仕事で使えるレベルに達していたから」、この一点だけです。仕事を始める前、その業界に関する専門知識はありませんでした。

だから、専門知識がない…と絶望される必要はありません。専門知識は、その分野の本を10冊くらい読めば、少なくとも基礎的な知識はつくはずです。しかし、英語は習得するのに時間がかかります。もう音楽と一緒で、やるなら一日でも早い方がいい。むしろ、専門知識がない人ほど英語をやったほうがいいのです。

専門知識がない…と悩んでいる方は、まず英語から始めてみるのはいかがでしょうか…?





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