見出し画像

読書が苦手な人が、図書館の常連になるくらい楽しめる方法【読書が苦手だった司書が教える世界一かんたんな図書館の使い方】つのだ由美こ著

私は図書館が好きです。
これを抜きに私の人生は語れません。

小学校高学年から中学生まで
クラスに馴染めなくて苦労しました。
自分も女子なのに、女子の集団が苦手でした。
「違う意見を言うと、仲間外れにされる」という息苦しさを感じました。

そんな時、図書館が私の居場所になりました。
本を読むのも楽しかったですが、
司書さんとお話するのもいい気分転換でした。

図書館好きな私ですが、
友人に話すと「図書館に行ったことがない」と言われてしまいました。

「え〜、もったいない!」と思ったけど、
彼女たちに魅力を伝える手段はありませんでした。

ある日、この本について
SNSのタイムラインで見かけて
「これは面白い!」と思いました。

これなら友人たちに
魅力を伝えられそうと思いました。


・自分の好きなものから読む

失礼ながら「そんなの当たり前でしょ」と思いました。
図書館をブラブラ歩いて、「何これ?面白そう!」と思ったものを借りて読みます。

いくら人気の本でも
気持ちが動かなければ読みません。

私にとっては当たり前と思っていたけど、
苦手な人ほど「何を読むのが正解なのか、評価されるのか」という考えで本を選ぶ事実に驚きました。

時々骨太な本を読むこともありますが、
興味の赴いたまま読むことがほとんどです。

読書の目的は「好きなもの」を深めることや、「知りたいこと」を調べて問題を解決することです。

世界一かんたんな図書館の使い方 p121-122

読書に対して苦手意識がある人ほど、
興味のあることが書かれている本を勧めていました。

うちの息子たちにも思い当たることがあります。

いくら絵本の読み聞かせをしても、
あまり興味を示せませんでした。

夫が息子たちのために、
トミカの図鑑を買ってきました。
2人とも(特に次男)はトミカが大好き。
自分で本棚から出して眺めていました。

「好きなものに読ませるのがよさそう」と気づきました。

・密かに実行してる読書術とは

図書館で、本を借りると返却期限があります。
私がよく行ってる図書館の返却期限は2週間です。

この締め切りが先延ばしを防止してます。

特に効果が発揮するのは、芥川賞・直木賞の候補作を借りて読んでいる時です。
いつ借りれるかわからないので、候補作がわかった時点でまとめて貸出予約をします。

直木賞の候補作は一冊あたり分厚い本が多いです。
時々3冊同時に用意されることがあります。
そうなると、時間を作って読まないと間に合いません。

延長するにしても、候補作になった作品は人気が出るので、次の人が予約しています。
返すのが遅れると迷惑をかけるので
必死になって読んでます。

この、ほどほどの緊張感がちょうどいいです。

「このくらいなら2週間以内に読み切れる」
そのくらいの量から始めると訓練になります。

・取り寄せできるの知ってますか?

「私の読みたい本が置いていないから、図書館には行かない」
そう言っていた人もいます。

以前、本の紹介をしていたラジオ番組がありました。
読みたいけど、近所の図書館には置いていません。
困った私は「この本は置いていませんか?」と尋ねました。

そしたら「急いでいなければ他の図書館から借りることができます。どうしますか?」と聞かれました。

施設によって呼び方は変わるかもしれませんが
うちの図書館では「相互貸出」という制度でした。本によっては入荷することもあります。

相互貸出は他の図書館から借りる制度なので、
予約したタイミングによっては
1ヶ月以上かかることもあります。
急いでいなければ使ってみる価値があります。

一時期よく使っていたので「いつも無茶振りしてすいません」と言っていたくらいです。

まずは、気になるが本が置いているか聞くといいでしょう。

・感想

「図書館や本屋さんに行くと出てこないよね」
夫にそう言われました。
面白そうな本がたくさん見かけて、
帰るきっかけを失うことがあるくらいです。

そんな私を気遣って、本屋さんや図書館を見かけると「行く?」と聞いてくれるようになりました。
ありがたい限りです。

そんな本好きの私が
「図書館の司書が書いた本がある」という投稿を見て「読みたい!」と思いました。

私の場合、楽しみのために読むことが多いですが、
調べ物をする時にも役に立ちます。
「こんな楽しみ方があるのか」と勉強になりました。

これからも、定期的に図書館に行きます。

以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?