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正攻法では通用しない!? 発達障害の子どもに合う勉強法とは【発達障害の子どもが自己肯定感を高める最強の勉強法】和田秀樹著

4月に小学生になった長男。
2歳の頃に自閉症と知的障害があると言われました。

一般的な6歳児が6歳相当の能力があるとしたら、
長男は2歳相当の能力もありません。
日常生活も手助けが必要なことが多いです。

そんな彼を見て
「そもそも勉強できるの?」と疑問でした。

本書では、発達障害の性質にあった勉強法は提案しています。

グレーゾーンで公的支援を受けられないお子さんは、親が独自に支援をしないといけなくなります。
そういう状況の人ほど、この本が役に立つと思います。


・診断名より大切なこと

ASD(自閉症スペクトラム障害)、
ADHD(注意欠如・多動症)、
LD(学習障害)のそれぞれの特徴をもとに
おすすめの勉強法を提示していました。

勉強法は提示しているものの
「うまくいったら続けて、うまくいかなかったら別の方法を考えてください」と前置きがありました。

一言にASDと診断されているお子さんでも、人間が変われば全く違う特徴を持っています。
同じ診断名でもある特定の勉強法が
合う子、合わない子がいてもおかしくありません。

息子2人ともASDと診断されたものの、
特性も違えば、障害の程度も違います。

長男はやっと言葉を真似するようになりましたが、
次男は単語がたくさん出るようになってます。
そろそろ二語文が話せそうです。

本人の能力と特性に合わせた方法を
見つけようと思いました。

・苦手なことを無理強いしない。

そもそもASDの子どもは、
コミュニケーションを取るのが苦手です。
国語でも読解力が低くて苦労します。

そんなコミュニケーションを取るのが苦手な子ども「みんなと仲良くしよう」と苦手なことを強いてはいけないとのことです。

これは苦手教科にも言えます。
得意教科と苦手教科があれば、
苦手教科を伸ばせば全体の点数が上がるから
苦手克服から始めた方が効率的と考えがちです。

しかし、苦手な教科は本人のやる気が出ません。
無理にさせて、勉強嫌いになるくらいなら、
得意教科をやらせて「自分にもできる」と自信を持たせる方がいいとのことでした。

今のところ長男が得意な教科はまだ分かりません。
親としては一つでも見つかることを願います。
それすらも無理強いさせてはいけないかもしれませんが。

・子育てノートのすすめ

実は子どもたちそれぞれノートをつけてます。
ノートの付け方は、これと言ってルールはありません。

家や学校での様子、試してみた勉強法など
好きなように書いていいとのことです。

連絡帳を見ながら書いてます。

・感想

発達特性のあればあるなりに、
やりやすい勉強法があると勉強になりました。

長男の場合、読解力が弱いという特徴があります。
「何でこんなのもわからないの!?」と
言わないように気をつけます。

そもそも、勉強嫌いにさせたら親の敗北と感じます。
得意不得意に関わらず、楽しいと思えれば
何とかなると感じてます。

長男の学校では、本人のペースに合わせて授業をしているそうです。ありがたい限りです。

以上、ちえでした。
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