「ざっくり一言」から300文字以上の文章が完成した方法とは【言語化大全】山口拓朗著

「言語化できない人は何も考えていない人と同じ」
冒頭からこんなことが書かれていました。

考えてることはたくさんあったのに、
その考えを口にすることはありませんでした。
傍から見たら「何も考えてない頭の空っぽの人」と思われていたのかもしれません。

・言語化能力を上げる3ステップ

1、語彙力を伸ばす
2、「具体化力」を鍛える
3、伝達力を磨く

「語彙力を伸ばす」はすぐ思いつくと思います。
私自身、アドバイスを求められたら
「文章を上達させたければ、語彙力を身につけてください」と言うくらいです。

それだけでは不十分と気づきました。
「重要なのは何を伝えるべきなのか」を整理することです。

具体化力は適切な例をあげることです。
結局、ある程度語彙力がなければ、
例え話も思いつかないと気づきました。

・ざっくり一言

「ざっくり一言」を言って
「なぜ？」「例えば」と続けば
一つの文章になります。

早速、やってみました。

○ざっくり一言

パウパトロールの映画を見て感動した。

○なぜ？

パウパトロールのメンバーで
一番体が小さなスカイが、
困難に立ち向かって行ったから。

○例えば

まずは、子どもの頃、大きな兄弟犬たちに埋もれて
食事をすることもままならなかったです。
ケントが来たのを見て、自分から行動を起こしました。
それからパウ・パトロールでパイロットをやってます。

もう一つは、巨大な隕石が落ちてくる中、
町の人たちを守るために隕石を壊しに行きます。
一度、任務に失敗して敵に捕まってしまったスカイ。
それでも、信頼して任せてくれるケントの期待に応えようとしました。

小さい隕石なら何とか壊せたものの、
最後には巨大な隕石が向かってきてます。

ケントから「危ないから戻ってきて」と退避指示。
しかし、それでも立ち向かっていきます。
無事、町の人の安全は守られました。

このテンプレートに沿って書くだけでも、
350文字前後になりました。
短めの文章を投稿するには困らない文章量を書けました。

・大事なのは使用語彙

知ってる語彙数を増やすのは大事です。
しかし、それ以上に大事なのは使える語彙を増やすことをです。

確かに、言葉をたくさん知ってる人はいるかもしれません。
しかし、話したり書いたりできなければ
意味がないとのことでした。

確かに私自身本を読むので、知ってる語彙はそれなりにあるかもしれません。
しかし、実際に話したり書いたりできる言葉になるともっと減ると思ってます。
使えるものを増やしていきたいと思いました。

・感想

「すごい本が出たものだな」
それが読んだ時の感想です
先月のZoomセミナーで、
オススメ本を急遽こちらに変更したくらいです。

語彙力を身につけるための方法が
分かりやすく書かれていますが、
特筆すべき点は
ゲームがたくさん載っていたことです。
どのゲームも、言葉を引き出すようにできています。

うちの子ども達はまだ、
そこまでの段階ではありませんが
ある程度の年齢の子どもなら
一緒に遊べそうと思いました。

ブックサンタもこの本にしました。
中高生でも問題なく読めると判断したからです。

本を受け取った子どもが、「文章を書くのが楽しい」と思うきっかけになるといいなぁと願います。

以上、ちえでした。
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