私の友人は、妻子のある人と20年近く不倫関係にある。 友人は、未婚である。 友人が二十代の頃、夜の店を経営していた年上の彼と店で出会い、友人の方から好きになり、 仲…
私ね、わかるのよね。 夜型の人間だから、夜勤は苦にならないし、 みんなが、夜勤大変でしょ、って言ってくるけど、むしろ日勤で4連勤とか信じられないの。起きれないしさ…
私が所属するNPO団体で支援している20歳の女の子話だ。 カラコンで紫メッシュの髪型とキラキラしたネイルをしている、今どきの綺麗な子。 彼女は中学校にほとんど通わず…
ホットペッパービューティーからクーポンが届いた。 期限付きクーポンはいつも捨てていたが、 今回はなぜか普段の自分と逆行する意思に動き出したくなった。 想像しただけ…
10ヶ月一緒に働いた親子ほど歳の違う社員が、今月いっぱいで退職する。 私は彼女が好きだった。 私はパートの事務方、彼女は現場の理学療法士。 第一印象は正直、知的エリ…
私はコロナの前年にメニエール病で退職し、その後2年間、引きこもり生活をした。 夫に扶養されているのに、 体調の波もあり、夫婦喧嘩を私からふっかけてはヒステリックに…
私は今の自分の苗字に強い拒否感を持っている。 今の自分の苗字、それは夫の姓だ。 女性が結婚を考えるとき、苗字に抵抗を持つ人もいるかもしれない。 個人的には、 もし…
写真はうちの16歳のおばあちゃん猫。元捨て猫。ガン闘病中。 動物保護団体の職員さんとお話しする機会があった。 彼女は看護師として働く傍ら、 ボランティアで動物保護の…
数年前、私の友人がVIOの脱毛に通い始めた。 40代になってなぜ?と聞くと、 邪魔だから… という理由だった。 ちなみにその友人はレス夫婦だ。 性的嗜好以外で、いまさらど…
薬を処方されている人は多い。 定期的に受診が必要で、医師は都度適切な薬を処方する。 しかし、患者側に問題があって用法用量を守れない、 もしくは副作用が強く出てしま…
うちの犬4匹、トイプードル、ポメラニアン、パピヨン、ヨークシャテリアはブリーダー引退犬だ。 何年も狭いケージの中で過ごし、名前も無く、誕生日もわからず、人の愛情…
ゴールデンウィークや、お盆、お正月はずっと嫌いだった。 単なる、妬み、嫉み、かもしれない。 世間が旅行だ。行楽だ。と騒いでいるニュースを見ると、心がすさんだ。 …
昔、介護施設で働いていた時の話だ。 80代後半のおじいちゃんがいた。 ほとんど寝たきりでオムツ、寝返りはできるが、自分で起きたり、歩くことはできない。 車椅子に乗る…
摂食障害、という言葉は私には無縁だと思っていた。 食は細くても食べることは大好きだった。 いつでも食べられるようにお菓子やパンは家に常備していたし、 通学の電車の…
私が彼と初めて出会ったのは半年前だ。 アパート管理をしている友人の紹介だった。 福祉関係の仕事をする友人は、自身の持つアパートに入居したばかりの男の子を私に紹介し…
寂れた海水浴場の人目につかない掘立て小屋だった。 もと建設関係の事務所に使われていたような古いボロボロの建物に、 車が近づくと、けたたましい犬の群れた声。 案内さ…
しょしがり
2024年6月8日 20:13
私の友人は、妻子のある人と20年近く不倫関係にある。友人は、未婚である。友人が二十代の頃、夜の店を経営していた年上の彼と店で出会い、友人の方から好きになり、仲良くなる工程で既婚者と知ったが、妻とはうまくいっていないという彼からの言葉で、いつか壊れる夫婦関係だと認識し、付き合いが始まった。そんな友人の恋を知り、私は応援していた。愛人という暗いイメージよりも、友人の遠いところで彼の結婚
2024年6月6日 13:35
私ね、わかるのよね。夜型の人間だから、夜勤は苦にならないし、みんなが、夜勤大変でしょ、って言ってくるけど、むしろ日勤で4連勤とか信じられないの。起きれないしさ。夜勤が体に合ってる。夜勤中だって、あんなさ、夜の7時8時に寝たらそりゃあ、夜中起きてくるわよね。やることないし、寝ろ寝ろって職員から言われたら、トイレに何度も行くでしょ。だって、それくらいしかやることないんだから。私だっ
2024年6月2日 11:47
私が所属するNPO団体で支援している20歳の女の子話だ。カラコンで紫メッシュの髪型とキラキラしたネイルをしている、今どきの綺麗な子。彼女は中学校にほとんど通わず、家を飛び出し、男の家を転々とし、補導されたりして、親から縁を切られた。今は風俗で働きながらシェアハウスで生活している。風俗はやめて、昼間の仕事をしないかと大人たちが就労支援に何度も繋げたが、長くは続かず、結局また風俗に戻って
2024年5月28日 20:32
ホットペッパービューティーからクーポンが届いた。期限付きクーポンはいつも捨てていたが、今回はなぜか普段の自分と逆行する意思に動き出したくなった。想像しただけで怖くて、針を顔に何十本もブッ刺す、美容鍼を予約していた。初回はお試しコースでリーズナブル。クーポンとポイントを使えばさらに安い。安い客だからと怪訝な顔をされないだろうか。安い代わりになんか売りつけられないだろうか。初めての
2024年5月26日 00:20
10ヶ月一緒に働いた親子ほど歳の違う社員が、今月いっぱいで退職する。私は彼女が好きだった。私はパートの事務方、彼女は現場の理学療法士。第一印象は正直、知的エリートオーラを全身にまとわせ、愛想も決して良くはない、クールで淡々と専門用語を並べる若いコ。というインプットだった。だがしばらくすると、よく笑う、おっちょこちょいで、お茶目な人間味を時折見せるようになり、私から利用者の個別運
2024年5月21日 20:06
私はコロナの前年にメニエール病で退職し、その後2年間、引きこもり生活をした。夫に扶養されているのに、体調の波もあり、夫婦喧嘩を私からふっかけてはヒステリックに泣いたりわめいたりした。更年期症状かもしれないと思い、婦人科にかかりホルモン療法も開始した。でも体調は良くならなかった。コロナによって世の中も未曾有の事態となっていった。コロナの前から引きこもり、自分自身が不安定な精神状態で
2024年5月18日 19:31
私は今の自分の苗字に強い拒否感を持っている。今の自分の苗字、それは夫の姓だ。女性が結婚を考えるとき、苗字に抵抗を持つ人もいるかもしれない。個人的には、もし自分が、佐藤、鈴木、渡辺から→早乙女、一条、白鳥とかに、入籍してなれたなら、結婚に対してもっと前向きに、テンションが上がるかもしれない。(佐藤さん、鈴木さん、渡辺さんに失礼)しかし、そのような憧れの苗字には、なんとなく格差や、嫁姑
2024年5月15日 10:05
写真はうちの16歳のおばあちゃん猫。元捨て猫。ガン闘病中。動物保護団体の職員さんとお話しする機会があった。彼女は看護師として働く傍ら、ボランティアで動物保護の活動をしている。殺処分をなくし、多頭飼育崩壊も減ってきているとはいうものの、山間部、田舎の方ではまだ飼育崩壊は無くならないという。地域柄、限界集落に独居高齢者も多い。可哀想だからと野良猫に食事を与えたり、知識不足により飼い猫が
2024年5月13日 11:53
数年前、私の友人がVIOの脱毛に通い始めた。40代になってなぜ?と聞くと、邪魔だから…という理由だった。ちなみにその友人はレス夫婦だ。性的嗜好以外で、いまさらどうしてか、私には理解できなかった。医療脱毛のコースで、下の毛をツルツルにしているという。デザイン脱毛している人はわりといるようだ。美容意識の高い人や、水着や下着にこだわる人、エチケットとして整えている人は、日帰り入浴施設な
2024年5月9日 19:21
薬を処方されている人は多い。定期的に受診が必要で、医師は都度適切な薬を処方する。しかし、患者側に問題があって用法用量を守れない、もしくは副作用が強く出てしまい、生活に影響が出てしまうといったことがある。私の周囲の人の場合、向精神薬を処方されている人もいて、これがよく起きる。例えば、お酒で薬を飲む。頓服薬を頻繁に飲む。1日3回の薬を一度に飲む。数日飲み忘れ、忘れた分を一気に飲む。
2024年5月7日 19:10
うちの犬4匹、トイプードル、ポメラニアン、パピヨン、ヨークシャテリアはブリーダー引退犬だ。何年も狭いケージの中で過ごし、名前も無く、誕生日もわからず、人の愛情も知らずに育った。縁あって4年前にうちにきたときは、戸惑いの連続だった。その一つが散歩だ。犬というものは、お散歩が好きな生き物だと思っていた。だがそれは思い込みだった。まず外に出たことがないから、外の世界が怖いのだ。未知
2024年5月4日 23:11
ゴールデンウィークや、お盆、お正月はずっと嫌いだった。単なる、妬み、嫉み、かもしれない。世間が旅行だ。行楽だ。と騒いでいるニュースを見ると、心がすさんだ。自分には関係のない出来事だからだ。誕生日も、クリスマスもない家庭だったし、お正月は、長距離運転手だった父が家に長くいて、酒乱で母に絡んだり、私にもとぱっちりがくる息の詰まる連休だった。父がいないのは、パチンコに行っている間で、帰
2024年5月2日 20:21
昔、介護施設で働いていた時の話だ。80代後半のおじいちゃんがいた。ほとんど寝たきりでオムツ、寝返りはできるが、自分で起きたり、歩くことはできない。車椅子に乗ることも移動することも、私たちが行った。食事は左手のみ使いスプーンで自分で食べていた。体は常に傾き、ボロボロと食べ物をたくさんこぼすのでエプロンをつけていた。脳梗塞の後遺症で片麻痺があったので、左半身しか動かせなかった。脳血管性
2024年5月1日 20:07
摂食障害、という言葉は私には無縁だと思っていた。食は細くても食べることは大好きだった。いつでも食べられるようにお菓子やパンは家に常備していたし、通学の電車の中でも常にスナック菓子を友達と回し食べていた。よほど高熱でも出ない限り、食欲が落ちることもなかった。夜中に無性にフライドポテトが食べたくなってマクドナルドに走ったり、衝動的に宅配ピザを頼んだり、カロリーお化けも構わず摂っていた
2024年4月28日 10:41
私が彼と初めて出会ったのは半年前だ。アパート管理をしている友人の紹介だった。福祉関係の仕事をする友人は、自身の持つアパートに入居したばかりの男の子を私に紹介した。男の子といっても、24歳の青年だ。友人は私に、彼の生活支援(金銭管理や安否確認など)をして欲しいと依頼した。最初の印象は、がっしりした体型とは真逆の、幼い話し方をする、愛想のいい子、だった。それからすぐに住所変更と生活保護の手
2024年4月25日 19:34
寂れた海水浴場の人目につかない掘立て小屋だった。もと建設関係の事務所に使われていたような古いボロボロの建物に、車が近づくと、けたたましい犬の群れた声。案内されて、滑りの悪いガラスの引戸を開け足を踏み入れた。ひどい匂いだった。声も大きく張らなければ会話できない。獣と糞尿の発酵した匂いの中でくらくらした。二十畳ほどの空間に、小さな錆びついたケージが壁に沿って3段重ねに積まれ、それぞれに2匹