ぼんやり

1984年7月生まれの男性です。東京育ち。銀行→不動産管理→電機メーカー→タイヤメーカ…

ぼんやり

1984年7月生まれの男性です。東京育ち。銀行→不動産管理→電機メーカー→タイヤメーカーと3回も転職して、人事の仕事をしています。(過去にはFP、総務・システムも担当) 趣味は、読書、ラジオ視聴、野球観戦、お笑い全般です。 本の個人的な感想等をメモ程度に書いていきます。

最近の記事

読書メモ:小説みたいに楽しく読める脳科学講義

基本情報『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』 大隅典子 2023年8月15日発行 社会科学系、エッセイを読むことが多く、たまには理系の本を読もうと手に取った一冊。「脳科学」について、図やコラムを挟みながらまとめられている。 構成 第1章 脳の構造と機能のおはなし 第2章 さまざまな動物の脳と脳をつくる細胞のおはなし 第3章 脳の発生のおはなし 第4章 脳の発達と老化のおはなし 第5章 脳科学研究のいま 感想 脳の構造やどうやって機能しているか、また、動物(ラットが

    • 読書メモ:その落語家、住所不定。タンスはアマゾン、家のない生き方

      基本情報『その落語家、住所不定。タンスはアマゾン、家のない生き方』 立川こしら 2019年1月30日発行 立川流真打の立川こしら師匠のエッセイであり、弟子の立川かしめが大学時代のサークルの後輩ということもあり、手に取った一冊。 こしら師匠が、どのようにして定住の家を持たず生活するようになったのか、また、志らく師匠に弟子入りし、どうやって前座時代を乗り越え(立川流は、入門する際に弟子が一門会費を払う)、真打になり現在に至ったのかが落語家らしい軽妙な語り口で書かれている。 (

      • 読書メモ:男尊女卑依存症社会

        基本情報『男尊女卑依存症社会』 斉藤章佳 2023年7月6日発行 現代では、以前よりも男女平等・女性活躍推進も進んでいると思うが、それでも何気ない日常の場面で、まだまだ「男尊女卑」を感じることがあり、また、私自身男尊女卑のバイアスがかかっていると反省もあり、手に取った一冊。 斉藤さんは、日本のワーカホリックは病理化はされていないが、様々な依存症に繋がるものと考えており、ご自身がワーカホリックだったご経験と実際の事例をあげて依存症の背景にワーカホリックがあったことを説明して

        • 読書メモ:世界は経営でできている

          基本情報『世界は経営でできている』 岩尾俊平 2024年1月20日発行 妻が図書館の貸し出しの順番待ちを待てずに、買った本書。妻から勧められたわけではないが、ちょうどよい時間ができたので手に取った一冊。 以下を意識して「令和冷笑体エッセイ」であり、いわゆる今時の文体で書かれている。 構成 はじめに:日常は経営でできている 1 貧乏は経営でできている 2 家庭は経営でできている 3 恋愛は経営でできている 4 勉強は経営でできている 5 虚栄は経営でできている 6 心労は

        読書メモ:小説みたいに楽しく読める脳科学講義

          読書メモ:ドラマへの遺言

          基本情報『ドラマへの遺言』 倉本聰 碓井広義 2019年2月20日発行 「北の国から」シリーズや「やすらぎの郷」等の脚本家である倉本聰さんに弟子である碓井広義さんがインタビューする形でまとめられた本書。 恥ずかしながら倉本聰作品ドラマをちゃんと拝見したことはないが、大御所脚本家であり、どのような思いを持って作品を作り、また、現在のドラマ界に対してどのような「遺言」があるのか興味があり、手に取った一冊。 構成 第1章 常に怒りのパッションを持っていないと 第2章 原点か

          読書メモ:ドラマへの遺言

          読書メモ:デフレの正体

          基本情報『デフレの正体‐経済は「人口の波」で動く』 藻谷 浩介 2010年6月10日 発行 以前コメントでらんたさんにご紹介頂いた本書。発行は、10年以上前だが、らんたさんの仰る現在でも通用し、納得できる良書であった。 発行された当時と比較し、多少の状況変化はあるものの日本の経済の現状の原因に関しては、大きくは変わっておらず納得できるものであった。 日本経済の不振の原因を「人口」に観点から検討、解説されている。 構成 第1講 思い込みの殻にヒビを入れよう 第2講 国際経

          読書メモ:デフレの正体

          読書メモ:ひらめきを生み出すカオスの法則

          基本情報『ひらめきを生み出すカオスの法則』 ティム・ハ―フォード 著 児島修 訳 2017年12月18日発行 エッセイや政治社会系の本を読むことが多いため、たまには別系の本を読もうと思い手に取った一冊。 イギリス人経済学者であるティム・ハ―フォードさんの原題「Messy:THE POWER OF DISORDER TO TORANSFORM OUR LIVES」を翻訳した本書。 ティムさんは、以下を主張しており具体的な事例をあげて解説されている。 構成 第1章 アクシデ

          読書メモ:ひらめきを生み出すカオスの法則

          読書メモ:幸せのひきがね

          基本情報『所ジョージの世田谷ベース55 幸せのひきがね』 所ジョージ 2024年3月28日発行 TBSラジオの「土曜朝6時木梨の会」をradikoで聞いていた時に ノリさんがさらっと「所さんも本の出したんだよね?」と振っており、 所さんが「買わなくていいですから」と言っており、気になり、購入した一冊。 「所ジョージの世田谷ベース」のムック本である。 構成 はじめに 幸せのひきがねは何処にある? 1 家族・夫婦・結婚・恋愛 2 考え方 3 イラスト/言葉遊び編 4 暮らし

          読書メモ:幸せのひきがね

          読書メモ:人生100年時代の年金制度

          基本情報『人生100年時代の年金制度』 日本年金学会 2021年1月20日発行 MXテレビをたまたま見ていた時に5年に一度の公的年金の財政検証を話題にしており、モデル世帯が「夫婦と子二人」で検証されており、さすがに成り立たないのでは?ということを議論していた。 確かに夫婦共働きも増え、少子化が進む中で「モデル世帯」という考え方含め検討が必要なのではないか?と感じていた。 また、社会保険労務士(以下、社労士)の勉強をしていた時期に年金制度は、複雑でわかりづらい(特に厚生年金

          読書メモ:人生100年時代の年金制度

          読書メモ:世界のDXはどこまで進んでいるか

          基本情報『世界のDXはどこまで進んでいるか』 雨宮寛二 2023年7月20日発行 以前、AIに関する本を読んでおり、「DX」も興味があり、特に世界との比較が気になり手に取った一冊。 DXに関して、以下のような構成でまとめられている。 基礎編:これまでのデジタル化の動きを捉えたうえで、企業がデジタル化を進めるうえで必要なことを解説する。 戦略編:企業がDXにより全体最適化をはかることで採るべき戦略を事例を示しながら、戦略的意義や価値の重要性を明らかにする。 事例編:デジタル

          読書メモ:世界のDXはどこまで進んでいるか

          読書メモ:調査報道ジャーナリズムの挑戦 市民社会と国際支援戦略

          基本情報『調査報道ジャーナリズムの挑戦 市民社会と国際支援戦略』 花田達朗、別府三奈子、大塚一美、デービッド・E・カプラン 2016年12月10日発行 以前読んだ週刊文春の本から「ジャーナリズム」って何なんだろうと思い、手に取った一冊、 読書メモ:獲る・守る・稼ぐ週刊文春「危機突破」リーダー論|ぼんやり (note.com) 調査報道の存在条件を検討し、日本における展望を目指して書かかれており、「調査報道」の発生をアメリカのジャーナリズム史の中に位置づけを求めている。そ

          読書メモ:調査報道ジャーナリズムの挑戦 市民社会と国際支援戦略

          読書メモ:いのちの車窓から

          基本情報『いのちの車窓から』(文庫版) 星野源 2022年1月25日発行 今更説明も不要だとは思うが、音楽家、俳優、文筆家としても有名な星野源さんのエッセイである。 本作は、エッセイとしてはおそらく4冊目の文庫本(文庫用のあとがきが追加されている)であり、大病後、紅白初出場、「逃げるは恥だか役には立つ」撮影時頃までのことが書かれている。新垣結さんについても書かれており、結婚した今読むと当時から魅かれていたことが読み取れる。 感想 「エッセイ」ということもあり、飾らない人

          読書メモ:いのちの車窓から

          読書メモ:いまこそ税と社会保障の話をしよう

          基本情報『いまこそ税と社会保障の話をしよう』 井出英策(慶應義塾大学経済学部教授) 2019年12月19日発行 「税」の話となると、増税か減税か、また、「消費税」たまに「所得税」がのことで、全体の話ではなく、パーツの話が多いと思い、全体的なことを勉強したいと思い、手に取った一冊である。 講演式で書かれており、冒頭に著者の問題認識・課題を話し、会話形式で議論を深めていく本書。著者の生い立ちを起点にした社会に対する課題から税と社会保障に関する考え方を独自の視点で解説されている。

          読書メモ:いまこそ税と社会保障の話をしよう

          読書メモ:桑田佳祐論

          基本情報『桑田佳祐論』 スージー鈴木 2022年6月20日発行 国民的バンドのサザンオールスターズの楽曲や桑田佳祐名義の楽曲における「歌詞」の深みを掘り越している本書。 著者は、1966年生まれで、桑田さんの10個下になり、私とは、1984年生まれなので、著者とは18歳差、桑田さんとは28歳差になる。 基本的に年代順に著者がセレクトした楽曲毎に歌詞を掘り下げていく形式で書かれている。 構成 第一章 胸騒ぎの腰つき(1978~1985) 1.サザンオールスターズ≪勝手にシ

          読書メモ:桑田佳祐論

          読書メモ:情報武装する政治

          基本情報『情報武装する政治』 西田亮介(社会学者) 2018年3月22日発行 情報環境、メディア環境の変化を概観しながら、政治の情報発信の諸相について論じ、「政治のわかりにくさ」をベースに政治のわかりやすさが欲望されることを前提に、政治、社会、メディアの変化と、政治の情報発信に注目した本書。 学術書と言われるジャンルだけになかなか理解しながら読み進めるのに苦労したが、大学時代にマス・コミュニケーションを専攻しており、知識のアップデートを図るべく手に取った一冊である。 構

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          読書メモ:「日本の伝統」の正体

          基本情報『「日本の伝統」の正体』 藤井 青銅 2021年1月1日発行 「その伝統、本当に昔からあった?」を調べていく本書。いろいろな「伝統」の成り立ち・歴史を詳細に調べ、2020年を基準に何年前の歴史があるか各項目の末に「伝統の年数」として一つひとつ記載している。(例えば、初詣は、約130年等) 著者は、オードリーのオールナイトニッポンの作家としても有名な藤井青銅さん。本書を出版時に宣伝を見て、気になっており、今回手に取った一冊である。 構成 第一章 季節にすり寄る「伝

          読書メモ:「日本の伝統」の正体