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難民映画祭 「ビバ・マエストロ! 指揮者ドゥダメルの挑戦」〜芸術・音楽には魂を癒す力がある


国連UNHCR協会第18回難民映画祭

現在、国連UNHCR協会による
第18回難民映画祭が開催されている。

「難民」
言葉では聞いた事があるがあまり身近な問題として考える機会がなかった。

そこで、まず難民について考えてみた。

難民について

国連高等難民弁務官UNHCRによると世界の難民・国内避難民は1億1000万人いるという。

現在パレスチナ自治区ガザ地区での悲惨な状況が連日報道されている。
今ガザ地区では戦闘の中を着の身着のままで逃げまどう民衆がいる。
またウクライナ戦争も続いている。
そこでも多くの人々が土地を追われた。
世界中の紛争地域〜アフガニスタン、アフリカスーダンからも祖国を追われた人たちがいる。

戦闘や紛争から逃げた人々は難民となる。
世界中には1億1000万人を超える難民がいるという。
避難した先では移民問題という別な困難にも直面する。

国連高等難民弁務官UNHCRは、
こういった難民、国内避難民、無国籍者を国際的に保護、支援する世界135ヵ国で活動する国連機関である。

戦争や紛争から逃げられたとしても幼い心に刻まれた残酷な光景はトラウマになっている事だろう。
難民の子どもの心に一日も早く穏やかな笑い声を取り戻せる日が訪れるようにと強く願っている。

ガザでも、そしてウクライナでも戦争は続いている。
一日も早く停戦し、安心できる場所で心を癒してほしい。

私は難民について、あまり知らなかった。
この難民映画祭を観る事で理解を深めていこうと思う。

「難民映画祭」は今回で18回目。
世界各地の難民のドキュメンタリー映画を6本を劇場、オンラインで観る事ができる。



UNHCR第18回難民映画祭

ドゥダメル 「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」


今回の難民映画祭で上映されている中に「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」という映画がある。

これはマエストロであるドゥダメルの音楽を通じての挑戦を紹介した映画だ。
ドゥダメルはベネズエラ出身の世界的な指揮者。

ベネズエラのデモで彼の仲間でもある音楽家が命を落とした。それに対して意見を表したところ予定されていたコンサートを中止せざるを得ない状況となってしまった…
それでも彼は激動の世界に生きる若者に音楽を教え、
これを通じて彼らに勇気と希望を与え、
「音楽での挑戦」で社会を変革する試みをしているという。

エル・システマはベネズエラの公的融資による音楽教育プログラム組織である。
ドゥダメルもまた、エル・システマ出身である。(Wikipediaより)

以前、私はテレビでベネズエラの「エル・システマ」についての特集を観た事がある。
若者たちが音楽に出会い希望を持つようになっていく姿が描かれていて、とても感動的だった。

「芸術や音楽は単なる娯楽ではありません。音楽には魂を癒す大きな力があるのです」
ドゥダメルの言葉である。
(ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦から)


その他の映画についても以下に紹介したい。
この映画は現在オンラインでも視聴できる。

オンライン開催11月6日〜11月30日
劇場開催11/6、11/23、11/25東京
詳しくは下記のリンクをご覧になってみてください。

難民〜困難に立ち向かう民衆の物語
とてもいい言葉だ。




ビバ・マエストロの英語での紹介
ニュース映像が含まれていて、どういう出来事があったかが少し紹介されています。



国連UNHCR協会
UNHCR駐日事務所公式SNS

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