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小さな挑戦⭐️エッセイ等

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note開始以来のエッセイ等をまとめました♪
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記事一覧

桜吹雪と勿忘草…  セピア色の記憶 #虎吉の毎月note #青ブラ文学部

桜吹雪と勿忘草… セピア色の記憶 #虎吉の毎月note #青ブラ文学部


桜吹雪と勿忘草…
セピア色の記憶  #虎吉の毎月note #青ブラ文学部
セピア色の桜の記憶…

セラピードッグのような愛犬が
夜中に起こしてくるようになったのは
冬のことだった。
さすったら安心して寝ついていた。

そして別れ…
いつもより早く咲いた桜が舞い散る頃に見送った。

散歩デビューした頃
迷子になった

翌朝コンビニの店長さんに「迷子チラシ」を貼るお願いをしていると…
道路の

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[エッセイ]風薫る季節〜私は小説を書き始めた (約1400文字) #色のある風景#風薫る

[エッセイ]風薫る季節〜私は小説を書き始めた (約1400文字) #色のある風景#風薫る

風薫る昼下がりの公園
藤棚の木漏れ日
散歩する犬
駆け回る幼な子
まだ傾かない日差しの中を行く母の
片方の手に買い物袋
もう片方に幼な子

親子連れを優しく見つめるのは
ベンチに腰掛ける
いぶし銀の髪を束ねた御婦人

ツバメの子は、やがて巣立ち
雀の子は、飛び方を覚える

葉桜揺らす風は万物を育む
母の眼差しを持っているような気がする…

家庭訪問期間中の早帰りの午後、
たびたび祖母を見舞った。

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朧月夜の春を想う

朧月夜の春を想う

おぼろづき脳裏にかすむ夕餉かな

子ども時代、サイレンの音が聴こえてくると遊びを止め、
「また、明日ね」と言って皆、我が家へと帰るものだった。
そんな昔の話…

筍の季節
母がタケノコの下の方のかたい部分を切ったら、小さなお椀のような形になった。
その端っこを「ままごとに使ったらいいよ」と私にくれた。
その日の味噌汁には柔らかい筍とワカメが入っていたのは覚えているが、
その他の特別なおかずは覚えて

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もうすぐ「ひな祭り」なので  雅楽を聴いてみた

もうすぐ「ひな祭り」なので  雅楽を聴いてみた

ひな祭り🎎…(参照まで含めたら2491文字)と長いので、
東儀秀樹さんの演奏だけなら目次の
「♪」マークからお聴きください

ヘッダーの写真はスナフさんが写した作品
ホテル雅叙園東京 (目黒雅叙園) で2020展示されたお雛様です🎎

ひな祭りと雛人形🎎
音が聴こえてくるような五人囃子

今回「ひな祭り」のヘッダーを探す中で、この写真に釘付けになりました。まさに楽器を演奏しているような動きと

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アーモンドの花咲く春2 沙漠のオアシスのナウルーズ祭り  #私の作品紹介

アーモンドの花咲く春2 沙漠のオアシスのナウルーズ祭り  #私の作品紹介

1 [短歌]
巴旦杏キャラバン隊の旅の跡
西域からの花の路かな1〜3で約2000くらい、
全体で3000文字を超える長い話になります…(4章めの参考にした話を含むと)

お忙しい方は1章のみ、お読み頂き、
1章の後の目次から動画だけ選んで観てもらえたら嬉しいです☺️

シルクロード🐪🐪🐪

なんとロマン溢れる言葉でしょうか!
私はシルクロードに幼い頃から興味がありました。
まず幼い日の話を

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夜の梅 虎屋の羊羹の思い出 #シロクマ文芸部

夜の梅 虎屋の羊羹の思い出 #シロクマ文芸部

#今日の俳句梅の花みれば懐かし幼き日

虎の絵の袋懐かし夜の梅
#シロクマ文芸部 #梅の花 #至福のスイーツ #今日の俳句

[エッセイ]
夜の梅幼きころの思い出と白き花虎屋の羊羹の想い出

虎屋グループホームページ
https://www.toraya-group.co.jp/sitemap

梅の花をみると思い出す昔がある。

立春を過ぎた頃のこと、蕎麦屋の前に見事な白い梅が咲いていた。

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冬の浜辺のノーブルなカラス氏  / カラスたちの昼下がり2

冬の浜辺のノーブルなカラス氏 / カラスたちの昼下がり2



第一弾 カラスたちの昼下がり

「カラスたちの昼下がり」は、私がnoteの投稿を初めて間もない頃、3作品目に書いた初期作品である。
いいね🩷の数が現時点(2024.0210)で6つ!
ごく少数の方々に読んで頂いた貴重な話。

さて虎吉さんの企画を機会に、
「カラスたちの昼下がり2」で下書きしてあったものを仕上げた。
#あの記事の後日談

後日談というタイトルに相応しいかはわからないが、これ

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カラスたちの昼下がり

カラスたちの昼下がり

昔はスズメの多かったこの街。
最近、カラスが増えたせいか、全く見かけなくなってしまった。

電線や、近所のビルの上から、「カーカー」とにぎやかだ。カラス同志の朝の挨拶の様だ。

幼い頃、鳴き真似したら、母に、
「カラスは、頭いいから、真似したらダメよ」と言われて以来、真似はしない。

以前、テレビ番組で「カラス語」なるカラスの言語を研究をしている大学教授が紹介されていた。カラスは、相当、知能が高い

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チョコレートの物語 #シロクマ文芸部 #今日の短歌

チョコレートの物語 #シロクマ文芸部 #今日の短歌

序にかえて

チョコレートで短歌

奥山を分け入り採りしカカオ実に
砂糖の魔法か至福の味わい

チョコレートの物語チョコレートを作る事に懸命になる人たちのドキュメンタリーを観た事があります。チョコレートメーカーで新しいカカオを見つける人の事を「カカオハンター」として紹介していました。
熱帯の奥地に分け入り、幻のカカオを追う仕事。美味しいチョコレートを作るためのメーカーの努力は今も続いているようです

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懐かしき「知床旅情」 知床の思い出 #今日の短歌 

懐かしき「知床旅情」 知床の思い出 #今日の短歌 

#知床 #知床旅情 #今日の短歌 #北方領土の日

昭和の名曲〜「知床旅情」
懐かしい思い出の曲…。

「知床旅情」と言っても、令和、平成世代は、ほぼ知らないかもしれない。
幼い頃に親や祖父母世代が聴いていた曲として、ご存知の方もおられるかもしれないが…

でも初めて聴いても、懐かしい気持ちになれる名曲✨
どんな世代の方が聴いても懐かしい気持ちがする「永遠の名曲」
「知床旅情」は今どきの言葉で言え

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海caretta #名前の由来  小説家を夢見るウミガメ物語

海caretta #名前の由来  小説家を夢見るウミガメ物語

海caretta#名前の由来
(勝手にウィキ◯ディア風)
小説家を夢見るウミガメ物語

海carettaの由来には諸説あります。
命名者が気分によって、あれこれ言っているためと思われます。(本人談)
由来については検証が必要です。

実際のところはnote登録の際、「ペンネームを適当につけた」というのが正解というのが有力な説です。

本人が後付けで考えた名前の由来をウィキペディア風に書いた、
「海

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ドラマ昼に昇る月ost ジュンス everything of us

ドラマ昼に昇る月ost ジュンス everything of us

Yukitaღ
@yukita.xiawaseより

2023年もあと数時間です。
noteに投稿しだして半年。
いろんな事がありました。
クリスマス等の世間の楽しい気分の中で、しばらくは投稿するのも控えていましたが、新年を前のあまり目立たないこの時期に投稿いたしました。
(シロクマ文芸部の今回の投稿でも書くことで癒されました✨)

悲しいこともあったこの年…
母の旅立ちの悲しみはまだまだ癒えそう

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みかん色の冬          #シロクマ文芸部

みかん色の冬 #シロクマ文芸部

#シロクマ文芸部 #冬の色

みかん色の冬冬の色…その言葉から連想される
私の幼い日の冬のページには、
みかん色の光景が広がっている。

   🍊   🍊   🍊

通学路のみかんの木

正月と言えば、なぜか幼い頃の冬を思い出す。

通学路沿いの一軒家の庭には、みかんの木があった。
緑の葉の茂る夏の季節までは花が咲いたのにも気づかず存在も気にしていなかった小さな緑のみかんの実。
秋の公園の木

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さかのぼりレストラン

さかのぼりレストラン

田舎とは言えない街にある小さなレストランでのお話。

食事は旅の楽しみのひとつ。
某グルメサイトを見てみると先程来る途中に見かけたレストランがオススメで出ていた。
さっそく、そのレストランへと向かった。
覗いてみると小ぢんまりとしたレストランには4人がけのテーブルが6セット。すでに常連らしい客がお酒を飲みながら食事を楽しんでいる様だ。

「8時には予約が入っていますが、それまででも大丈夫でしたら…

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