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心に残ったnote記事、本を紹介されている記事📚

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感動した話、読み返したい話、本を紹介してくださっている記事📚 読書に挑戦中です…本の紹介記事としても、まとめています♪ 覚えておきたいnote記事
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記事一覧

店が燃えた

店が燃えた

火事を起こしてしまい、店が燃えた。
この記事を簡潔に表すと下記の内容になります。

・オープン準備中のお店で火事を起こしてしまった。
・原因は調査中。「床用ワックスの揮発からの発火」か「充電式掃除機のバッテリーからの発火」?
・なんとかオープンできる状態に戻したが、正直困っている。
・困っているので、下記の宣伝ツイートをRTして周知して欲しい。
・火は恐ろしい。

以上です。

◆RTして欲しい宣

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結葉や清かなる瞳の射抜く空

結葉や清かなる瞳の射抜く空

本日の季語 結葉

みなさん、おはようございます。
今日もどうにもくだらない(笑)犬好きのお話にお付き合いください。

よくここでもお話をしていますが、私は小型犬と暮らしています。
飼っている ではなく 暮らしている と思っています。
犬と暮らしたことのある方はご存知だと思いますが、それぞれに性格が違っていたり、こちらの話すことを理解してくれていたり。
私の場合、人間と暮らすと日々ふつふつと湧いて

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〝長文アレルギー〟は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけ。

〝長文アレルギー〟は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけ。

創作大賞の募集がはじまって、1週間が経ちました。

大手メディアから書籍化・映像化のチャンスということで、昨年は3万4000もの応募があったそうです。今年はもっと増えるでしょうね。

しかし一方で、

「自分に創作の才能なんて……」
「そもそも、そんな何万字も書けないよ」

と思った方も多いのでは?

長い文章を書くのが苦手。
話がふくらまない。
おもしろさが今ひとつ伝わらない。

実はかつての僕

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未完成の文章に共通点。〝出来事オンリー〟に個性なし。

未完成の文章に共通点。〝出来事オンリー〟に個性なし。

僕の仕事には大きなメリットがあります。それは……、

〝未完成〟の原稿・映像を山ほど目にできること。

現在の僕だと週に3本の企画を担当しているので、単純計算で年に144本。途中経過を含めると、その数は何倍にも膨れ上がるでしょう。

長年、それだけの〝未完成〟に触れていると、自然と原因と対策も見えてくるというものです。

今回は、多くの〝未完成〟に共通する〝出来事オンリー〟の文章について書いていき

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原稿が迷子になったときにやること。

原稿が迷子になったときにやること。

しばしば事件は、迷宮入りする。

推理小説でも、刑事ドラマでも、クライムサスペンスでも、迷宮入りする。しかしながら実際の迷宮(迷路のような構造の建物、たとえばお城)に入ったことのある人は、ほとんどいないだろう。われわれは、というか探偵さんや刑事さんは、それを描く作家さんは、入ったこともない迷宮に入ったと言っているわけだ。

もしもこれを実感に即したことばになおすなら、迷子がいちばんだろう。犯人を追

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20年ぶりに参加したライブで、KCONならではのスマホで自由に動画撮影できる体験してみたら、とても楽しかった話。

20年ぶりに参加したライブで、KCONならではのスマホで自由に動画撮影できる体験してみたら、とても楽しかった話。

昨日は、KCONの幕張メッセ側の体験記を書きましたが、メインのZOZOマリンスタジアムでのライブの体験についても書いておきたいと思います。

正直なところをいうと、私自身はそれほど今回めっちゃ好きなグループが出演しているわけでもなかったので、幕張メッセ側のKCON体験のついでに、ライブもある程度ひっそりと観察したら帰ろうと思っていました(汗)

しかし、会場に着いてみて衝撃を受けます。

千葉マリ

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 【「私」にしか書けないものが必ずある】簡単なコツをつかめば文章にも「個性」が生まれる(2018年4月号特集)

【「私」にしか書けないものが必ずある】簡単なコツをつかめば文章にも「個性」が生まれる(2018年4月号特集)


 全く書けないわけではないが、どうもありきたりな文章だと思う、読む人に伝わらないと思ってしまう。そんなお悩みを解決しよう。

解決策①:一点突破で、ある面をとぎすます「私」は世界に一人、「私」を書こう!

 ありきたりとは、珍しくない、ありふれている、平凡という意味。
 そうなってしまうひとつの原因は、正しいことを書こうとしすぎること。客観的な正論もいいが、報道の文章ではないので、それをそのまま

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ブックガイド「人生に触れる5冊」/作家・平野啓一郎

ブックガイド「人生に触れる5冊」/作家・平野啓一郎

この連載では、飯田橋文学会のメンバーがテーマごとに必読書をご紹介していきます。今回は、作家・平野啓一郎が「人生に触れる5冊」をテーマにオススメの本をご紹介します。

「人生に触れる5冊」

人間を知るためには、現実の生に触れるのが一番という考えもあるが、その深みや多面性、長い時間の中での変化を知るためには、本という形式の言葉に頼るより外はない。読書は他者という存在の体験である。(平野啓一郎)

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『すばる』(7月号)に掲載されている「ウクライナの核危機 林京子を読む」シンポジウムの構成を担当しました。

『すばる』(7月号)に掲載されている「ウクライナの核危機 林京子を読む」シンポジウムの構成を担当しました。

こちらは2月23日に神奈川近代文学館で行われたものです。登壇者は下記のメンバー。

川村湊(文芸評論家)、青来有一、宮内勝典(作家)、村上政彦(作家)、森詠(作家)

林京子の問題意識を引き継ぎながら、いま、目の前にある戦争のことを文学者としてどう考えるか、が主題となっています。

中上健次が林京子を「原爆ファシズム」と批判した問題や、「湾岸戦争に反対する文学者声明」のときと現在の状況の違い。その

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原爆投下を正当化するアメリカの上院議員と、核兵器をめぐる人種主義

原爆投下を正当化するアメリカの上院議員と、核兵器をめぐる人種主義

 12日、アメリカのリンジー・グラム上院議員はイスラエルのガザ攻撃を自衛権と正当化する中で、「広島・長崎への原爆投下を負けられない戦争を終わらせた。正しい決断だった。」と述べた。

 アメリカは広島・長崎の原爆投下で、今のイスラエルと同様に非常に多数の市民を殺害した。アメリカが原爆投下した時、日本はアメリカの存亡に対する脅威ではなかった。

 イスラエルは同様に現在存亡の危機に直面していない。イス

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エッセイ | 40歳差の私たち。文通30周年メモリアルイヤーはエメラルドグリーンの輝き。

エッセイ | 40歳差の私たち。文通30周年メモリアルイヤーはエメラルドグリーンの輝き。

 祝日の朝早く、ゆうパックが届いた。
私にゆうパックを送ってくれる相手で思い当たるのは一人しかいない。おじさんだ。

 おじさんというのは、私の長年の文通相手のことで、昭和19年(1944年)生まれの八十歳である。

 おじさんとは、私が一歳の頃に出会った。

おじさんは当時私が住んでいた家の、真向かいにある古いアパートの一階に夫婦で住んでいた。
その頃から、家の前で会えば

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エッセイ | おじさんと小説

エッセイ | おじさんと小説

 知人と久々にランチをした休日。出先でヤマト運輸から不在通知をメールで受け取った。
 休日の朝、私のもとに届くゆうパックであれば、それは九割以上の確率で送り主はおじさんだ。だけど、今回はヤマト運輸からの荷物だったために、私はしばし考えてしまった。

 ちなみに、おじさんというのはわたしの長年の文通相手のことで、御年80歳、血縁関係にはない。幼少期の近所付き合いから、住む土地が変わっても30年間文通

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海路歴程 第九回<上>/花村萬月

海路歴程 第九回<上>/花村萬月

.    *

 どーん!
 爆裂音が轟いた。
 あわてて目をひらく。
 ばらばらと派手に雨が降りかかった。
 舌先で濡れた唇まわりをなぞる。潮だ。この塩辛さは間違いなく海の水だ。
 薄闇のなか、皆はてんでんばらばらに転がって、眠り呆けている。
 貞親は忙しなく目をこすった。ただ一人、酒を呑んでいなかったから、すぐに意識がもどったが、先ほどの大音響がなんであったのかは判断がつかない。
 雑魚寝して

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海路歴程 第九回<下>/花村萬月

海路歴程 第九回<下>/花村萬月

.    *

 明けない夜はない。
 だが、あたりが薄明るくなっても日輪は昇らなかった。灰色の雲が洋上の彼方で水平線と溶けあって、どこまでが海でどこからが雲か判然としない。超巨大な無彩色の椀をかぶせられているかのような閉塞感がある。
 おずおずと親司が具申した。
「船頭、髻を切ろう」
 神仏に祈り、すがるしかないというのだ。船頭が受ける。
「莫迦野郎、俺はな、雷様に焼かれちまって切る髷がねえんだ

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