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新入社員に伝えたいことをまとめてみた

新年度からひと月が経ち、
今日から新入社員が配属された。

まだスーツに着られているような、あどけなさの残る男女2人が入ってきた。

この時期になると、いつも自分の新入社員時代を思い出す。それはもうワガママポンコツ新入社員だったわけだが、なんとか社会人15年目を迎えることができた。

そんな私から新入社員に何を伝えられるだろうか。15年を振り返って伝えたいことをまとめてみた。

長く取り組まないと分からないこともある

私は前の職場で13年勤めた。
ジョブローテーションや異動があったりして、4年くらいのスパンで色んな仕事を経験した。

そこで分かったことは、長く取り組まないと分からないこともあるということだ。

今時、石の上にも3年という言葉は古いかもしれない。でも3年目でやっと見える景色が確かにあるのだ。(業界によって違うと思うが…)

がむしゃらな1年目、知識が定着する2年目、自分の色がだせる3年目。型破りするにも、型を知らないことには破れないのだ。

最近「入社1日目で退職」というニュースを見かけたが、1日で何が分かるのだろう。事情は分からないが少し悲しくなる。

せっかくなら「傷跡の一つでもつけてやる」くらいの勢いで頑張ってほしいと思う。

信頼しても信用するな

仕事で「裏切られた」と思うことはよくある。
あの人が言うこと聞いてくれない、頼んでいたことをしてくれないなどなど・・・。

新入社員だったら上司や先輩にお願いすることはたくさんあるだろう。それでも上司や先輩だって人間だ。忘れることもあるのだ。
その度にイライラしていたら身がもたない。

だったらいっそ信用しないほうがいい。自分の仕事を誰かに回したら、最後まで自分で責任を持つ。提出書類の期限が迫っているのに上司から戻ってこないのは、自分が確認しないからだ。

最後は自分の目で確認することをオススメする(こんなことしてるから仕事が溜まるんだよな〜。とも思うが)

全力で失敗する

新入社員のうちはとにかく失敗した方がいい。
理由は2つ
・怒られないから
・失敗して覚えるから

これは新入社員の特権だろう。電話対応だって、名刺交換だって多少の失敗はゆるされる。そして失敗したことは覚えやすい。

私は食品会社の工場に勤めていたのだが、新入社員のときに機械の設定をまちがって、先輩の顔に生クリームをぶちまけたことがある。

それでも先輩は怒らなかったし、それ以来、機械の設定を間違えることは一度もなかった。(内心はぶちぎれてたと思う笑)

失敗が怖くてチャレンジしないことが、社会人経験の中で1番の失敗になる。

そして失敗を経験することによって、こんなことまで許せる寛容な先輩になろうと、自分も成長するのだと思う。

だから新入社員のうちは失敗を怖がらないでほしい。

同期は大切な仲間

私は幸いにも同期に恵まれていた。だから長く勤めることができたのだと思う。私は地方出身者の多い会社で寮生活だったので、なおさら絆が深かったのかもしれない。

部署が違えど悩みのタネは大体同じだ。そんな悩みを共有できる同期を大事にしてほしい。

たまには飲みに行って愚痴って、また仕事を頑張る。いつのまにか愚痴から悩みに変わって、どうしたら良くなるかを考えはじめる。そうやって同期と成長していくのだ。

そんな仲間を大事にしてほしい。


***

以上、私が新入社員に伝えられることを書いてみた。(読み返すとちょっと昭和感があるように感じるが笑)

「言うことが古いんだよね〜」と思っていた先輩のように、いつの間になってしまったのだろう。これが先輩の背中をしっかりと見て育った結果だ。笑

これから私は先輩として、私が伝えたいことを実践できるような職場にしていきたい。

先輩も頑張るから新入社員も頑張れ!

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