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「ノーマル・イン・ジ・アブノーマル」

横道誠著「創作者の体感世界 南方熊楠から米津玄師まで (光文社新書)」読了。博覧強記の研究者で知られる南方熊楠から天才アーティストの呼び声高い米津玄帥まで、古今東西のクリエイターを取り上げ、その才能の秘密を生い立ちや先天的な特性と絡めて掘り下げた1冊。

米津玄帥をはじめ、誰もがその名を知る著名人の生い立ちを徹底的に深掘りし、知られざる1面に焦点を当てたところは素直に面白い。「君死に給うことなかれ」で知られる歌人・与謝野晶子の猛女ぶり(死語か?)が発達特性によるものだという考察には、純粋に目から鱗が落ちる感覚を覚えた。

続編があるとすればぜひ、エジソンやアインシュタインなども取り上げてほしい。

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