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還暦過ぎてもミニー・ザ・ムーチャー
むかしから集会が嫌いである。
だった、というべきか。
それが今だと、月に一度や二度開かれる集会が全く苦痛でない。中には自分が司会を務めるものも珍しくなく、この変わりようは何だろうと思う。
今で言うところの、マウントを取りたかっただけなのか。
自分を中心に審議が進行出来ていれば、それで満足だったかということか。
そうではない気がする。
むしろ、他人なんてこっちの思い通りになるはずないという冷めた
「老い」祓い浄めたまえ
日曜日の朝は、神社の清掃当番だった。この日は8時に家を出なければならず、30分前倒しして作業を始め、その分早めに上がらせてもらう。
僕の班は14世帯。
なぜか同じ地区にもう一つ神社があり、そちらの氏子も数軒ある。よって概ね10世帯で境内の掃き掃除をするのだが、最近では顔を出さない家もちらほら出てきた。
杖なしの歩行ができなくなり、神社まで辿り着くことすら困難な独居世帯。
旦那さんの調子が悪く、
牧神(パン)が目覚める
井上喜惟という指揮者をご存じだろうか。
だいたい名前からして「喜惟」を「ひさよし」と読めというのは、相当に難がある。親が超ひねくれていたのか、徳川慶喜みたいに漢字逆じゃね?的なネーミングが、一部の人にはウケるものなのか。
これだったら、長男が生まれるとき僕が提案して速攻で却下された「僧」の方が、はるかに世間で通用するのではないか。
妻は学校でクラスメイトから殴られ、「なんかモンクあるのか」とさ
世界にひとつだらけの花
SMAP『世界にひとつだけの花』に関しては、その歌詞の解釈をめぐって、むかしから論争があるらしい。
花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね
この出だしから、すでに異論が噴出する。たとえば、
花屋に並べられた花は商品となるべく、特別な環境で育てられる。
商品としての価値を高めるため、「価値なき」雑草は駆除され、同じ花でも売り物にならないモノは