新々茶道教授の独り言

携帯電話機種変更で、以前のページにアクセスできず。ヤフーブログから、三度目の開店。 5…

新々茶道教授の独り言

携帯電話機種変更で、以前のページにアクセスできず。ヤフーブログから、三度目の開店。 50年近く茶の湯・イケバナを学んできました。京都、ローマに3年づつ居住。 新古今和歌集・ルネサンス美術・ミュージカル映画・ジャズボーカルが大好き! 自他共に認める不思議な(お茶のセンセ)

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最近の記事

俳句 古寺

「しぎ焼きや 奈良のみ寺の 供御の膳」 しぎ焼きは、茄子に油を塗り焙った料理。供御とは元来身分の高い方の、召し上がり物。 ここでは仏様への、御供えです。

    • 自賛 優しい人

      「大川さん、お茶では厳しいけれど、それ以外の人には優しいのね。とくに店員さん達には…」 不思議な顔で、聞かれました。 (私も若い頃百貨店勤務だったから、接客の難しさは理解できるからー)確かに茶道関係者以外には、 丁寧に接しています。 ゆっくり分かりやすい様に話し、 待たされても平気です。 そういえば、病院で看護士さんと話した時「失礼ですが、どんなお仕事を?」(はい、お茶を教えています)と答えました。 「それで判りました。ゆったり丁寧に話して下さり、珍しい方と思いました

      • 俳句 一声

        「時鳥 聞こえて山の 深さかな」 山道を行くと、鳥の声が。 その後静まり返り、山の 深さを感じました。

        • 茶席の花

          茶友の稽古場を訪ねると、床には 銅器の花入に大きな蕾の芍薬が! 「ねえ立派な花でしょう!」自慢気です。例に依り返事をしないでいると…「えっ何かいけない?」真顔で聞いてきました。 (絶対この花は洋種の芍薬。八重咲きで、派手な色なんじゃないの) (茶席には一重で、色も淡い品が良いのではー) 「まあお洋服は、華やかな色好きの大川さんから叱られるとはね~」 (私一重咲きで淡いピンク、鉢植えしてるから一鉢分けて上げるよ) 約束しました。 知らずに?洋花を茶席に飾る人が増えました

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        • 俳句
          217本
        • 私はー私もー私が
          106本
        • 茶道
          58本
        • 色々大好き
          10本
        • 和歌ー短歌
          16本
        • 茶道具
          44本

        記事

          俳句 山々

          「一口に 緑と言えぬ 森深し」 改めてミドリに、沢山の違う色を 認識しました。その色の重なりに、吸い込まれて行く私です。

          新古今和歌集 自訳

          「橘のにほふあたりのうたた寝は  夢も昔の袖の香ぞする」 皇太后宮大夫 俊成女 心の悩みに疲れ果て、思わぬ所で、転た寝をしてしまいました。 ふと目を覚ますと、橘の香りが… 夢の中の香りでは、無かったのでした。その香りにまつわる、色々が思い出され辛くなりました。 作者の父(実は祖父)にも、同じ趣の名歌があります。 (たれかまた花橘におもひ出でむ  われも昔の人となりなば) 実は二つの歌には、本歌が有ります。古今和歌集・伊勢物語六十段にある 「五月まつ花橘の香をかげぱ  昔

          新古今和歌集 自訳

          俳句 お参り

          「日盛りの 参拝道の 静けさよ」 暑さのせいでしょうか? お参りする方も少なく、 静かでひんやりして…

          今週の茶道具 香合

          床に「川流千丈清」を掛けたいと、 思い立ちました。丈ジョウとは、尺の十倍約3メートル。 それの千倍?!中国の方のオーバーな表現です。 さてこの軸に対して、どんな香合を…と過去の稽古日誌を見れば、舟・筏などを取り合わせていました。 今回は違う品をと考え、裏流10代認得斎好み「大淀」を出しました。 伊勢の数寄者からの以来で、淀川べりの松の木製。 蓋裏に朱書きで、大淀の文字があります。形も小さい棗に見えますが「白粉解」と言う姿。 さて淀川ならば、何処かに波を出して~考えが広

          今週の茶道具 香合

          俳句 池

          「一日ヒトヒのみ 紫誇る 花菖蒲」 花菖蒲は見事な花ばかりですが、 一日だけで残念です。 まあ脇から必ず二番花が、咲いてはくれますが…

          ファッション異聞 和装

          和服は仕事着でもあり、大いに贅沢をして来ました。 もちろん茶席用と洒落着とは、きっちり分けての上です。 最近女物で、長襦袢を仕立てました。枕草子や新古今を熱愛する私に、うれしい柄行き! 男性は見八ツ口が無いので、袖口から見える長襦袢が目立ちます。 男性は間違えて茶席にも粋な柄を着る人を、良く見掛けます。 小さい柄か無地が、茶席には 良いかも~ もう暑い日も有るので、長襦袢はとっくに単です。 絞りで鯉の滝登りは、自慢の品。 お洒落な友人宅で(少し乱れたので、直させて)と、

          ファッション異聞 和装

          俳句 手伝い

          「先ず一歩 深く踏み出し 田植する」 農業体験で、田植えのお手伝いに。田圃に足をいれるのは、 誠に不思議な感覚でした。 それにしても重労働で、改めて 一飯に感謝です。

          茶会事件簿 御菓子

          正客はどうやら区長様?緊張して座っています。 何と菓子器が運ばれましたが、食籠(蓋付きの器)でした。 我々茶道を学ぶ者でも、恐らく扱い方が難しい品。次客の私から小声で(お取りしましょうか?)尋ねると、「はい」同じく小声の返事が。 そこで菓子器を私の前に引き寄せ、蓋を開けようとしたらー 「まだ取らないで下さい」50代のオ・ン・ナ・亭主から、強い声で叱られました。 慌てて蓋をして、正客前に器を戻しました。「この人は、私の菓子を取ろうとしてくれたんだ。そんなに怒らないでも!」

          茶会事件簿 御菓子

          俳句 太平洋

          「白南風は 灯台を越え 島を過ぎ」 眩しい程の晴天。 風は私の心まで、動かして 行きました。

          不思議な人 携帯電話

          どういう神経なのでしょうか? 歩きながら、携帯電話を見ている人! すれ違う車や人は、目に入っていません。逆に此方が避ける有り様です。 そんなに大切な連絡なら、立ち止まり脇に寄って下さい。猛者は歩きながら、ゲームをしています。 携帯電話の弊害は幾つか上げられますが、一番が「○○ながら」でしょう。駅のホームでも危険な輩を、沢山見て来ました。 もう法律でも制定しないと、この状態から抜け出せないかも? 歩きながら以上に、自転車・車に乗っている人の携帯は怖い、もう凶器です。

          不思議な人 携帯電話