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歯科医の取材で意外な出会い!整形外科医を紹介された理由

こんにちは。

薄曇りの日曜日の午後、
今日は家でまったり過ごしています。

時間もあるので、
私が、健康系ジャンルのライティングを
専門にしていこうと決意したときの話をしたいと思います。


「口の健康」は幸せな一生に欠かせない

健康ジャンルのライターをはじめて
1年目のこと。

女性誌の企画で、「口の健康」をテーマに
歯科医の取材をすることになりました
この日の取材先は、
都内で歯科を開業するA先生です。

最近は、健康のために欠かせないことの一つとして
「口のメンテナンス」が
よく言われるようになりました。

私自身は歯医者ギライ(というか歯医者恐怖症)なので
耳が痛いのですが、
なるべく普段のケアで乗り切りたいと思っているほうです。

年をとったときに
・自分の歯と口で食事ができる
・飲み込む力がしっかりしている
・口内の清潔さを保てる
といったことが重要ですよね。

この日の取材では、そういったことはもちろんですが
若いうちからの
「虫歯ではない口の中のトラブル解消法」
について伺いました。

たとえば
・虫歯でもないのに歯が痛い
・知覚過敏
・かみ合わせが悪い
・顎関節症
・うまく嚙めない
・歯が割れる

ついでに
・慢性的なしつこい頭痛
・肩こり、首こり

なども実は口のせいだったりするんだよね
というお話でした。

「なるほど、なるほど」
と思いながら、話を聞いていたのですが

「でもねぇ、口のトラブルだからと
患者さんは歯科医にくるんだけど
これって歯科治療じゃ治らないことの方が多いんだよね

と、不思議でも何でもないという感じで
A先生、ぶっこんでくるではないですか。

「えっ? 歯科では治らないんですか?じゃあ、患者はどうしたら?」
と、疑問を投げかけると

「だって、原因は口じゃないからね
歯科でできるのは、口周りをちょっと緩めてあげるぐらいかな」

などとのたまうではないですか。

時計を見ると、すでに取材開始から1時間。
A先生の都合もあるし、あんまり長引くのもなぁ
と、頭の中で計算します。

「でも、この話、気になる。やっぱ聞いておこう」

意を決して、聞いてみました。
原因は口じゃないってどうゆうことですか?

A先生を見ると、
ニターッと、満面の笑みでこちらを見ているではないですか。
まるで、エサにひっかかった獲物を見るような眼差し。

「えっ、もしかしてまずいこと聞いた?」
と思う間もなく
「それはね‥‥」
と、A先生が語り始めました。

口と体はつながっている

明らかに、さっきよりテンションが上がっている。

「虫歯ではない歯のトラブルの場合、
最悪なのは削る治療なんだよね」
と、A先生。

そもそも根本の原因は、歯じゃないのだから
削ったところで何の解決にもならない。
それどころか、新たなトラブルを招くだけだと言う。

「では、根本的な問題は?」
と、尋ねる。

「それはね、体のゆがみとかストレスだよ」
と、A先生。

「えっ・・・・・? 体のゆがみ?

何の話だっけ? 
歯の話をしてたよね?
なんで体のゆがみ?

無知な私は
「それは一体どうゆうことでしょう?」
と返すのが精一杯でした。

A先生は、私の反応をみて
「ほらね、知らなかったでしょ?意外でしょ?」
と言わんばかりに、半ば誇らしげな顔をしているではないですか。

いまなら理解できるのです。

人の体は一つですから、口と体はつながっているもの。
口のトラブルが、体の別な部位と関連しているといわれても
むしろ当たり前のことだと思います。

でも、この頃の私は
あまりに無知でした。
「口は口」「体は体」
全く別ものだと考えていたのです。

整形外科医B先生を訪ねた日

A先生の話を聞きながらも、
半ば疑いを隠せない私。
おそらくA先生はそこに気付いたのでしょう。

「面白い整形外科医を紹介するから、取材してみてよ」
と、唐突に言うではないですか。

えっ、整形外科医
口の健康企画なのに?

「僕は、たくさん患者さんを診ているうちに
口のトラブルの原因までは分かったんだけど
なんせ歯科医だから治療のしようがないんだよね。
だから、うちのクリニックにくる患者さんは
整形外科で治療してもらって、
原因が改善されてから口の治療をしているんだよ
と、言うではないですか。

ちょっと何言っているのか、正直分かりません。

突然の申し出に驚きましたが
急遽、雑誌社の編集担当に相談し、
後日、整形外科医に追加取材をかけることに。

こんな展開は、さすがになかなかありません。
ある意味、運命的ですらあるかもと
いまとなっては思うばかり。

整形外科医・B先生との出会い

後日、A先生の紹介を受けて
整形外科医であり、
皮膚科医でもあるB先生のもとを訪れます。

「せっかくだからレントゲン撮りませんか?
動画撮影できるので、骨の状態をみてみましょう
と、B先生。

動画のレントゲン? 
骨の動きが見られるの?
という初めての体験に、断る理由も思い当たらず
されるがまま、レントゲン撮影をしてもらいます。

撮影した動画をB先生の解説とともに確認。

それによると、私の場合

首の5番目の骨がほぼ動いていない
 →上を見る動作が苦手。頭が後ろに倒せない

骨盤が後ろに傾いている
 →姿勢が悪い。下半身太りになりやすい

といったことがわかりました。

この頃の自分の体を振り返ってみると
・だいぶひどい肩こり・首こり
・口のかみしめ
・慢性的な腰痛
・猫背
・副鼻腔炎
・花粉症

などなど、不調のオンパレードだったようです。
が、自分自身では
正直、あまり自覚がありませんでした

いまはいろいろ改善されたからこそ
「あの頃、だいぶひどかったんだな」
ということが
分かるようになったというのが本当のところ。

不調の原因は、悪い姿勢や体のゆがみ?

動画を見ながら、B先生が話してくれたことは
本当に衝撃的でした。

「体の骨が本来あるべきところで
しっかりと動くことができないと
体のパフォーマンス能力はがた落ちになること」

「長年、間違った体の動きをし続けることで
他の部分に「痛み」「しびれ」「肌トラブル」といった
不調がでてくること」

「体の使い方が正しくなると
多くの不調が改善されること」

肩こりや首こり、腰痛のようなものって
悩んでいる人がすごく多いですよね。

それに加えて
歯の痛みとか頭痛とか、
顎関節症、かみ合わせの悪さ
などが気になってきたら、それは体からの深刻なSOS。

原因は姿勢とか体の使い方、ゆがみ、
人によっては過度なストレスにあって
本当はそちらを治すことが先決だとB先生。

体のゆがみが治ったら、歯の痛みがなくなる

「実際、A先生からの紹介でくる患者さんは
みなさん体のゆがみが深刻です
でも、人によっては3回治療に来ただけで
体のクセが改善されて、歯の痛みもなくなってしまった
という人もいる
んですよ」

というではないですか。
本当なのか・・・
気のせいなのか(失礼ですね)

それなら、自分の体で体験してみようと思い、
その日から、B先生のクリニックに通うことに。

気になるのは
・首の骨が本来どおり動くようになるのか
・骨盤は正しい位置に戻るのか
・猫背は治るのか

を3大テーマに、週に1回の治療に専念。

結果はというと
約2カ月の通院で、気になっていた症状の8割ぐらいは改善

「あとは、自分の意識の問題です」
との診断を受け、治療は終了。

姿勢が良くなったからか
20代から続いていた肩こりや首こりが激減
これには本当にびっくり。
ついでに、口のかみしめグセも減ったような

これをきっかけに、
「体は変わる」
ということを実感。

健康系ジャンルを専門としていくことにも、
決意がかたまったときでした。

この頃からはすでに10年近くが経ちますが
いまでも、おふたりの先生方には
健康に関するアドバイザーといった感じで、
お付き合いいただいています。

なんとも幸せなことです。


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