人学塾「智和輪」

「和して同ぜず」は『論語』の言葉で、「君子は和すれども同ぜず。小人は同ずれども和せず」の前半部分を取ったものである。後半は、つまらぬ人間は、やたらに人の意見に賛成するが、真に共感しているのではなく表面だけを合わせているのであり、友好関係は生まれない、という意味である。「付和雷同」(『礼記』)は、雷が鳴ると、それに応じて反射的に響く音のように、自分の定見もなく是非の判断もなく賛成する、ということでほとんど同じ意味である。

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