はちくま

「アラフィフの友達が漫画家デビューした話」をマイペースで呟きます。

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最近の記事

商業デビュー目指して始動!

目標の商業デビューに向かい、ざっくりですが方向性が決まった私達。いよいよBちゃんの本格始動となりました。 ・イラストを毎日1枚(かける時間は30分以内) ・オリジナル漫画のプロットにとりかかる ・フォロワー数は気にしない ・出版社への持ち込み・投稿は一切しない(スカウト待ち) ・無茶はしない(徹夜、睡眠時間を削るのはNG) 以上を意識しながら進めていくのですが、まずイラストはその日Bちゃんが描きたいと思ったものならなんでもアリ。このイラストの目的はとにかく描かない日を少し

    • 絵柄古い問題

      改めてですが私もBちゃんもアラフィフです。私も過去同人活動をしていた時期がありますが、絵を描かなくなってもう長くほとんど描けませんし、たまにラクガキと思ってペンを取ると自分の絵柄の古さに愕然とします!ひとりでたまーーーーに描いてみたりもするのですが、あまりにも下手で古い感じに恥ずかしくなりゴロゴロゴロゴロと床を転がりたくなるレベルです🙈 そして絵柄が古いと感じる問題は、趣味の沼にいた時も悩みを抱えている創作アカさんは少なくありませんでした。 ではBちゃんはどうなのかと言いま

      • Bちゃんが決めた今後

        一次創作用に作ったアカウントで、Bちゃんはフォローとフォロバについて少し悩んでいました。 その当時、複数の商業経験ありのアカさんや絵描きさんの意見には「とにかくフォロワーを増やそう!」という意見が多くみられたからです。 もしフォロワー数を一気に増やしたいなら、作品をマメにあげることは大前提として、 ・自分からも積極的にフォローする ・フォローされたらフォロバもする これらをやれば絵描きさんなら500〜1000フォロワーもそう難しくはないと思います。(これは自身の経験と

        • フォロワー増やした方が良い?

          投稿はせずに出版社側から声がかかるのを待つ。これは再デビューというひとまずのゴールが全く見えない状態でのスタートでした。 「ネットに作品をあげてスカウトを待つ」 シンプルですが、これはなかなか根気が必要です。加えてBちゃんの二大特徴として ・遅筆(完璧主義) ・気持ちが乗らないとどうしても描けない時がある が挙げられるのですが、継続的にネットに作品をあげ続けるなら、そこそこマメにイラストなり漫画なりを描かないといけません。そこで私はBちゃんに提案をしました。 「毎日

        商業デビュー目指して始動!

          投稿はせずに商業の道を

          これから目指す方向性を話していた時、Bちゃんから出た言葉。 「でも投稿はもう絶対に嫌です……」    再び商業作家を目指すと聞いた直後のこの言葉に私は……特にショックはありませんでした!というのは、Bちゃんの過去を聞いて編集者さんに相当なトラウマを抱えているのがわかったので、自分の作品を投稿や持ち込みで批評を受けることはBちゃんの負担が大きすぎると考えたからです。 となると、投稿以外でデビューを目指すルートを探ることになります。私達は普段から色々な漫画家さん、漫画家志望さ

          投稿はせずに商業の道を

          商業を目指したい!でも

          私とBちゃんが、出会ったきっかけであるとある趣味への熱が冷め始めたのは偶然にも同時期でした。幸い私達は趣味の話だけではなく、様々な話題で盛り上がることができました。価値観が似ていて沼から離れても話したいことが尽きなかったことが今の関係が続いている一つの大きな要因だと思います。   そんな私達が趣味の沼から距離を置き始めたとき、一番に話したのは「Bちゃんのオリジナル作品について」でした。 Bちゃんの作品に一目惚れしてからずっと二次創作ではなくオリジナルの作品が読んでみたいと言い

          商業を目指したい!でも

          商業から離れたその後

           Bちゃんはデビューした雑誌と離れたあと、しばらくは他の雑誌に投稿したりもしたそうです。しかし数年間の間に味わった商業の厳しさや理不尽さに心が疲弊してしまったBちゃんは、次のチャンスがなかったわけではありませんでしたが、いつしか投稿作を描くことをやめてしまい、趣味の二次創作の世界にのめり込んでいきました。  自分の描きたいように伸び伸び描ける二次創作の世界。商業ではできなかったことを思い切り楽しむBちゃん。  同人誌でもオリジナル作品を描くことはできます。何故その時一次創作

          商業から離れたその後

          Bちゃんの過去④

           前回は初代担当さんのお話でしたが、今回はまた別の担当さんのお話を。 《漫画をほとんど読んだことがない担当》  初代担当さんから突然「担当変わるんで」と告げられ、2代目の担当さんと初顔合わせをすることになったBちゃん。初代がとても怖い人だったので、次はもっと打ち解けられるような人に当たると良かったのですが……。 「僕、漫画ほとんど読んだことないんです」 「半年に1回、読み切りが載るようにしましょう」  これが2代目担当さんに最初にかけられた言葉で、この時のBちゃんの気

          Bちゃんの過去④

          Bちゃんの過去③

           Bちゃんは商業漫画家生活で、数名の担当編集者さんがついたそうです。その中でも特に印象に残っているお二人について書きたいと思います。 《初代担当さん》  Bちゃんは受賞後に担当編集さんがつきました。当時20代だったBちゃんとは親子ほど歳の離れた女性だったそうです。その担当さんとのやり取りは今でもBちゃんの心に影を落としています。  初代担当さんの特徴は、 ▪︎全く褒めない(ダメ出ししかしない) ▪︎かなり厳しめの口調で威圧的 ▪︎笑顔がない ▪︎雑談などを一切し

          Bちゃんの過去③

          Bちゃんの過去②

          《ネームでの苦悩》  ※担当編集者に関しての話は、私がBちゃん推しなので少々偏った書き方になるのはご了承ください🙇‍♀️💦  受賞と同時に担当編集者がついたBちゃん。まずは読み切りの本誌掲載目指す。そしてそれを積み重ねたあと連載を狙いましょう、的な流れだったそう。ここまでは今でもよくある一般的な流れかと思います。  Bちゃんはその流れの通りまずは読み切りのネームを描くことになったのですが……  出すネームがなかなか通らない。これがBちゃんが最初に経験した商業の厳しさで

          Bちゃんの過去②

          Bちゃんの過去①

           以前からちらほら書いてますが、Bちゃんは20代の時に商業で受賞→デビューの経験があります。超大手出版社の有名雑誌です。  子どもの頃から絵を描くことが大好きだったBちゃんは気がついたら自然に漫画家を目指すようになっていて、大学に通いながら「私はいつか漫画だけで食べていくんだ!」という気持ちを持っていたそうです。  そしてBちゃんは20代でその夢の入り口に立つことができました。夢みた商業の世界、専業漫画家になると決めていたBちゃんはデビューと同時に当時の仕事を辞めてしまい

          Bちゃんの過去①

          私たちの最優先事項

          私はBちゃんが「いずれはもう一度商業で仕事がしてみたい」と言った時、少々踏み込んだことを聞きました。それは、 「経済的にゆとりがあるかどうか」 ということ。 この質問をした理由は、私はBちゃんを応援するにあたり最優先にしているのが 「Bちゃんの健康」 だからです。Bちゃんのオリジナル漫画は喉から手が出るほど読みたかったですが、Bちゃんの健康なくしてはその願いも叶わないからです。 私たちも若い頃に徹夜した経験は数えきれないほどあります。しかしもう無理はできないお年頃

          私たちの最優先事項

          私とBちゃんが今の関係になるまで

          毎日ノルマDMや進捗報告、週3で話す私達ですが、もちろん知り合って即こんな関係になった訳ではありません。私もBちゃんもどちらかというと友達付き合いは得意な方ではなく、付き合いは狭いです。 数年前、とある趣味の沼でBちゃんの描く作品に一目惚れした私は、作品がアップされる度に感想コメントを書き(その度にBちゃんは丁寧な返事をくれました)、少しずつ距離を縮めDMをするようになり、そこから作業通話アプリで直接お話するようにまでになりました。初めてお話した時は緊張していましたが、話し

          私とBちゃんが今の関係になるまで

          今後の書きたいこと

          今はぼちぼちと私とBちゃんのことなどを書いていますが、ある程度事前に書いておきたいことが出し終わったら、Bちゃんに某出版社からスカウトがきた話を始めたいと思います。 ざっくり項目を書きますと…… P社からスカウトされる ↓ P社とのあれこれ ↓ T社からスカウトされる ↓ P社・T社とのあれこれ ↓ T社を選ぶ ↓ T社との打ち合わせ ↓ W社からのスカウト ↓ 連載決定までのあれこれ プロット、ネームの提出回数 担当さんとのやりとり スカウトから連載開始までかかった期間

          今後の書きたいこと

          ノルマDM

          今回は前回の記事で触れた、私が毎朝Bちゃんに送っている「ノルマDM」について書きたいと思います。 私が毎朝Bちゃんに送るノルマDMとはこんな形です。(あくまで一例ですが)  ↓↓↓ 「おはようございます😃 ○○日目のBちゃんのノルマは ・イラスト(○○回目) ・オリジナル漫画プロット(○ページ) です」 ※ノルマの内容はその時Bちゃんに必要なものになっているので、現在はイラストと商業漫画の作画になっています。 このノルマを書いたDMを送るという日課は、Bちゃんが絵

          私とBちゃんの日常

          私とBちゃんは週に3回ほど作業通話アプリを利用しお喋りします。話す内容は漫画のことから雑談まで幅広くなんでもありで、お互い話したいネタがあったらDMに興味のあるポストを共有して、後から振り返り話したりもします。(そうしておかないとお互い話したかったことを忘れてしまうという) 他に私の日課はBちゃんに朝ノルマDMを送る事です。このノルマについてはまた別記事で詳しく書こうと思いますが、ざっくり言うと「今日Bちゃんが(創作関連で)やる事はこれですよ」的なことを送ります。そして夜に

          私とBちゃんの日常