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今日の俳句 あやめ 夏の菊
別所温泉の帰りに塩田平を観光したが、中禅寺という寺のあやめを植えた枯山水と夏の菊が茂っている畑が綺麗であった。
禅寺に欲しき紫あやめ咲く
石庭の白い砂より咲くあやめ
あやめ咲き動き始める枯山水
真言の寺に咲き満つ夏の菊
夏菊の賑やかに咲く禅の寺
今日の俳句 若葉風 風車の花 なんじゃもんじゃ
勤めていた会社の同期生と別所温泉に出かけてきた。帰りは、長く住んだ糸魚川の友人と夕食会をして、翌日、新潟市で友人と昼のみをしてきた。別所温泉の国宝、八角三重塔や塩田平で見た、クレマチスの八弁花の風車の花(六弁が鉄線花)やなんじゃもんじゃの花を詠んでみます。
八角堂大きく包む若葉風
夏燕ゆーらりゆらり湯の町に
信州
今日の俳句 エゴの花 紫陽花
高崎の染料美術館に行ったときに、エゴの花が咲いていた。また、今日、伊勢佐木町の眼科に行く道で、初めて紫陽花が咲いているのを見た。
園児らの踊るダンスやエゴの花
エゴの花えくぼ可愛い女高生
吹く風に鈴を鳴らすやエゴの花
紫陽花や初物を見る嬉しさよ
目の治療終え
今日の俳句 高崎染料植物園 空木の花
昨日は、高崎染料植物園での吟行句会があったが、浅間山榛名山がよく見え、高崎観音も間近で見ることができた。
我が家の小米空木はもう枯れてしまったが、一昨日、近所の箱根空木が咲いていた。今日は、一日、卯の花腐しの雨であった。
雲海の上に浅間の嶺立ちぬ
万緑の中にくつろぐ観音様
吊り橋にみんなで揺れる風五月
今日の俳句 石斛の花 若楓 若葉風
駅へ行く道に、石斛の花を咲かせている家がある。花言葉の「わがままな美人」「潔癖」「天性の華を持つ」というのが、ピッタリである。楓の葉も青々としており、吹く風も湿気がないので、爽やかである。
石斛の花の輝く樹陰かな
石斛の花の貪る樹液かな
安らかに樹陰に休む石斛花
あおぞらへ諸手を挙げて若
今日の俳句 フウロ草
新しい登山道の開拓等で有名な会社の先輩の家から白山風露草を貰ってきて、玄関前に植えてから7,8年が経つであろうか。ほとんど手入れをしないが、いまだに咲き続けている。
昼咲き月見草が、一角に昨年ぐらいから咲き始めたが、この雑草もそれなりに綺麗な花である。
山好きに貰い咲き継ぐフウロ草
玄関に南を向いてフウロ草
雨
今日の俳句 吸葛 忍冬の花 金銀花
1週間前に咲き始めていた吸葛の花が咲き満ちてきた。蜜を吸うと甘いことから吸葛と言われるが、冬でも葉が青いことから忍冬とも言われている。又、始め白く後に淡黄色に変わるため、金銀花とも呼ばれている。
遠き日の甘い思い出すいかずら
忍冬や妻逝きて早や一周忌
降る雨によく磨かれて金銀花
日を受
今日の俳句 白鷺 福田平八郎
京都での同窓会の後、福田平八郎展を見て万博記念公園の日本庭園を見た。自然を隅々まで観察した平八郎の写実的な作品が、日本庭園を見て詠む写実的な俳句に通じるような気がした。幸い、平八郎の代表的な作品、「漣(さざなみ)」の写真撮影が可能であった。
白鷺のきわだつ白さ心字池
白鷺の己が影見る水面かな
白鷺の飛んで天女の舞
今日の俳句 春惜しむ 鯉のぼり
今年の立夏はこどもの日の5月5日であり、妻の一周忌や大型連休に気を取られているうちに、明日が春の終わる日になっていた。今年の春のトピックスは白内障の手術であるが、よく景色が見えるようになったことに驚いている。鯉のぼりを揚げる家も少なくなっているが、とうとう界隈で揚げる家は、一軒になってしまった。
なんとなく暦で気づく春の果
眼の癒えて景色眩
今日の俳句 棕櫚の花 著莪の花
厨子に一泊し鎌倉の報国寺に行ったときに、棕櫚の花と著莪の花が咲いていた。
シュロは日本の温帯地域で古来より親しまれた唯一のヤシ科植物で、花言葉は「勝利」「不変の友情」である。著莪も古くから日本に自生しているが、花言葉は「反抗」「友人が多い」である。葉っぱの鋭い形や、根茎でどんどん増えることからきているようである。
花棕櫚や逗子海岸に近い宿
今日の俳句 手毬花 碇草
報国寺はミシュランの三ッ星の寺だけに、外国人の観光客も多かった。竹林の入り口に、まっ白い手毬花が咲いていて、道脇に碇草も咲いていた。
ミシュランの寺に咲き満つ手毬花
異人らの群がる寺に大手毬
新体操踊る乙女ら手毬花
禅寺にひつそりと咲く碇草
鎌倉の谷戸に根付い
今日の俳句 報国寺(竹の秋一切)
ミシュラン・グリーンガイドの鎌倉の三ッ星の寺に報国寺と東慶寺(二ツ星は建長寺、円覚寺、明月院、銭洗弁財天宇賀福神社、長谷寺、杉本寺)があるが、 報国寺は、孟宗竹の竹の庭が有名な寺院である。「竹の皮脱ぐ」姿を間近に見て、「竹の子」が「今年竹」に、なっていく姿や、抹茶を飲みながら、「竹落葉」を見て「竹の秋」を感じることができた。
ミシュランの三ッ星の寺竹の秋
今日の俳句 若楓 楓の実
昨日から夏日を超す気温が続いている。新緑が綺麗で、楓の花が早や実になるなど、季語的には初夏の季節に入っている。
大空へ今飛び立つや楓の実
プロペラの形が好きよ楓の実
北欧へ旅したき日や楓の実
空色の空に似合ひの若楓
小径へと枝を伸ばして若楓