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世界がたくさんある。とか。

朝、セブンの駐車場のいちばん端っこに車を止めて、買ってきたコーヒーの香りで車内を燻煙させながら10分間のタイマーをかけて本を読んだんですが、10分が思いのほか長くって、驚いています。というか、ふだん時間を意識せずに読んでいる時って、実はたいした時間読んでいなかったんだ! とわかって驚いています。だって、体感的にだいたいここらへんで、ちょっと難しく感じ始めるよな、もうだいぶ経ったんじゃないか? と思ってスマホに目をやると、まだ全然5分もたっていない。

で、10分読書とかそんなん、ちょっとの時間じゃどうにもならんでしょ、と僕は思っていたんですが、いや、10分あなどれん。結構なボリュームだ。一方で、10分くらい読み続けれなくてどうする! みたいな意地があって、それがモチベにつながる。わけのわからんロジックですけど。

で、読んだ本は、デイヴィッド・ルイスの『世界の複数性について』という本です。「僕らの世界は、たくさんある世界のうちのひとつにすぎない」ということを論じていて、僕はこう書くだけで、もうドキドキしてしまいます。この考え方は、様相実在論というらしいのですが、これを信じている(?)哲学者は提唱者のルイスとあともう一人くらい、みたいなニッチすぎる世界らしいです。僕もその短すぎる列の後ろについて行ってみようかと思います!

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