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土用なもんで、湿のおはなし。


ぐちゃぐちゃなあたまの中を整理整頓。

ひとまず、土用と脾の関係を開いてみる


湿という言葉を改めて確認。

湿気という言葉を聞くと、ジメジメ、ジトーっというようなイメージがあがるが、まさに湿とは身体の中で巡らずに停滞している水のことをあらわす。

本来、正常に巡っている水は津液といい、停滞すると湿になる。

この湿は大変厄介もので、身体のあらゆる場所で湿邪となって様々な不具合を起こす。


この湿邪による不具合で、もっとも診る機会が多いのが、関節痛。
膝痛で腫れるのもそう、アスリートが訴える関節の痛みや炎症は遣い過ぎだけでなく、この湿邪によるものが大きく絡んでいる。

また、リウマチ、口内炎、目やに、吹き出物、鼻炎、中耳炎、おりもの(帯下)の増加、逆子、倦怠感。。。他にもあげるときりがないほど、私たちは日頃湿による影響でなんらかの不具合を感じている方が多い。


特にアスリートを診るとき、
どのような疾患においてもまずは自身で治す力、いわゆる自然治癒力、免疫力がきちんと働いているかということを診るようにしている。

これは身体の中央部に位置する(脾)胃が働いているかどうかを診ているという話のことであり、この胃の働きが弱っていると、身体には巡らない水、停滞した水が残り、身体が湿気っている状態、水はけの悪い状態になる。


梅雨時期に感じるあの不快感が身体の中でも常時起こっているとなると大変なのは誰もが想像できるはず。


この湿による問題はアスリートに限らず、湿気の影響を受けるすべての方々に当てはまることであり、日々の養生についても向き合うべきだと感じている。

もちろん、自身へ言い聞かすように。。

余談だが、個人的にスポーツ界でのウォーターローディングは日本という環境において理にかなっていない方が多いのではないか、余計にコンディションを崩す原因になっているのではないか、と考える。



こちらも余談だが、
日頃恩恵を受けているもぐさの原料であるよもぎ(蓬)は余分な水分(湿邪)を除き、胃腸などの消化器の湿邪を除いて、働きを回復する作用があるとのこと。
特に春から夏にかけて、大活躍のよもぎ。

生きていく上で、身体に必要なものを与え、教えてくれるまさに自然の恵みであり、宝であることを改めて感じる。

よもぎもち
よもぎの炒めもの
よもぎ湯やよもぎ茶


まとめようとしたが、ただのよもぎ推しが強く出た感じ。。笑

2023.4.29(土) 昭和の日
春の土用期間🌱

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