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  • 女性アスリートの三主徴

    女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad)を東洋医学的所見に診ていますが、エネルギー不足は女性に限らず、男性も同じように大きな原因になっています。

最近の記事

災害・子育て支援講座

    • ●謝辞○

      ●ハリトヒト。○ 『私だからこそできることがあるって思えるようになりました』 約2時間のZoomでのインタビューで、22年分の想いを振り返ろうなんて至難の業でした。正直、1割も話せていません。。。 本当はもっと明るい話をしたかった🥺笑 今やストイックのかけらも残っていませんが、絶対にはずなさい、見落とさないを常に心がけながら過ごすようにはなりました。 余裕がある状態を保つようにしているので無茶はしません。 それは無茶や無理をしなきゃいけないときの為にエネルギーを蓄え

      • 暑病と熱中症🌞

        この5月中~下旬にして猛暑日に達している地域があるという現実。 わたしが住む伊賀市は真夏日を迎え始めたところですが、有難いことに周辺の木々や竹林達に守られ、冷房器具や空気清浄機等に頼ることなく、爽やかな風を受けながら生活を送ることができています。 この時期になると連日体育祭関連で熱中症にかかり、病院へ搬送されたというニュースを見ると、大変悲しくなります。 これから暑さが増していくというこの時期はまだ身体がきちんと順応していないのです。 夏至を迎えたあと、陽気のピークは折返し

        • 薬物は民を養う要物あり🌱

          推古天皇の薬狩り(薬猟)日本書紀には、推古天皇が現在の宇陀地方・阿騎野で薬猟をされたという記述(611年)が残されている。これは史料で確認できるわが国最初の薬猟の記録である。 薬猟とは宮中行事の一つで、男性は薬効の大きい鹿の角をとり、女性は薬草を摘んだといわれる。 当時、獣狩りをされようとした推古天皇を聖徳太子(厩戸皇子)がお諌めし、中国の風習に倣って、代わりに薬狩りをするように進言し、聞き入れられたとのこと。 これが611年5月5日だということで、端午の節句、薬の日と

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        • 女性アスリートの三主徴
          3本

        記事

          土用なもんで、養生のおはなし。

          季節に関わらず、日本にいる私たちは外側から湿気の影響を受けやすく、また湿った空気を吸い込むことで内側も湿気やすい。 そのような状態で胃腸に負担をかけるような過食をすると余計にだめよというおはなし。 健康のために水分をたくさん飲みましょうというおはなしをよく耳にするが、これは日本にいる環境で日本人がやってしまうと大変なことになる。 日本人の健康法は水分を控えること。 この水をたくさん飲むといいという健康法はもともと海外のモデルさんたちがやって人気になったようだが、彼女らの

          土用なもんで、養生のおはなし。

          土用なもんで、もう少しだけ湿のおはなし。

          日本人には湿の病が多いという話。 それは何故なのか? 日本は四方を海で囲まれた島国であるためにどの方向から吹く風もみな海水の湿気をおびた、湿った風となって人体に当たる。 さらに降雨量が多く、加えて山々が連なる地形が、降雨による水気を乾かすことを邪魔するために湿度が高くなる。 自身も盆地といえば、奈良、京都、三重と夏は暑く、冬は寒いといった地域で住んだことがあるからよくよくわかる。 さらに運気論(五運六気、自然界の気候の変化の法則)には1年を ・厥陰風木(春)🌸 ・少

          土用なもんで、もう少しだけ湿のおはなし。

          土用なもんで、湿のおはなし。

          ぐちゃぐちゃなあたまの中を整理整頓。 湿という言葉を改めて確認。 湿気という言葉を聞くと、ジメジメ、ジトーっというようなイメージがあがるが、まさに湿とは身体の中で巡らずに停滞している水のことをあらわす。 本来、正常に巡っている水は津液といい、停滞すると湿になる。 この湿は大変厄介もので、身体のあらゆる場所で湿邪となって様々な不具合を起こす。 この湿邪による不具合で、もっとも診る機会が多いのが、関節痛。 膝痛で腫れるのもそう、アスリートが訴える関節の痛みや炎症は遣い過

          土用なもんで、湿のおはなし。

          土用なもんで、呼吸のおはなし。

          一呼一吸=一息 つまり 一陰一陽=循環 で、それはどうゆうこと? 理解したつもりの自身の脳内を整理してみると、こんな感じ。 脾が穏やかに、ゆるやかに働いていると、呼(吐く)と吸(吸う)の働きも穏やかに、自然のリズムに調和して働くというのである。 健康であれば、一息とは脈拍五拍分。 一呼で二拍、一吸で二拍、息継ぎで一拍。 正しく呼吸をするとは自然のリズム(無意識かつ心地よい)で呼吸をするということ。 全身(内外)の気の巡りがよくなるということは体内での気血津液

          土用なもんで、呼吸のおはなし。

          土用なもんで、土用のおはなし。

          やっぱり、直接ノートへ書き込む方が頭に入ると感じつつも春の土用期間ということでたまにはこちらのnoteへ✍️ 骨休めな投稿を先にしてしまったので、中途半端に放置していたら春土用期間も中盤に突入。。。 改めて、土用とは四時の季の18日間をさす。 ※立春、立夏、立秋、立冬を迎えるまでの18日間。  最も(春夏秋冬)らしい期間であり、消化器系の脾胃が活発に働く期間。 ➡季節の変化に対応する為に脾胃が活発に働いている。 せっかく身体が次の季節へと準備を進めているのに脾胃を傷める

          土用なもんで、土用のおはなし。

          ピーキングコントロール~内臓疲労~

          なぜそうなったのか、再び起こさないようにするにはどうすべきか。 →未病とは陰陽の不調和が起こること。 大半は私生活の不摂生が多い(生活習慣病)。 →結果だけをいじらない、局所だけをいじらない。 大きな試験前だから、アスリートだからは関係ない。 これらは万人に当てはまるもの。 日々の養生が、最高の富へと繋がることを1人でも多くの方が知り、体感して欲しいと切に願う。 追記 2023.4.21(金) 新月翌日 春土用期間中にて整理整頓✏️📒

          ピーキングコントロール~内臓疲労~

          疲労骨折・骨粗鬆症🦴

          女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad)の1つである骨粗鬆症は東洋医学的視点でみるとアスリートに多い疲労骨折も含まれるのではないか。 骨粗鬆症とは骨強度の低下により、骨が脆くなり骨折しやすくなる骨疾患で、閉経以後の女性に好発します。 また疲労骨折とは骨の同一部分に、外力が繰り返し加わることで起こる骨折です。一度にかかる力は強くなくても、何度も続けて力が加わると、金属疲労のようにその部分が脆くなっていきます。 両者は同義語ではありませんが、何故その

          疲労骨折・骨粗鬆症🦴

          鉄欠乏性貧血(スポーツ貧血🍊🥦🍙🍖🥚)~解決編~

          血液検査において押さえておくべきポイント では、鉄欠乏性貧血であると診断される上で西洋医学的所見である血液検査ではどこに注目すればよいのでしょうか。 まず血清フェリチンが減少し、次いで血清鉄が減少します。その後はヘモグロビン鉄が減少し、徐々に症状が出始めます。 鉄剤を投与すると、まず血清鉄が上昇し、次いで血清フェリチンが上昇します。治療は血清フェリチンが回復するまで続けます。 また総蛋白(TP)、こちらの値もアスリートを診る上で大変重要項目となります。主にエネルギー摂取の

          鉄欠乏性貧血(スポーツ貧血🍊🥦🍙🍖🥚)~解決編~

          鉄欠乏性貧血(スポーツ貧血)💉🙅~基本編~       

          *ゼリア新薬工業株式会社が2020(令和2年)に11月26日を『鉄分の日』と制定。(鉄の元素記号が26であることから1126(いい鉄)にちなんで。) この日を世界ではIron Deficiency Day(鉄分欠乏の日)とされている。 アスリートの中でも特に陸上長距離選手は何度も地面を踏みつけることで赤血球が破壊され(溶血)、また汗からもミネラル分(特に鉄分)が抜けることで発症する可能性が高くなります。更にトレーニングが増すことでリスクが高まることは充分予測がつきますが、そ

          鉄欠乏性貧血(スポーツ貧血)💉🙅~基本編~       

          女性アスリートのコンディショニング🌜️~月経・解決編~

          月経が止まってしまった原因がはっきりしています。それはトレーニングです。 そして、この月経が止まるのは止まるべくして止まっています。 身体を正常に保とうとする為に意味があって止まっているのです。よって月経がくる、こないは放っておきます。 その子の身体が自然と現わすままにしておくようにします。 ただし、定期的に鍼灸施術で瘀血にならないかを気をつけて確認すべきです。 瘀血とは身体の中で巡らなくなった血液のことです。 気血を多く消費するアスリートの多くが血虚の脈になります

          女性アスリートのコンディショニング🌜️~月経・解決編~

          女性アスリートのコンディショニング🌛~月経・基本編~

          女性である限り、月経は切っても切り離すことのできない身体の生理現象です。 自身は女性であり、ランナーとして運動性無月経を経験したことから現役の間、月経は無くても良いのか?大丈夫なのか?という相談をよく受けました。 実際、私は中学1年生から10年間のランナー生活の間、自然に月経が来ることはなく、臀部に打つ筋肉注射やホルモン剤の投与など西洋医学の力を借りて、比較的レースの少ない時期(自身は1~2月)に月経を起こすようにしていました。(初潮は小学6年生になる頃です) 一般的に月

          女性アスリートのコンディショニング🌛~月経・基本編~

          不調和なこころとからだの一致を目指して☯

          この世に存在する万物のもの、それら全てにおいて陰と陽に分けることが出来ます(陰中の陽や陽中の陰という言葉も存在します)。 月と太陽が存在するように、影と光、地と天、女と男、その他にもあらゆる場面において当てはめることが可能です。 これら万物の法則(陰陽論☯)をもとに性ホルモンと呼ばれる女性ホルモンと男性ホルモンの働きを比較した上でどのように向き合えば、アスリートのパフォーマンス向上へ繋げることが出来るのかに着目しました。 また、アスリートに限らず、日々の心と体の状態を安定さ

          不調和なこころとからだの一致を目指して☯