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私の人生を変えた「英語」〜英会話ができたことで得られた経験と出会い〜

私の人生を作るもの、これがあって私の人生が成り立っている、と言えるもの。それは間違いなく「英語力」です。

外国文化に興味を持ち始めたのは高校生時代、その流れで英語力を磨くというのはとても自然な流れでした。それから留学やワーキングホリデー、海外就労を経て思うのは、「英語ができたことで経験できたことがあり、出会った人達がいて、そのどれもが私の人生を豊かにしてくれた。」ということ。

英語力をつけることで得られる体験と出会いは数えきれないほどあります。人生の幅を広げてくれる重要なツールと実感しているからこそ、この記事を読んでくれる人にとって、「英語を頑張ってみようかな」や「子どもに習わせようかな」など、何かを始めるきっかけになれば良いなと思っています。


外国文化を理解したいという想いと、NOVAに通うことから始まった、私の英語力取得への道

まず私が英語力を取得した流れをご紹介します。

<高校時代>
・英語の先生の教え方が素晴らしく英語を理解し始め、高校3年から毎週NOVAに通い始める。
・同時にNBA選手が好きだったり洋画や洋楽も好きで、この外国人達は何を喋っているのか理解したい。憧れの人や文化を理解したい。という思いが強くなる。

<大学時代>
・外国語学部に入り、1年生の夏に3週間のLA語学留学を経験。
・2年生の時に4ヶ月ニュージーランドのダニーデンに留学。ホームステイをする。

<社会人時代>
・語学交換コミュニティーに入り同世代のALT(英語教師)をしていた友人達と知り合い、出来るだけ英語環境に身を置く生活を続ける。(ここで一気に英語力が伸びた。)
・ロンドンにワーキングホリデーで2年間滞在
・帰国後英会話教室のスタッフとして英語環境で5年勤務。(帰国してもアイルランド人の友人と二人暮らしをしたり、パートナーのおかげもありほぼ一日中英語環境にいた。)
・英会話教室退職後、アメリカのディズニーワールドで1年間キャストとして働く。

<現在>
・旅行会社の海外営業を担当。

世界中に広がる家族と友人の輪

私は海外の大学に留学していたわけでもなく、短期間で話せるようになったわけでもなく、ゆっくり継続して英語環境に身を置くことで英語力を身につけたタイプです。現場叩き上げともいうべきでしょう。

海外の大学や大学院に行かれた方などの話を聞いていると本当に素晴らしいなと思うし、なぜ自分は帰国子女ではないのかと何度思ったことか。(笑)でも、英語力を伸ばしていくためにここまで色々な経験をしていると、素敵な出会いにたくさん恵まれました。

ロンドンの友人達と

私を思って叱ってくれたニュージーランド人の父

大学2年で留学した際に、ラグビーの試合を大勢で一緒に見にいった時のこと。皆お腹が空いていた頃自由に席を立つことが容易でなかった状況で、私は友人と売店にいき、自分達の食べ物のみを買って戻りました・・。

その時は何も気づかなかったのですが、帰りの車内でホストファーザーに、「自分達のことだけでなく、周りの事も気遣うことができたんじゃないか」と言われたのです。その時はショックと恥ずかしさと申し訳無さと、なぜ家族以外の人に叱られなければならないのか。という思いさえ一瞬でも浮かんだことを覚えています。
でもすぐに自分のことしか考えていなかった自分を猛省し、ホストファーザーが日頃から私のことを本当の娘のように接してくれていたからこそ、私のために言ってくれたのだと素直に受け入れることできました。

あの車内での出来事は当時19歳くらいだった私にとって痛い出来事でしたが、ホストファーザーの愛ある叱りには本当に感謝しています。
15年くらい前の話ですが、ファミリーとは今でも連絡を取り合う私の大切な家族です。

4ヶ月学んだダニーデンのオタゴ大学

家族の暖かさを教えてくれたイタリア人の友人

ロンドンでワーキングホリデーをしている時に知り合ったイタリア人の友人。同じ職場の同僚で、同い年という事もありすぐに意気投合しました。彼女は常に笑顔で、はっきりと自分の意見が言える凛とした女性でした。日本にいる時から海外の文化が好きだった私でしたが、実際に暮らしてみて初めて知った事がたくさんあります。

とことん楽しむ事も時には言いづらい事を本音で話す事も、イタリア人の彼女から教えてもらう事が多かったし、クリスマスにはベローナの実家に私を招待してくれ、本当の家族のように迎えてくれた家族と親戚の暖かさに感動しました。

私の家族はハグなんてしないし、家族に「愛しているよ」は絶対に言わない日本の家庭なので、もちろん両親も尊敬しているし良い家庭に育ったとは思いつつも、外国人の家族同士の愛情表現の率直さに、羨ましいなと感じる事が多くあったことを覚えています。彼女が家族を何よりも大切にする姿をずっと見ていて、私も当たり前と思っていた家族の存在のありがたさに改めて気づくきっかけをくれました。

ヴェローナでのクリスマス

彼女は今でもロンドンに住み、パートナーとビジネスをしている尊敬できる友人。最後に会えたのは2017年頃になってしまうけれど、間違いなく私のロンドン生活を豊かにしてくれた一人です。

アイルランド人の友人と暮らした三軒茶屋での思い出

ロンドンのワーホリから帰国した私は、ワーホリに行く少し前に仲良くなった友人のアイルランド人の友人を誘い、三軒茶屋で一緒に住むことにしました。
よくお互いの友人を呼んでパーティをしたり、お互いの部屋のドアは常に開けっ放しで家族のような友人と気楽に暮らした毎日は本当に楽しかった。

次の章でも触れますが、彼は英語のネイティブスピーカーなのでたくさん役に立つサイトや情報を知っていたし、私の好きそうな音楽や映画もどんどん教えてくれ、そのおかげで自分では得ることのできなかった情報を得て、彼を通じて新しい友人も作る事ができました。

三軒茶屋時代、友人達と

大喧嘩をしてもう一生会う事はないかもとさえ思った事もありますが(笑)、無事仲直りをして今も良い友人です。

世界を旅しながら自由に生きる彼は、いつも私の人生の背中を押してくれる一人であり、私が書いたモロッコの旅雑誌を今も褒めてくれる一人でもあります。頻繁に連絡を取らなくても、彼の自由な生き方と考え方にいつもインスピレーションをもらっている、感謝してもしきれない友人です。

私の人生に影響を与えてくれた存在は、数えきれないぐらいたくさんいます。
でもこの誰もが、海外に行かず英語を話さなければ出会えなかった存在でした。たくさんの出会いから感情を動かされ、学んだ事があるからこそ今の自分があります。
今自分がやりたい仕事をして自由に毎日を過ごす事ができるのは英語力があってこそだと思うし、私は英語力を身につけてよかったと心から思うのです。

英語で得られる情報量は、なんと日本語の〇倍!

ここまでは出会いと経験について。これからは実際に英語を学ぶことのメリットを数字でご紹介します。

日本人の母国語は日本語。他に日本語を第一言語とする国はないため、およそ日本語話者は人口の1億2千万人(2023年11月現在)ということになります。
一方英語を第一言語または公用語、準公用語とする国は54カ国で、総人口は21億人にも登ります。

これだけみても、英語を使うことでどれだけ多くの人とコミュニケーションがとれるようになるか想像がつくでしょう。またこんなデータもあります。

インターネット上で日本語が占める割合が一体どのくらいかご存知ですか?
実は、わずか3%なのです。

一方、英語は25.3%を占め、もちろん堂々の1位です。つまり単純に言って、日本語の約8倍もの情報が英語でやりとりされているのです。ちなみに2番目に使われることが多いのは中国語で19.8%。日本語は7位に位置します。つまり、英語を読んだり聞いたりできるだけで、日本語の何倍もの情報量に接することができるのです。

The Asahi Shimbun GROBEより

英語の情報量は日本語のなんと8倍
実際に、海外で起きている問題について日本語で情報を得ようとした場合、英語がわからなければテレビかネットの日本語記事に頼ることになるでしょう。でも英語ができれば、翻訳した人やそのメディアのフィルターを通すことなく、現地から発せられた情報に直接アクセスし理解することができます。
SNS上では間違ったニュアンスが一気に広まる事もあり、元の情報を理解してみたらニュアンスが全く違った。なんて事も多々発生しているのを見かけます。

正しく良質な情報を得ることは、自分のためにもとても重要です。こういった面でも、英語力は自分のために身につけておきたいスキルだと思います。

英語力取得の方法はいくらでもある

英語力をつけるには、海外留学をしないといけないと思われるかもしれません。英語でもなんでも語学習得には、できるだけ英語環境に身を置き、言語に触れ続けるかがとても重要です。もちろん海外留学や長期滞在できることに越したことはありません。とはいえ、今ではYoutubeの英語学習チャンネルやSNSでの英会話コンテンツが溢れ、気軽に語学を勉強できる環境は前に比べてずっと充実しています。

オンライン英会話を習う方法もあるし、Language exchangeコミュニティーに入るなど、まずは英語を使う環境を自分で積極的に作ってみてください。
海外留学をしなくても、しっかり語学を伸ばすことは可能です。

英語ができれば人生の経験値も、活躍の場を世界に広げることができ、自分の可能性や視野がグンと広がります。
英語力を身につけることは、プラスにしかならないと断言できます。

ゆっくり、少しずつでも良いです。
英語力をつけるために、今日から一歩を踏み出しませんか?

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