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エレベーターが止まった。やけ酒中。

今日は初夏の陽気。お出かけ日和。
そんなわけで、朝あるところに向かった。

昨日の地震でエレベーター停止。
私の住んでいるアパートだって止まらなかったのに。
なんなんだ。
当然、すぐさまエレベーターの会社に電話したけど、自動復旧はせず作業員が向かうため、何時に復旧するか分からない。
そちらへ何時に行けるかも、何時に復旧するかもわからないとの返答。

この経験が初めてなわけじゃない。だから事情も分かるし優先順位があることも知っている。病院や学校、駅、不特定多数の人が訪れる場所優先。

どうしてもそこへ私は行きたかった。
こんな時に改めて思う。自分が車椅子で移動障害者と呼ばれる理由が。
もし、この階段を昇ることが出来たらと強く思った。
だからといってこの足が動くわけではない。

ものすごく悔しくて、普段飲まないお酒を買って今やけ酒中。
何で私なの?
私には好きなところへ行く自由はないの?
考えれば考えるほど理不尽だ。

もちろん、周りの人に抱え上げてもらえば行けない事もなかったのかもしれない。でも。行きたい場所は10階。
私を抱えて、車椅子を持ってなんてわがままにも程があるだろう。
分かってる。きっとまた行ける日が来る。

誰かの助けを借りなければどこにも行けない。
歩くことはおろか立つことさえ寄りかからないと難しい

AIの発達が目覚しい、この日本で、止まったエレベーターを遠隔操作で動かすことぐらい簡単に思えるのに。

結局、私は残された機能をどうやって活かすかに終始人生をかけなければ
ならないのか。
楽しむことも許されなくなるのかと思った今日の出来事。
本当に悔しかった。

帰ってきて、Xを見たり、YouTubeを観たりして気を紛らわそうとしたけど
全然ダメだった。
それどころか、この世の中、全員が自分より幸せに見えて。
ただ、歩くシーンを見るだけでムカついた。
地獄に突き落とされる感覚があった。

何も見られない私。何も出来ない。あんなに大好きな推しさえ見れない。
今回は重症みたい。辛い。苦しい。
そんな言葉が頭が離れてくれない。
一瞬、死さえも頭をかすめた。
こんな時やけ酒は有効だ。何も考えなくて良くなるから。
成人していて良かったよ。本当に。

エレベーターが止まったくらいで大げさでしょ。でも私はショックを受けている。
こうして、感情表現できているうちはまだマシ。

こんな事を書くと必ず、もっと大変な人がいるんだから。
そんなことぐらいでという人がいるけど、何にショックを受けるかは
人それぞれで、それを否定するほうがどうかしていると思う。
まあ、人間だからいろんなとらえ方があるわけで。この一文だって人から何か言われないためのガード文言なわけ。

私は馬鹿だけど、今日は木曜日。それだけが救いかな。
私の太陽は決して私を否定しない。
いつも、そんな役回りをさせてごめんね。
~おしまい~

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