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子供のためのルーブル美術館(5)古代エジプト・動物の文字が読める?①

みんなも読めるよ、むかしむかしのエジプトの文字もじ



4000年まえの
エジプトの神殿しんでんのとびら


いろんなかたちが ほってある
とりもいるね

むかしむかしの 文字もじだって

はやぶさは 王さま
をあらわす

Faucon : se lit "bik", faucon,
ou plus probablement pour
ce hiéroglyphe d'incrustation
"Hor", le dieu faucon Horus


かもは 男の子
まるいのは お日さま

Le hiéroglyphe "sa" : un canard = "Le fils",
et le disque solaire, ici "Ra" (le dieu soleil)

かみさまの子どもっていう意味いみ

Ce groupe de deux hiéroglyphes
signifie "le fils de Rê", et
précède un nom royal.

はげたか
「しなくちゃいけない」っていう意味いみだって

Le signe qui se lit "mout" : un vautour


ふくろうもいるよ

Le signe "m" : une chouette
IV°-II siècle av. J.-C.
(début de l'époque ptolémaïque)


これ、なんていてあるんだろう

びっくり!
たくさん調しらべて わかったんだって

「…かれらの祭壇さいだんにある
すべてのもの
あなたは つよい力をもつ…」

すごいね
こんなむかしむかしの字も めるんだね


さあ みんなに
もんだい

①『とり』はどこにいるかな?
②『はち』もいるかな?
③『へび』もいるかな?

見つけられるかな



こたえ

①とりは

あ、はげたかもいた

②はち

③へび

こぶらだ!


これに気がついた人いる?


モントゥーの神殿の扉 トレド
ネベペトル・メンチュへテプの治世(前2033年~前1982年)
モントゥ神とサティスという女神が登場する
エジプト神話では、サティス(またはサティ)はナイル川とその大洪水に関連する女神で太陽であるラーの娘。
彼女の名前は、setji(蒔く、広げる)に由来し、「広げる女」を意味し、夫であるクヌムがもたらした水を広げる者として確認されている
Linteau d'une porte du temple de Montou à Tôd règne de Nebhépetrê Montouhotep
(2033-1982 av. J.-C.)

ヒエログリフの列の断片
紀元前6〜1世紀 石灰岩
特に精巧なヒエログリフは、古王国時代の様式を模倣した後期の彫刻家の作品と思われる。列をなして配置され、各グループ(カドラート)内では左から右へ、グループは上から下へ読む。

古代エジプトヒエログリフについて

私たちが26文字のアルファベットを使っているのに対し、紀元前2000年頃のエジプト人は、約70種類の象形文字で言語を表記していた。その半分が日常的に使われていた。しかし、彼らの文字システム複雑だった。
いくつかのヒエログリフ(表意文字)は、それが表す対象である言葉を書くために使われるが、ヒエログリフ(表音文字)の中には、音の価値を持つものもあり、一文字の音よりも複雑な場合が多い。
また、ある象形文字(決定詞)を単語の末尾に置くことで、その単語がどのような意味に属するかを決定する:運動、感情、人間、神など。それらは発音されない。
同じ象形文字でも、いくつかの価値(表意文字、表音文字、決定文字)を持つことができる。
さらに言えば、いくつかの記号は複数の音韻値を持つ。そのため、体系が複雑であり、これが解読を難しくしていた。古代エジプト人にとって、ヒエログリフのリストを覚えるのはかなり早かったが、それに加えて、私たちがスペルを覚えるのと同じように、用法によって確立された書き方を覚えなければならなかった。
職人や女性は読み方を知っていたことが証明されている。
これを使いこなすことで、王や神殿に仕える強力な管理部門にアクセスすることができた。

musée du louvre

子供でもわかる楽しいヒエログリフ 
九州国立博物館
https://www.kyuhaku.jp/j-kouko/img/ouchi/hiero.pdf


お読みいただきありがとうございました。
古代エジプトの文字で彫られている動物や道具、これはなにかな?と想像しながら、お子様とご一緒に見つけてみてください。
私たちがあたりまえに日常使っている文字にも、むかしむかしのおいたちの記録があっておもしろいですね。

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