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サウジカップこれ買います‼️

売り切れ

お品書き

1. 全頭診断
   a. まとめ
   b. 全頭コメント

 能力値のまとめと各馬に関する個人的見解を軽く述べます。今回だけでなく、今後のレースでも応用できるように詳しい特徴を共有していきます。
 まとめ部分では、以下の【まとめルール】に則ってランク付けしています。この時点では、TBや枠順、舞台適性を考慮していませんのでご注意ください。あくまでも自己条件でのパフォーマンスレベル平均値です。


2. 最終見解
   a. 印
   b. 最終見解
   c. 買い目

1-a. まとめを元に買い目につながる見解を簡潔に追記します。なお、買い目に関しては、印や枠順/馬場を加味したまとめ評価をもとにパターン化した馬券戦略をとっています。こちらに関しては、皆様に公開する前に僕自身で検証させていただきたいので、パターン公開はなしとさせてください。また、買い目に関しては前日夜段階に共有を始めますが、この段階ではオッズがどうなるのかわからないため、暫定馬券という形で【現状買いたいと思っている馬券】を載せます。最遅でレース前15分前には馬券を確定します。私用が重なる場合には、早い段階で買い目を確定することもあります。その際に

現状買い目
▶︎ 確定買い目

となっていたら僕の最終的な勝負馬券がすでに共有されていることになりますので、ご確認よろしくお願いいたします。

まとめルール

### 能力評価の例
B2 : G2, G3 馬券内濃厚
C3 : OP 馬券内可能

### ベース評価 -> 適性クラス評価
A : G1
B : G2, G3
C : OP
D : 3勝
E : 2F : 1勝
G : 未勝利

### サブ評価 -> クラス内詳細評価
1 : 高い確率で勝ち負け
2 : 高い確率で馬券内
3 : 馬券内可能


めぐめぐより

 2023年5月あたりから集計というものをより忠実に行い予想を公開してきました。豪語した割には2023年の全体回収率が111.5%と、正直そこまで満足はしていない数字です。今年は150%を目指して本気で頑張りたいと思います。

 今回初めて見に来て下さった方もいると思いますので、最初に申し上げておきますと

めぐめぐは2勝クラス以上の古馬芝短距離レースしか行いません。理由は以下の4点です。

1. 予想コストが圧倒的に減ることにより、皆様に良質な全頭コメントを早いタイミングで共有することができる。
2. 実力通りに決まりやすい上に、舞台適性や馬場適性が如実に直結するので買える馬/買いづらい馬を特定しやすい。
3. 単勝オッズが圧倒的に人気することが少なく、単勝期待値を取りやすい。
4. TBの影響度が大きく、予想がしやすい。

これまで中距離レースも多く予想してきましたが、毎回異なるレース質の予想を続けていくと予想のブレが発生しやすいことも自覚しましたのでこの形を取らせていただきます。

 また、昨年途中から走破タイムの推測や個別ラップの計測など新しい価値を提供する試みをしましたが、予想コストが膨大で意外と恩恵が得られにくい部分だったため、こちらは一度廃止 -> 気になったレースだけ個別ラップを計測するという方針にさせてください。いつもご愛読していただいている皆様には、大きな改変部分ですので何卒ご理解いただけますと幸いです。

今後とも一緒に戦ってくださる方、心から感謝致します。対戦宜しくお願い致します。

馬券収支

・2023年回収率
-> 111.5%

-----↓2024↓------

・勝負レース数
-> 10R

・馬券回収率
-> 59.6%

・馬券的中率
-> 10%

・本命馬単勝回収率 / 複勝回収率
-> 33% / 69%

・本命馬勝率 / 複勝率
-> 10% / 40%

各馬券収支など詳しい集計が気になる方は↓こちらをご覧ください🙇‍♂️

事前情報

◎キングアブドゥルアジーズ競馬場

★コース
- 1周2000m
- 直線400m
- 1800m
 - スタート後長い直線で展開は落ち着きやすい
 - 内外の枠差はあまりない
- コーナー曲率39Rと中山ダートに近い曲率でややきつい

★馬場
- 土由来の砂に松を粉末したウッドチップが混ぜられた馬場
 - 怪我しにくい分タフな脚抜きの悪い馬場
- 水を逃しにくい砂質
 - 砂被りしにくい砂質で芝馬も馬場適性さえクリアすれば走ることができる
- 散水をよくする
 - 基本的には内外均一も雨が降ると内馬場がダメになる
- アメリカやメイダンのダートより平均で1秒半時計がかかる馬場
 - ある程度スピードが出ながら後半脚がなくなる脚抜きの悪さ
- 中央ダートが砂厚9cmに対しこちらは8.83cm

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◎過去レース検討

★2023/2/25
- パンサラッサの超ハイペースの終盤減速ラップ超前傾ラップ
- 全馬脚を消耗してスタミナのある馬だけが後続から伸びてくる形で基本は前がそのまま残ってしまう流れ
- ある程度基礎スピードがありつつ、スタミナの高さとスピードで伸びて来れたカントリーグラマーが僅差の2着。1年前の勝ち馬、エンブレムロードが5着に検討したが、その他7着以内は日本の馬たち。

★2022/2/26
- 3角から徐々に手が動き始めるロングスパート戦
- 4角ではムチを入れ始める馬も出てきて、外目から進出してくる馬も存在
- 楽にコーナリングできると良いがどちらかというと直線で長い脚を使えるスタミナ質の持続力タイプが良い
- キングアブドゥルアジーズOPレースで結果を収めたエンブレムロード1着、メイキングミラクルズ4着、アエロトレム5着
- アメリカダート馬はカントリーグラマー以外敗戦

★2021/2/20
- 3角で軽く手が動き始めるロンスパ戦
- 前目の馬がそのまま残る展開で生粋のアメリカダート馬が最後垂れて4着
- 洋芝でスピードありつつスタミナもあるミシュリフが勝利
- 2着馬はアメリカダートでレベルの違いを見せつけたシャーラタン
- 3着にキングアブドゥルアジーズOPレース勝ち馬のグレイスコット

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◎まとめ

- Cr性能▲以上
- スタミナ質の持続力○
- 位置取り差特になし
- 超タフ馬場持久力
- キングアブドゥルアジーズでしっかり結果を収めてきて前からしぶとく脚を使えてきた馬はここでも強い
- メイダンダート勝ち馬などの快速惰性スピードの馬にはきつい

全頭診断

まとめ

今回は能力評価ではなく、舞台/馬場適性で記載していきます。

★A
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
カーメルロード
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
ウシュバテソーロ
パワーインナンバーズ
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---
スコットランドヤード
ディファンデッド
メイショウハリオ

★B
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
ホワイトアバリオ
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
サウジクラウン
デルマソトガケ
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---
ナショナルトレジャー
クラウンプライド

★C
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
セニョールバスカドール
レモンポップ
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
アイソレート
ホイストザゴールド
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★D
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★E
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★F
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★G
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

全頭コメント

① ホワイトアバリオ

マイルで楽に追走できる基礎スピードを持ち合わせているため、1800-2000mと距離を延長しても他馬が手が動くタイミングで持ったまま押し上げていくことができる。長く良い脚が使えるというよりは基礎スピードを活かして惰性でスピードを持続させるタイプなので早いタイミングで脚を使わされるとラスト減速してしまう。ただ、2023/11/4 BCクラシックのように終始澱みないハイペースで全馬消耗度の高いレース質となり、ラストがスピード<<スタミナ比べとなるとこの馬のスタミナ質な持続力が発揮可能。一方ラストのレース質がスピード質な持続力勝負となった2023/6/10 メトロポリタンSや2023/1/28 ペガサスワールドC、2022/9/24 ペンシルバニアダービーではラストの伸びを欠く結果となり敗戦。よってマイル質なスピード持続力勝負になれば軽視、中距離質のレース展開になるのであれば本命視という形になるか。馬場に関しては、雨の影響でタフになった2022/12/3 シガーマイルHで1,2着馬と差のあるパフォーマンスレベルであったことから、速い流れの良馬場スピードダートがベスト。

② デルマソトガケ

2023/2/25 サウジダービーではこの馬史上1.5秒速い前半2Fペースで展開され、5番手の位置取りが精一杯であったことに加えて、後半内からロスなく立ち回りながら前を行った馬たちとは差のある3着となり、TS値の観点から最後まで惰性でスピード持続可能なアメリカダートはベストではない。先団から距離ロスを抑えて長く脚を使った2023/11/4 BCクラシックは速い流れの消耗戦で2着。同じく速い流れとなった2023/5/6 ケンタッキーダービーではやや後ろから外目を回しながらの終盤戦で追走負荷高く、この馬よりも速い脚を使える馬が多かったことでスピード負け。後半どれだけスタミナ質な流れになるかが鍵だが、BCクラシックで自分から早めに外から仕掛けたホワイトアバリオと比較するとやや劣る印象で、前ががりな展開を後方から3着に押し込んだプロキシーよりもパフォーマンスレベルは劣る。斤量差を加味するとA3-B2あたりか。そもそもUAEダービー、サウジダービーと相手レベルは低いので、ハイレベル戦でどこまで通用するかはわからない。

③レモンポップ

とにかく基礎スピードを活かした追走力が強みで、日本ダートのマイル前後の追走ペースであれば他馬が手を動かす部分で楽にスピードを発揮できる。とはいえ、スプリントレベルのペースになると厳しく、2023/3/25 ドバイGSは前半33.5前後のハイペース。後半減速の前傾ラップで3,4角から手応えが怪しくなった。タフな馬場による問題もありそうなので、スピード質な馬場でラップ差の小さい流れが良い。前半2Fで22秒台の追走力が求められる場合には注意が必要。惰性でスピードを持続できる距離限界が1600mあたり。

④ウシュバテソーロ

ゲートセンスが良くないため、ほぼ確実に後方からの競馬になるが、ラストは良い脚を長く使ってくれる。基礎スピードの観点から、2023/11/4 BCクラシックのようなアメリカダートらしい高速ラップになると追走に苦労してラスト伸びるための脚は残っていないものの2023/3/25 ドバイWCのような日本の馬場に近いタフな流れになると安定したパフォーマンスを発揮できる。3,4角から動かしてもTSを持続できるものの、理想は4角から一気に脚を使って伸びてくる形。特に2023/12/29 東京大賞典は後方からの競馬かつ3,4角我慢で内前残りの展開を一頭だけ外から差し切って快勝。着差以上に評価できる内容だった。合わない馬場質を除いて、世界レベルの相手に結果を残せた実績があるので今後も有力株。

⑤ナショナルトレジャー

スタートはまずまず出られるが、二の足は出していかないとハナを取れない。パフォーマンスレベルの高低差が気分良く競馬できるかどうかにかかっていて、2023/10/1 オーサムアゲインS4着、2023/8/26 トラヴァーズS5着、2023/6/11 ベルモントS6着、2023/4/8 サンタアニタダービーは全て先手を譲る形で3,4角から手が動くロンスパ勝負となり敗戦。距離延長かつ相手レベル強化のトラヴァーズSやベルモントSではしっかり差をつけられる内容。対して他のレースは自分の形で逃げるor2番手内2からスムーズに運べたレース。特に2023/11/4 BCダートマイルではG1戦線で連勝を重ねるコーディーズウィッシュとハナ差2着。これまで緩いペースでのスロー->瞬発力勝負逃げのような形で結果を納めてきたこの馬がしっかり速い流れで結果を残したレース。よって逃げることによるパフォーマンス値の上昇が極めて高いことがわかる。相手関係を見ながら逃げられる展開になるようであれば勝負したい。

⑥サウジクラウン

高いダッシュ力があるので、ゲートの出がまずまずでもすぐにハナを取ることができる。このおかげで、逃げてから後続との差を広げるのも早く、高い確率で自分のペースを刻める。唯一凡走した2023/11/4 BCクラシックでは前半ペースが22.46-45.73と芝短距離並みに速い流れを2番手内2で追走する追走負荷の高い形。距離も2000mに延長したことで早いタイミングで離脱。対して高いパフォーマンスを発揮したのが2024/1/20 ルイジアナS、2023/9/23 ペンシルバニアダービー、2023/7/29 ジムダンディS。特にジムダンディSでは前半軽くかかりなからも3角を楽に追走してスパート。1着馬はG1戦線で連勝してきたフォルテ、3着馬はケンタッキーダービー3着馬でフォルテと差のない競馬を続けてきたエンジェルオブエンパイアと、斤量利はあれどしっかり力を示した。よほど高い確率で逃げられるが、サンタアニタ競馬場のように初手から高速ラップが出るような舞台だと苦しいかもしれない。ラスト長く脚を使える点からもタフな1800mがベスト。

⑦アイソレート

逃げると高いパフォーマンスを発揮できるが、そもそもゲートの出が悪いので二の足頼りになってしまう。さらに前半のペース自体もここまでは速いラップを刻んでおらず、他にダッシュ力の速い馬がいると譲る形になる。逃げれたとしても、通用するかは別の話で、これまで戦ってきた相手は地元でG2を好走できるかどうかという馬たちばかり。2023/3/4 マハブアルシマールでは唯一強いサウンドマネーに次ぐ2着だったが、ここでは差のある2着。さらにサウンドマネーが過去にG1戦線で連勝を重ねたコーディーズウィッシュと5馬身離されるパフォーマンスの差を見せつけられたことを考えると相対的に世界の馬を相手にすると厳しい印象。前半ゆったりしたペースで運びながらラストは惰性で残せるスピード質な馬場が良さそうか。

⑧カーメルロード

ゲートはまずまずも二の足で位置を取れるタイプなので、外目からじわじわ先団のポジションを取りたい。3,4角から楽な手応えで追走し、他馬が追走に苦労するタイミングで高いスピード持続力を発揮することができる。アメリカダートは馬場が速く、この馬自身の時計限界に陥るとともに、ラストが惰性的なスピード持続力勝負になりやすいレース質だと相対的に上に立ちにくい。雨の影響で思いの外、タフな馬場になると追走負荷がかかるためにベストはアメリカダートよりも時計のかかる良馬場。2024/1/13 キングファイサルCでは先行押し切りで差のある勝利を収めた。現地馬同士で戦っているばかりだが、例年のサウジカップ馬券内馬を見ているとキングアブドゥルアジーズのダート1600mの走破タイムレンジは1:36.0〜1:38.0。このタイムを出しつつ距離延長でスタミナ比べするようなローテーションがかなり好成績。そしてこのキングファイサルCでこの馬が出した時計は2着を1.4秒突き放す1:36.15。キングアブドゥルアジーズ競馬場なら高いパフォーマンスを発揮できる可能性が高い。2023/12/15 オープン競争は前半21.92-45.29と、2023サウジカップと同等のハイペースを2番手から追走し、早めに先頭を捉えて粘る競馬。ここで外目を追走して勝ちを収めたスコットランドヤードもともに高いパフォーマンス。レースを重ねて出せる時計が良くなっている点から、叩き良化型の可能性あり。

⑨ディファンデッド

スタートはまずまずもどこからでも競馬できるタイプ。TS値は低いが、早めに動き出しても最後まで耐えず脚を使える点が強みで、3角で手が動いても直線の最後までしぶとい持続力を見せてくれる。とはいえCr性能があまり高くないので、速い流れでの3,4角は外目押し上げをするとかなり追走負荷がかかってしまう。特に小回りで外回しNGのデルマー競馬場で行われた2023/9/3 パシフィッククラシックSや2023/7/30 サンディエゴHはともに中団前目から外目を押し上げる終盤。直線が短いこともありこうするしかなかったが、ラストは脚が無くなり厳しかった。この馬自身のベスト距離が1800mという点からもパシフィッククラシックSでは早々に離脱する厳しいレースとなってしまった。対して直線の長さがある程度確保されているサンタアニタ競馬場では無理して3,4角を押し上げずとも直線で脚がなくなった馬が脱落する中でしぶとく伸びてくるレースパフォーマンスを繰り返し発揮している。特に2023/5/30 ハリウッドGCではラスト厳しくなる2000mの舞台でカントリーグラマーと差のある勝利、2022/10/2 オーサムアゲインSでも良い頃のカントリーグラマーを凌いでのスタミナ質な持続力勝負を押し切った。後半スタミナ質な消耗戦になればなるほどこの馬に有利に働くので、Cr性能が求められないような直線の長い舞台でロンスパ勝負を仕掛けたい。外回し負荷を抑えるためにも内目から立ち回りたいところ。速い流れにも対応できるが、3,4角負荷を考えると時計のかかる馬場の方が相対的に上になるだろう。

⑩クラウンプライド

左手前時の推進力が高いスピード持続力タイプ。ただ馬場が速いと追走に脚を使わされて終いにスタミナがなくなってくる。根拠は左回りで走った①2021/10/3 新馬戦、②2022/2/20 ヒヤシンスS、③2022/3/26 UAEダービー、④2022/5/7 ケンタッキーダービー、⑤2022/9/28 日本テレビ盃、⑥2022/11/3 JBCクラシックの6戦の内容から。この内、馬場が渋ったりそもそもの砂質の観点から速い時計を求められたレースは②④⑥の3戦。この3戦全てに共通しているのは直線で右手前に替えて持続させる走りをしている点。一方①③は直線で手前を替えずに左手前のまま走って押し切り勝ちをしている。①③に関しては相手レベル、馬場質の観点からそこまで速い追走力は求められない舞台になったこと、相手レベルが高いものではなかったことを考えると道中でそこまで脚を使わなかったことで直線は左手前のまま切り替えることなく走ることができたと考えられる。馬自身、疲れたら手前を切り替える生き物だと思っているのでその可能性は非常に高そう。⑤は時計のかかる馬場質で直線で右手前に替えているが、最後に差される形。ここは相手レベル的にも凡走してほしくないレースなのでその中での最低限の結果。3,4角で前との差を縮めるために脚を使ったので直線で右手前に替えていると考察。そして、左手前のままで走った時の推進力の方が目立っているのでおそらくこの馬のベストは左手前で直線を伸びること。そう考えると、右回りコースがベターなイメージで、左回りコースを走るならそこまで速い馬場にならないことが必須だと考える。 

⑪セニョールバスカドール

スタートの出脚が遅いので後方からの競馬になるが、3角から動き始めてラストまで脚を使ってくる。高いCr性能を活かして前との差を縮めながら直線を迎えて、ラスト残っている脚で差し切りをするタイプ。2000mになると脚がなくなるので1800mまで。追走ペースが速すぎると追走負荷が高くなるので時計のかかる馬場の方が良さそう。3角入り口から全馬手が動くような小回りロンスパ戦で相対的に高いパフォーマンスを発揮できるので直線は短い方が良さそう。

⑫メイショウハリオ

ゲートまずまずも二の足が出ないので後方からの競馬がメイン。ギアチェンジ性能が低い分、コーナリング地点から長く脚が使えるので、3,4角から外目をじわじわ動き出してスピードをつけて、そのまま直線で差し切る競馬がベスト。よって3,4角からスピードをつけやすいコース形態を狙いたい。2023/12/3 チャンピオンズCは内で動き出せず直線と内から伸びてくるも前が残りやすい展開で5着まで。2023/11/3 JBCクラシックも後方から前との差を縮めにかかるも前がそのまま残って4着。2023/6/28 帝王賞や2023/5/4 かしわ記念はこの馬の良さが一番光る形で3,4角からの押し上げが効くレース展開。外回し負荷が大きな中京ダートや東京のような直線スピード勝負のような舞台は合わない。

⑬ホイストザゴールド

スプリントまでの基礎スピードはないが1800m以上になるとラストの脚がなくなる馬なので1400-1600mで戦いたい。パフォーマンスレベルはそこまで高くないが、前からしぶとく脚を使える点は魅力。とはいえ良いスタートセンスを持ち合わせているのは言えないので、内枠から前に取り付く形がベスト。

⑭ スコットランドヤード

タフな馬場で長く良い脚を使えるスタミナを有している。2023/2/25 サウジカップでは出負けして行き脚つかず後方外目追走。3角で追走して早いタイミングから離脱するような形になってしまった。1昨年の覇者エンブレムロードでさえも苦労するような追走スピードなので度外視可能。そこから10ヶ月空けて臨んだ2023/12/15 オープン競争では2023サウジCと同様のハイペースラップを外目先行し、追走負荷の高いレースを外目から押し切った。全馬にとって追走負荷の高いレースだったこともあり、走破タイムは抜けているわけではないものの高いスタミナを示した。苦手だったレース質に対応できるようになったのは成長の証か。2024/1/24 キングファイサルCでは前半ゆったりした流れから一気にペースが上がるスピードとスタミナが求められる展開でオーバーヒート気味なラスト。キングアブドゥルアジーズ競馬場では安定して高いスタミナを見せつけているが、その中でも1800mではラストが甘くなり、カーメルロードが上に来る。とはいえ大きな差はないのでしっかり力は示している。

⑮パワーインナンバーズ

地元OPクラスのレースのみ。3連勝を重ねているものの、現地馬相手ばかりで絶対評価は難しいが、サウジのタフな馬場には高い適性を示している。スタート良くじりじりと逃げることはできるもののダッシュ力はそれほどないので、米国馬交えたハイレベル戦だと簡単にハナを取られてしまう印象。スピード値は低いがその分スタミナ面では勝負できる形なのでタフ馬場で自分の競馬ができる舞台で買いたい。この特徴が最大限生きたのが2024/1/27 二聖モクス杯。2022年サウジカップで3着に食い込んだグレイスコットというサウジ馬を下してキングアブドゥルアジーズ競馬場で多くの勝利を収めるスコットランドヤードとのスタミナ比べに打ち勝ったパフォーマンスを披露し、まさにバテバテのスタミナ比べで真価を発揮するタイプ。他競馬場だとスピード不足で足りないだろうが、中盤から減速ラップを踏み続けるタフなキングアブドゥルアジーズ競馬場なら安定して強いパフォーマンスを出せる。2023/11/18 3歳オープンでは3角で他馬と距離感が近くなったらタイミングから後退。画角的によく見えないが前を走る馬の蹴りを受けている可能性などが考えられ、その後は追うこともなくレースをやめての8着なので度外視したい。


最終見解

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