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30年ほど前からも、私の問いに丁寧に答えて下さり、耐久性関連の資料も下さった山本幸一先生が、最新の(木材保存-2024.VOL50.NO3)に寄稿されている。テーマは木材の素材耐久性ではあるが、裏に流れるテーマは、”持続可能資源”のようである。
こう書かれている。 持続可能な世界を築くためのSDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)の一つである気候変動(地球温暖化)対策の観点から、化石資源利用の抑制と天然資源、とりわけ再生可能な木質資源の活用が必須となっている。 以前にも、出している国産材の統計のグラフであるが、積極的に国産材を使える状況にあると思う。 どんどん、国産材の蓄積が増えていくという状況にあるのは今も変わらない。 木材の改質で、耐久性を高めて、エクステリ
杉の芯材の耐久性を特に取り上げたのは、木材の耐久性の大半を決定する、いわば抗腐朽の役割を果たす抽出成分が主に芯材に多く含まれているからだけれど。
東三河で、2000年代、近代的な装備を入れて運営していた組合形式の製材工場によって見学させていただいたことがある。 その頃では、木材の人工乾燥が主力になっていった頃だ。うちの工場では、1990年代に人工乾燥機の導入に踏み切る方向で考えていた。そして、低温除湿乾燥が東三河地区でシェアを占めてたので、低温除湿乾燥を導入していたが。 東三河の製材工場は、もっと早く乾燥する高温除湿乾燥機が入っていた。 低温除湿と高温除湿の両乾燥機の差は、乾燥時間の速さと速さゆえに急激な乾燥での
世界のニュースが身近になってきた。そして、様々な分野での世界の変容が、国内経済に密接にかかわっていることを肌身で知ることになる21世紀
小資源の国、日本では、ある資源の供給が細くなると,多くの資源を輸入に頼っている日本の経済は揺れる。 ちょっと前の、”ウッドショック”の時は、実際、建築用外材の不足で、建築の仕事が止まったりしたのを経験。 幸い、自分らは国産材しか使用しないし、大企業と多くの取引を持つ製材屋とは付き合いがなかったので、殆ど影響はなかったのは運河良かったのだが。 国産材はブームという範疇を超えて、常に一定レベルの状態を保ってほしい。 一過性の補助金などいらなくなるのが、理想なんだけど。