見出し画像

【あがり症】身体の状態に慣れる練習

あがり症の方のための
人前で話す練習会「あがラボ」を
主催しているロン毛です。


今回のテーマは、
「身体の状態に慣れる練習」
です。


あがり症は、“安全な場所”で、
“危険な(緊張する)体験”をし、

「なんとかなったわ〜」
「実際は、危なくないやん」
「失敗しても大丈夫なんや」


と安心感が得られたときに
少しずつ改善していきます。


ちなみに、“安全な場所”とは、

・他の人から評価や批判されない
・安心して失敗できる
・悩みを分かってくれる人がいる
・ビジネス等に影響を与えない


こういった場所をいいます。


こういった場所で、“スモールステップ”で、
“緊張を受け入れ”ながら、話す練習を続けてみる。


そうすれば、少しずつ
その場の「状況」に慣れて、
緊張度合いも軽減されていくと思います。

(その場所が、自分にとって安全になった証拠)


ただ、ここで押さえておきたいのが、
「状況」が変われば、
人は緊張してしまうということ。


例えば、練習会の「状況」に慣れたとしも、

ビジネス等の「状況」になれば、
緊張に飲まれてしまうことはザラにある。


これは、私自身、過去に何度も経験しました。


結局のところ、その「状況」が
自分にとって危険であれば緊張してしまうんですね。


極端な例ですが、
テレビカメラの前で話す状況だったら、
ほとんどの人が緊張するでしょうしね、、、


だからこそ、安全な場所で練習する際に
持っておきたいのが、この意識。


それは、
「自分の身体の状態に慣れる」ということです。


自分の身体の状態に慣れる練習


人は緊張したときに、身体反応が現れます。


声や手足が震えたり、
呼吸がしづらくなったり、
凄まじい動悸に襲われたり、
赤面・発汗したり、
頭が真っ白になったりします。


体から伝わってくるあの感覚は
いつまでたっても嫌なものです。


しかし、そういった体の「状態」に対しても
慣れるという意識を持つことが大切。


あがり症の方は、過去に
身体反応を何度も経験していると思います。


人前で話すシーンで、
毎回、体の変化を感じて、
毎回、それに脅威を感じているんですね。


例えるならば、過去に何度も見たホラー映画。


恐ろしいシーンがいつ来るか分かっていても、
毎回それに恐怖しているようなもの。


もちろん、そうなってしまう理由も分かります。


なぜなら、人は理性より
感情を重視してしまうから。


結果的に、恐怖の感情に目が向いてしまい、
圧倒されてしまいそうになるんですね。

(特に、体から伝わってくる身体感覚は抗いがたい)


しかし、毎回、毎回、恐れていると
それによって恐怖を強める思考が
強化されるので、良くありません。


だから、失敗できる安全な場所で、
「自分の体の状態に慣れる」
練習をしておくことが大切。


先ほども書きましたが、
いくら練習会の「状況」に慣れても、
また違った「状況」になれば人は緊張します。


だからこそ、状況が変わっても変わらない、
「自分の身体」という共通部分に目を向けるんです。



ちなみに、”身体の状態に慣れる”というのは、
緊張を無くすことではありません。


緊張した状態を、”受け入れる”ことです。

(緊張を無くすことはできない)


では、具体的に私が、どうしていたかと言うと、、、


人前で話す時に、身体反応を感じたら
「いつものやつが来たわ〜」と、
考えるようにしてました。


実際に、過去に数えきれないほど経験している
「いつものやつ」ですしね。


そう考えながら練習を続けていくうちに、
身体の変化を「いつものやつ」
受け入れられるようになったということです。

(そうなるまでに、かかった期間は3年以上)


これが、“身体の状態に慣れる”ということです。


まとめ


特定の状況で話すことに慣れたとしても、
状況が変われば、緊張してしまいます。


それは、当たり前のこと。


だからこそ、状況が変わっても変わらない、
「自分の身体」という共通部分に目を向け、
その「状態」に慣れるという姿勢が大切です。


私の経験を振り返っても、

緊張した自分の身体の状態に慣れるという
意識を持つことは、
あがり症の改善にメチャクチャ役立ちましたよ!


最後に告知です。


5/18と26に、あがり症の方専用の
人前(画面前)で話す練習会をします。


よければ、ご応募くださいね!


私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。

(関連リンク)
なぜ緊張を受け入れるべきなのか?
なぜ「恥」を受け入れるべきなのか?
「緊張を受け入れる」ための言葉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?