健常者として生きる
私は障害者です。
え?唐突
しかしこれは紛れもない事実であり、私も日々を生きる上で身に染みて実感している。
軽度ではあるがしっかり注意欠陥優勢のADHD&ASDだと病院で診断されており、おまけに双極性障害やその他もろもろの病気も併発している。
ずっと、自分のことを変わり者のはみだし者だと思っていた。
だって事実なんだもん。しょうがないよ。
変わろうとしなくていい、無理に普通になろうとしなくていい。
それが私の個性だし、ありのままが素敵だよ
…そんなわけが、ない。
自称発達障害の若者が爆増している昨今、“ホンモノ”としてちゃんちゃらおかしな姿を見せつけて生きて生きたい。そう思っていた。
思春期の尖りきった思想。俺はお前らとは違う。特別な存在だ。
けれど履き違えちゃいけない。
私の特別は、誰かに欲しがられるようなものじゃありません。
そんな私が、専門学校に入学してからというもの、まるで生まれ変わったかのようだと周りから言われるようになった。
学校生活だけでなく、お仕事でも。
飲食店でアルバイトをしているのだが、ワンオペでフロアを見ていた時、会計でお客さんに 全部一人でやってすごいね、見てて感心しました なんて言われた。
健常ポイントプラス100点。
障害者手帳を発行していなくてよかった。
もし障害者雇用だったら、こんなに頑張っていてお仕事ができているのにお給料がガクッと下がっていただろう。
けれどミスは多いし、時々思考停止してフリーズしてしまう。
↑これは健常者のフリをする自分に悩む去年の私のツイートである。
未だに申し訳ないと思うことがある。
障害者なのに。いつ爆弾を落とすか分からないのに。
「クラスのリーダーとして、クラス全体を引っ張っていって欲しい」
↑先日、個人面談にて担任に言われた言葉である。
健常者ムーブを頑張っている今の私は、教科担当の先生たちからの評価も良く、既に担任へと話が回っているらしい。
えーっ 白玉大明神が?やるじゃん
だってこの人たち白玉大明神が授業中に泣き出して自刃しようと暴れてたこと知らないもんね笑
そうだよ
過去はいくらでも揉み消せる。
数学テスト0点保健性教育分野のみ93点の私。
授業=寝る時間。サボることが何よりの生きがいだった。
部屋も虫が湧くほどの汚部屋で、自堕落で怠惰で何日もお風呂に入らないで、横になりすぎて後ろ髪がキシキシで。
そんな人間にリーダーなんかつとまるわけないだろ!
入学して1ヶ月、今はまだ嘘で塗り固めているが、ここから嘘のメッキがボロボロと剥がれ、錆びついていくのが怖すぎる。
いついきなり発狂して暴れ出すか分からない。
というかこの健常者ぶってる今の生活はいつまで続くんだろう。
明日が来るのが怖い
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