木守りょう

とりあえず、なにか書きたいのだ。 なので、毎日のなかで「おやっ??」と引っかかってしま…

木守りょう

とりあえず、なにか書きたいのだ。 なので、毎日のなかで「おやっ??」と引っかかってしまったことを書いていく。 くだらないことを笑えたらいいなと思う。

マガジン

  • 書いているのはどんな人?

    とりあえず、自己紹介になりそうなお話。

  • 愉快な美術館

    とりあえず、美術館、博物館をおかしな視点でご案内いたします。

  • 本がいるから大丈夫

    とりあえず、本が好きだっていう話をまとめました。たぶん一生、本のドレイ。

最近の記事

とりあえず、猫と野鳥と父

今はお空のコになってしまったが、かつて猫を飼っていた。 散歩は“3歩”なワンコとは違い、 野山を駆けまわり、 ご近所の飼い犬たちをビビらせ、 ご帰還の際には両手で撫でないと許さぬ…… という、まさに“お猫様”だった。 このお猫様は狩りも得意で、 セミ、ヘビ、野ネズミ、野うさぎなど、 ありとあらゆるものをハントしてきた。 もちろん、同居の者どもに見せびらかすことも忘れない。 瀕死の毒ヘビを連れ帰り、エキシビジョンマッチをはじめられた時には、ド肝を抜かれた。 後にも先にも、

    • とりあえず、1番おしゃべりなコの話

      家にいる時、ふつう、どのくらい話すものなのだろう。 というのも、どうやらわが家は家族の会話が多い方ではないようなのだ。 家族で食事に出かけた際に、知り合いが偶然見かけたそうなのだが、 「3人でいるのに、ひとっっっ言も会話してなかったよ」 と驚かれたことがある。 確かに、出かける際、みんなそれぞれに本(夫はゲーム)を持って行き、待ち時間などは好きずきに過ごしてしまう。 もう、スタート地点から「おしゃべりしよう」という発想がないのだ。 そんな会話少なめのわが家で1番おしゃ

      • とりあえず、大人でしょうか?

        子とランチに出かける。 はじめての中間考査を経験し、学校生活にも慣れてきているようだ。 話していると、たまに大人びたことを言ったりもする。 つい、小学生にするように細かいことを聞き出そうとすると、 「学校からの手紙でも、自律のために根掘り葉掘り聞かないって、書いてあったでしょ」 などと言ってくる。 なまいきだ。 ただ、まだ、大人ぶるのが完全に板についていないところもある。 先日、出かけた時。 後部座席に並んで座っていると、 もうすぐ目的地に着くあたりで、目を閉じて肩

        • とりあえず、おふとんクエスト

          1日目/Mon 朝から雨。いきなりボス(乗車率110%の通勤電車)戦。対戦直後、遅刻しないよう、スピードスター(乗り継ぎ駅をドタドタ走る)をつかう。 仕事をこなし、ボスとの再戦。今回はお客さま救護の名のもとに戦闘を長引かせる戦法。じわじわ削られる。 その間、「お腹すいた。まだ?」のプレッシャー呪文が送られてくる。 急いで買い物をし、帰り着く。 「お風呂洗いと洗濯物は終わらせた」の回復呪文を受けて、昨日用意しておいた夕食を温めて出す。 明日の夕食&お弁当づくりミッションが

        とりあえず、猫と野鳥と父

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          4本

        記事

          とりあえず、シール必須!

          職場でとなりの人からペンを借りた。 借りる時に、 「これは会社の備品じゃなく、  自分のペンなんでっ!!」 と、ものっすごいアピールされる。 えっ…… なぜ…… 今の職場ではまだやってないのに…… なぜ、わたしが妖怪“ブングチラシ”であることに気づいたんだ……。 仕事をしていると、どうしたっていろいろなことを同時進行していかなければならない。 何かに気を取られるたびに あっちでぽとり… そっちでぽとり… 気づくと文房具をまき散らし、行方知れずにしてしまう。

          とりあえず、シール必須!

          とりあえず、何気なーく。

          夜、録画していた「虎に翼」を見る。 今朝のお話はほほえましかった。 落ち込む寅ちゃんと、おいしいものを分けあうシーン。 はげましてあげようっ! じゃなく、 何気なーくな感じがよかった。 見終わり、つい、つぶやいてしまう。 「うふふっ  やっぱり、おいしいものは、  分けあって食べるとよりおいしいよね」 それを聞いていた夫がひと言。 「……  本当においしいものは、  1人で食べてもおいしいよ!」 はて? だから、あなたは…… 自分ひとりだけ、1つしかないア

          とりあえず、何気なーく。

          とりあえず、休日明けのあめは……

          なぜこうも毎週毎週、休み明けに雨からはじまるのか…… 初っ端に雨が降ってしまうことで、土日にわずかばかり回復させた体力ゲージが、ほぼゼロになってしまう。 低気圧がうらめしいっ…… 薄暗い顔で、子の朝ごはんや昼の準備をしていると、何やら導線上にジャマなヤツが。 (くちゃ くちゃ) 「……  なんですか?」 「くちゃ……もぐっ。  飴、いる?」 夫はハイチュウが好きなのだ。 使ったカバンを片付けると、たいがい食べかけのハイチュウが入っている。 (いつ開封したのか

          とりあえず、休日明けのあめは……

          とりあえず、苺、潰したことはあるのか、潰したことはないのか?

          ごはん会をした。 前々から、仕事が決まって少し落ち着いた頃に……と、予告しておいた仲間たちとだ。 お店の候補を3つ(お好み焼き、イタリアン、野菜が売りの居酒屋)出し、個別にどこがいいか質問していたのだが…… A「この間、Bたちとみんなで話していた  ときはイタリアンってなってだけど、  一番のおすすめは?」 B「自分で焼けるんですか?   お好み焼きで!」 C「Bたちと話していて、イタリアンが  いいねってなっていたんですよ!  イタリアンに1票」 D「おまかせする

          とりあえず、苺、潰したことはあるのか、潰したことはないのか?

          とりあえず、ご機嫌いかがでしょうか?

          「おつかれさまです。  本日のご気分はいかがですか?  頼みますよ。詰まったら、また、  ぶん殴られちゃうからね。」 「ツーー… 」 だれとの会話かといえば、 かつてのバイト先の プリンターとの会話である。 大学時代のバイトのひとつが、海千山千な猛者たちをサポートする仕事だった。 日本各地を飛び回り、政治、経済、文化様々なことをよく知るおじいちゃんたち。 こどもの頃に戦争も体験しているし、修羅場をくぐりまくっている。 とにかく、いろいろな話を聞かせていただいた。

          とりあえず、ご機嫌いかがでしょうか?

          とりあえず、犬と暮らしたことはない。

          日中誰もいない時間が長いから……という理由で、今は一緒に暮らしていないが、本当は動物が好きである。 実家にいた頃は、小鳥、ハムスター、うさぎ、猫と暮らしてきた。 犬とは一緒に暮らしたことがなかったのだが、8年ほど前、とうとう実家のほうで、初のわんころを迎えた。 「わが家に新しいコが来ました♪  ポメラニアンの  ホワイトのコです」 母から初めて送られてきた写真は、図鑑に出て来るお手本のような姿だった。 それから定期的に写真が送られて来るのだが…… その度に、毛並

          とりあえず、犬と暮らしたことはない。

          とりあえず、フウフのカタチ

          夏のような日差しの直後に、長袖の上に何か羽織らなければいけないような曇天。 寒暖差&気圧が乱高下。 身体がついていかない…… 修行なのか? 今日から鬼滅が柱稽古編だからか? 進化のために地球に稽古をつけられているのか? ぼんやりといたい頭を抱えながら買い物をしていると、入り口のあたりで話す男女の会話が聞こえてくる。 男性「あ! サラダ油が安いよ。買おうよ!」 女性「米油があるからいらないよ。」 男性「えっ? サラダ油がいいんだよ!     米油とぜんぜんちがうんだよー!」

          とりあえず、フウフのカタチ

          とりあえず、お前はまだトカイを知らない

          車で関東の半島部へ行く。 夫の実家である。 と、田舎感の出る写真を撮って、先週 「やっぱり何もないね。」 と笑っていたヤツにつきつけるつもりだった。 が、山道写真にはちらっとハナミズキ(街路樹)が写り込んでしまうし、田んぼの奥には住宅地が写り込んでしまうしで、ホンモノの田舎には遠く及ばない。 「そりゃそうだよ。一番近いコンビニまでだって、歩いて5分だし〜。」 それはウソだ。 12〜13分かかる。 わたしはあなたの実家からコンビニまで歩いたことがある。 5分だなんて

          とりあえず、お前はまだトカイを知らない

          とりあえず、ゾンビな服の思い出

          自分史上はじめて、毎日スーツを着て仕事をしている。 職種は同じでも、今までの会社はオフィスカジュアルがすぎた。 なんでもありの状態だった。 そこから、ひさしぶりのきちんと服…… 決まった形…… 制服みたい…… 学生時代の制服の思い出が…… ゾンビのようによみがえってしまった…… 中学の制服採寸時。 洋品店のマダムは言う。 「これから大きくなるんだから、今はちょっとブカブカでいいのよ〜」 一番小さいサイズなのにブカブカ…… まくってベルトをしないと、 だら〜ん

          とりあえず、ゾンビな服の思い出

          とりあえず、ぞびぞびゾンビ

          降るのかい? 降らないのかい? どっちなんだいっっ!! という不穏な空模様。 寒暖差の積み重ねもあり、身体が重い。 頬、目玉、くちびる、手や足の筋肉、全部が だる〜ん べろ〜ん だる〜ん と垂れ落ちているような気がしてならない。 何度も鏡を見る。 ギリ……垂れ落ちてはいない。 が、ゾンビな顔色と、虚な目のヤツがいる。 ふらふらと自席に戻ると、 ゴーストのように無の表情でキーボードを叩く先輩…… 頭痛で眉間に皺を寄せフランケンのような部長…… おぉ、仲間た

          とりあえず、ぞびぞびゾンビ

          とりあえず、むかし話

          実家に帰り、ふと思い出したことがある。 子どもの頃、大好きだったむかし話のことだ。 かつてわが家には、日本と世界のむかし話がかかれた絵本セットが置いてあった。 四六判くらいの大きさで、絵本というより冊子といった感じの薄い本が、それぞれが30冊ほどのセットになっていたように思う。 なんだかパッとしないものだったが、お話は充実していて、ど定番からあまり聞き慣れない話まで、様々なお話を読めた記憶がある。 その中に1冊、気に入って持ち歩いていたむかし話があった。 ただ、幼い女の

          とりあえず、むかし話

          とりあえず、お前はまだイナカを知らない

          ん? 右腕がちょっと痛い…… 「翌日に筋肉痛がやって来たー!!」 と、よろこぶ41歳女。 昨日は、「それより、運転の練習をしてほしい…」とのお声をいただきまくった。 でも、お休みなので、引き続き、どうでもいいことを優先していこうと思う。 そんなわけで、散歩に出かける。 「……? これ、進んだ先に何があるの?」 「え? 山と田んぼですけど……」 分け入っても 分け入っても 山道。(あと、田んぼ。) これが、“田舎”である。 そう、勘違いしてはいけないのだ。

          とりあえず、お前はまだイナカを知らない