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東京15区衆議院補欠選挙、意外なダークホース?保守逆転の可能性もあり

割引あり

 過去最多の9人による争いとなった衆議院東京15区の補欠選挙は、立憲民主党の新人、酒井菜摘氏が初めての当選を果たしました。
▽酒井菜摘(立民・新)当選 4万9476票(29.0%)
▽須藤元気(無所属・新)2万9669票(17.4%)
▽金澤結衣(維新・新)2万8461票(16.7%)
▽飯山陽(諸派・新)2万4264票(14.2%)
▽乙武洋匡(無所属・新)1万9655票(11.5%)
▽吉川里奈(参政・新)8639票(5.1%)
▽秋元司(無所属・元)8061票(4.7%)
▽福永活也(諸派・新)1410票(0.8%)
▽根本良輔(諸派・新)1110票(0.7%) (令和6年4月29日NHKニュース)
 

補欠選挙は立憲共産党の野党統一候補が制す。意外なところでは須藤元気氏が躍進の2位。


 事前調査でも先行していた立憲民主・共産党の野党統一候補の酒井なつみ氏が次点に2万票の差をつけ当選しました。投票率は40.7%で前回58.7%に比べて大きく落ち、当確ラインも前回の7万6千から相当落ちたことが分かります。

 今回の特徴としては、前参議とはいえ無所属の須藤元気氏がダークホースで次点となり大きく票を伸ばしたことと、実質的に小池百合子の都民ファがバックについていた乙武氏が思ったよりも投票できなかったことです。小池百合子知事の力の陰りということもできますが、元々日本維新の会と違い都民ファは小池百合子頼みで、政党として独立した支持を獲得しているとまでは言えず、東京都知事選挙に大きな影響を与えるかまでは不明です。

須藤元気氏の応援演説をする山本太郎氏
無所属とはいえ都民ファのバックアップがあった乙武氏伸びず

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