変わりたいなら変われる。未来の種は手の中に
カウンセリングの初日、カウンセラーさんに聞かれたことがある。
「確認したいんやけど、こば君はこの先どうなりたい??」
「できるだけ早く楽になりたいです」(決して人生をしまう意味ではなく)
これが「意思の確認」だった。
カウンセラーさんの経験から、どんなに頑張っても、本人に現状から変わろうとする意思がないと相当難しいらしい。
トマトの種からトウモロコシは生えない。
自分で自分を楽にしたいと思わなければ楽にはなれない。
私の場合、鬱病にかかり休職と復職を繰り返し、死にたい気持ちと死ねない気持ちの板挟みにあった。
自分の価値なんて何もない。社会的に詰んでしまった。生きていても仕方ない。なぜ人並みに普通に生きれないのか。生きることに向いてないんだ。死ぬしかない。
けど、子どもの顔をみると、この子たちを置いて死ねないと思った。なにかにつけて助けてくれる妻にも申し訳なく、遺された妻の行く末を案じた。
あぁ、あっぱり生きていたいな。
この葛藤は本当に辛かった。
辛すぎて、ダメもとで神頼みをしてみた。
「今こんな現状で苦しんでいます。すぐに早く、分かりやすく、この先進むべき道を教えてください。」
驚くことに帰り道、今通っているカウンセラーさんから10年ぶりの連絡があった。ちなみに、カウンセラーさんとは前職で先輩後輩の関係性だった。
カウンセラーさんにこの話をすると、
「それは自分の中に楽になりたいって意思があることに自分で気が付いてたんだよ。」と説明があった。だから自分の願いを素直に祈ることができたと。
自分でも無意識に持っていた「意思」が実際に楽になる現状を引き寄せたのだと説明してもらい得心した。
自分自身の未来は自分が望む方向にある。
目には見えない「意思の力」は「未来の種」だと感じた。
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